俺が元チャンピオンであるのは間違っていない。   作:傲慢です

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7話

サトシが自分のポケモンたちを回復させてもらって数時間後、ハチマンとサトシたちは研究所の裏庭を貸してもらった。

約束した通りにバトルをするためだ。

審判もサトシとシンジのバトルと同様にタケシが務めることになった。

 

タケシ「それでは2人とも、悔いのないようなバトルをするように」

 

サトシ「はい」

 

ハチマン「ああ」

 

ナナカマド博士の言葉にハチマンとサトシが返事をすると、タケシがルールの確認を行う。

 

タケシ「バトルの方式は昨日のシンジとのバトルと同じでいいな?」

 

サトシ「ああ」

 

ハチマン「俺も構わない」

 

タケシ「それでは、始め!」

 

ハチマンとサトシは同時にボールを投げた。

 

サトシ「エイパム、君に決めた!」

 

ハチマン「いけ、ヒコザル」

 

エイパム「エイパ!」

 

ヒコザル「ヒィコ!」

 

エイパムとヒコザルが対峙する。

 

サトシ「エイパム“スピードスター”!」

 

ハチマン「“ひのこ”で打ち落とせ」

 

エイパムは尻尾を振ることで、星形のエネルギーを発射する。ヒコザルは“ひのこ”で“スピードスター”を打ち落とした。先に動いたのはサトシだった。

 

サトシ「エイパム、“ひっかく”攻撃!」

 

ハチマン「ヒコザル、かわして“かえんぐるま”」

 

ヒコザルはエイパムの“ひっかく”攻撃をかわして、かえんぐるまがエイパムに直撃した。

 

サトシ「なに!」

 

ハチマン「畳み掛けろ“ひのこ”」

 

ヒコザルはエイパムに“ひのこ”を放つが、エイパムが尻尾でそれをかわした。

 

サトシ「エイパム“きあいパンチ”!」

 

ヒコザル「ヒコッ!」

 

エイパムの“きあいパンチ”がヒコザルに直撃した。

 

ハチマン「ヒコザル、大丈夫か?」

 

ヒコザル「ヒコッ!」

 

ハチマン「よし、ヒコザル。“ひっかく”だ」

 

サトシ「エイパム、“スピードスター”」

 

エイパム「エイパ!!」

 

ヒコザル「ヒコッ!?」

 

エイパムの“スピードスター”が直撃しそのまま吹き飛ばされて倒れ、目を回した。

 

タケシ「ヒコザル戦闘不能、エイパムの勝ち!」

 

タケシの宣言に一回目のバトルの勝敗が決した。

 

ハチマン「ヒコザル、ご苦労様」

 

ヒコザル「ヒコッ」

 

ハチマン「そう落ち込むな、これから強くなればいい」

 

ヒコザル「ヒィコ!」

 

ハチマンはヒコザルをモンスターボールに戻した。

 

ハチマン「(あのエイパムは中々だな)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハチマンとサトシが次のボールを構える。

 

サトシ「よおし!ムックル君に決めた!」

 

ハチマン「いけ、タツベイ」

 

ムックル「ムクゥ!」

 

タツベイ「タンベィ、タンベィ!」

 

サトシ「次はタツベイか、相手にとって不足ない」

 

ハチマン「タツベイ、“りゅうのいかり”」

 

タツベイ「タンベィ!」

 

サトシ「ムックル、かわして“つばさでうつ”攻撃!」

 

ムックル「ムクッ!」

 

タツベイは“りゅうのいかり”を放つが、ムックルはそれを避けてタツベイに向かっていく。ハチマンが少しニヤリと笑い指示を出す。

 

ハチマン「タツベイ、“かわらわり”で吹き飛ばせ」

 

タツベイはムックルの“つばさでうつ”を“かわらわり”で受け止めて吹き飛ばした。

 

サトシ「ムックル!」

 

ヒカリ「す、すごい」

 

タケシ「あのタツベイ、“かわらわり”で受け止めてそのまま吹き飛ばすとは相当鍛えられているぞ」

 

サトシ「ムックル、大丈夫か!」

 

ムックル「ムクッ!」

 

サトシ「よし、ムックル“でんこうせっか”」

 

ムックルはタツベイに向かって行くが

 

ハチマン「タツベイ“かえんほうしゃ”」

 

タツベイ「タンベィ!」

 

タツベイは“かえんほうしゃ”を放った。ムックルは避ける事が出来ずに直撃してムックルは目を回して倒れた。

 

タケシ「ムックル戦闘不能、タツベイの勝ち!」

 

サトシ「戻れムックル。ありがとう、ゆっくり休んでくれ」

 

ハチマン「よくやった、タツベイ休んでくれ」

 

 

 

 

 

 

 

サトシは自身の相棒に声をかける。

 

サトシ「よし、頼んだぜ。ピカチュウ!」

 

ピカチュウ「ピカ!」

 

サトシの足元にいたピカチュウが前に出る。

 

ハチマン「最後はお前だ。行け、リオル」

 

リオル「リオッ」

 

サトシとタケシはハチマンのリオルを見て驚いていた。

 

サトシ「ハチマンさん、そのリオルは」

 

ハチマン「珍しいだろ、このリオルは色違いなんだ」

 

少し話した後に最後のバトルが始まった。

 

サトシ「ピカチュウ“でんこうせっか”!」

 

ピカチュウ「ピッカァ!」

 

先手必勝とばかりにピカチュウに指示を出すサトシ。

 

ハチマン「リオル“でんこうせっか”」

 

お互いのでんこうせっかがぶつかり合った。両者は後ろに跳ぶ。

 

ハチマン「(中々のパワーだな、リオルが押し負けたか)」

 

サトシ「ピカチュウ“10まんボルト”!」

 

ピカチュウ「ピィカ……」

 

ハチマン「リオル、構えろ」

 

リオル「リオ……」

 

帯電したピカチュウを見ると、ハチマンはリオルに指示を出す。

 

ピカチュウ「チュウウウウウ!!」

 

ピカチュウの前身に纏った電撃が一気に放出され、リオルに襲いかかる。

 

ハチマン「“はっけい”!」

 

ハチマンが指示すると、構えてリオルは右腕に力を溜め、“10まんボルト”が直撃する瞬間に力を解放した。リオルから放たれた右の“はっけい”が“10まんボルト”を打ち返し、電撃はそのまま霧散する。

 

サトシ「なに!?」

 

ピカチュウ「ピカ!?」

 

ハチマン「リオルもう一度“はっけい”!」

 

リオル「リオ!」

 

驚くサトシとピカチュウにハチマンはタイミングを逃さずリオルに指示を出す。

 

リオルは“はっけい”をピカチュウに放つ。

 

ピカチュウ「ピカ!」

 

サトシ「ピカチュウ!」

 

リオルの一撃にピカチュウは吹き飛ぶ。

 

ヒカリ「す、すごい……」

 

タケシ「まさか、ピカチュウの“10まんボルト”を“はっけい”で弾き返すとは……先程のタツベイもそうだが、あのリオルも相当鍛えられているぞ」

 

ナナカマド「ハチマン君らしい戦いだな」

 

ヒカリは2人のバトルに魅入り、タケシはハチマンのリオルの能力に驚き、ナナカマド博士はハチマンのバトルに関心していた。

 

サトシ「ピカチュウ、大丈夫か?」

 

ピカチュウ「ピカ!」

 

ピカチュウはまだまだやれると立ち上がり力強く返事をした。

 

サトシ「強いですね、ハチマンさん」

 

ハチマン「お前もな」

 

サトシはハチマンという強敵とのバトルにわくわくした顔で笑っていた。

 

サトシ「攻めるぞピカチュウ、“ボルテッカー”!」

 

ピカチュウ「ピカァ! ピカピカピカピカピカ!」

 

全速力で走るピカチュウの体に電気が纏う。そのままリオルに向かって突進して行った。

 

ハチマン「(勝負を決めに来たか……)リオル!」

 

リオル「リオ!」

 

膨大な電気の塊となり高速で迫るピカチュウの攻撃がリオルに決まる、その時だ――

 

ハチマン「”カウンター”!」

 

リオル「リィ……オオ!」

 

ピカチュウ「ピカァ!?」

 

クリーンヒットの瞬間、リオルが体にオーラを纏い、身を翻して

ピカチュウに一撃を与える。ピカチュウから纏った電気が消え、そのままピカチュウの体は地面に投げ出される。

 

ピカチュウ「ピカ!?」

 

サトシ「ピカチュウ!?」

 

ピカチュウはフラフラと立ち上がったが、今にも倒れそうになっていた。

 

ハチマン「リオル、“でんこうせっか”で止めだ」

 

リオル「リオッ!」

 

リオルの“でんこうせっか“がピカチュウに直撃した。

 

サトシ「ピカチュウ!?」

 

ピカチュウは目を回して倒れていた。

 

「ピカチュウ戦闘不能、リオルの勝ち。勝者、ハチマン!」

 

サトシ「ピカチュウ大丈夫か!?」

 

ピカチュウ「ピカ……」

 

サトシはピカチュウに駆け寄り抱き上げる。

 

サトシ「ごめんな、また勝たせてやれなくて」

 

ピカチュウ「チャー」

 

サトシの謝罪にピカチュウは笑って応えた。

 

ハチマン「リオル、ご苦労様」

 

リオル「リオッ」

 

ハチマンはリオルを撫でた。

 

ハチマン「ゆっくり休め」

 

ハチマンはリオルをボールに戻しサトシたちの元に歩いていった。

 

サトシ「良いバトルでした。ありがとうございます」

 

ハチマン「そうか、それは良かった。ナナカマド博士、俺はそろそろ行きます。サトシ、また何処かで会ったらいつでも相手になる」

 

ハチマンはそう言い研究所を後にした。

 

 

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