機動戦士ガンダムSEED 連合vsZ.E.O.N. DX   作:ダルマ

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第十一話 ラスティ・マッケンジーは男の子

 翌日、ラスティは昨日の宣言通り、休日を利用して実家に帰省していた。

 

「ただいまー」

 

 アカデミーに入学以降、何度かは帰省していたが、最近は色々あって帰省していなかった実家の玄関を久しぶりに潜るラスティ。

 特に、前回帰省した時からそれほど変化もない玄関で靴を脱ぎ、リビングへと向かうラスティ。

 だがこの時、彼は見落としていた、玄関に見知らぬ靴があった事を。

 

「母さん、ただい──」

 

「お帰り、ラスティ」

 

「お帰りなさい! ラスティ!」

 

「──ま?」

 

 そして、リビングのドアを潜った所で、彼は、リビングのソファでくつろぐ母親と、そしてもう一人。

 美しいピンクの長い髪を靡かせた、屈託のない笑顔を浮かべる可憐な容姿の少女。

 

「って! み、ミーア!!?」

 

 ミーアと呼ばれた少女の姿を目にした瞬間、ラスティは驚きのあまり目を見張り、持っていたボストンバッグを床に落とした。

 

 

 現在プラントにおいて実施されている政策、婚姻統制。

 コーディネイター同士、特に第二世代と呼ばれる者達の出産率の低下が大きな社会問題となっているプラントにおいて、事前の調査により適合率を導き出し、これにより出産の望める男女を結婚させ、出産させる。

 当然ながら、結婚と言う人生の一大イベントを第三者により勝手に決められるという、この自由なき政策に不満を持つ者も少なくはないが。

 一応建前としては、必要な手続きを踏めば、自由結婚も認め得られてはいるものの。その際は、政策促進の為に設けられた補助金等の支援を受けられないなど、行政としては、本音では政策の促進を強く望んでおり。

 

 このように、個々人の感情よりもプラントにおける社会の維持を優先すべく実行されているのが、婚姻統制なのである。

 

 そして、当然ながらプラントの一員でもあるラスティも、この政策の対象者であり。

 これにより、彼にも婚姻統制によって導き出された、高い適合率を誇る女性が許婚として存在していた。

 しかし、ラスティにとっては、その許婚の女性の正体が大いに頭を悩ませるものであった。

 

 そう、ラスティの許婚となった女性とは、何を隠そうミーアと呼ばれた少女。

 原作においては憧れの人物の偽物として活動し、悲劇的な最期を遂げたが。

 なんとこの世界では、その憧れの人物であるプラントの歌姫ことラクス・クラインの双子の妹として生を受け、姉と共にアイドル歌手として活動を行っている。

 

 キャンベルの姓ではなくクラインの姓を持つ、その名を、ミーア・クライン。

 

「な、何でミーアが家に……」

 

「お義母様から、今日ラスティがアカデミーからこちらに帰ってくると聞いたので、会いに来たんです!」

 

「か、母さん!」

 

「あらいいじゃない。ミーアちゃんはラスティの許婚なんだし」

 

「いや、それはそうだけど……」

 

「さ、ラスティ、こっちへどうぞ。移動でお疲れでしょう、座って座って!」

 

 佇むラスティの腕を引いて、ソファへとラスティを誘導するミーア。

 原作と出生は異なるとはいえ、性格などは、あまり原作と相違ない彼女に、ラスティは振り回されっぱなしであった。

 

「今紅茶を淹れますから、ラスティはそこで座って待っててね!」

 

「うふふ、本当にミーアちゃんはいい子ね」

 

「はぁ……」

 

 息子の許婚が、有名人という事を除いても、素敵な女性である事に感動するラスティの母親に対して。

 ラスティ自身は、折角の休日、実家でごろごろ過ごすという無計画な計画が、ミーアが来たことにより破綻した為、深いため息をつくのであった。

 

 

 

 

 その後、ミーアの淹れた紅茶で喉の渇きと移動の疲れを癒したラスティは、自室に荷物のボストンバッグを置きに行くと、程なく、再びリビングに戻る。

 そして再び紅茶を片手にソファでくつろいでいると、不意に、ラスティの母親が口火を切った。

 

「ねぇ、ラスティ」

 

「ん? 何、母さん?」

 

「お昼は途中で食べてきたの?」

 

「いや、まだだけど?」

 

「あら、なら丁度いいわね。……ねぇ、ミーアちゃん。折角だからラスティと二人でランチ、食べに行ったら?」

 

「いいんですか、お義母様!?」

 

「えぇ、ラスティの事だから、どうせ家にいたってごろごろしてるだけでしょうし」

 

 自分の息子に対しての容赦のない母親の言い様に、ラスティは心の中で涙を流す。

 

「母さん! 俺だって、俺なりの……」

 

「な・に?」

 

 刹那、にこやかな笑みを浮かべる母親の、背後から放たれる黒い何かがラスティに突き刺さる。

 

「いえ! 何でもありません!」

 

「なら、ミーアちゃんを失礼のないようにちゃんとエスコートしてあげてね」

 

「イエス、マム!!」

 

 その黒いものの怖さを知っているラスティは、急に背筋を伸ばすと、自身の母親にアカデミーで培った見事な敬礼を行うのであった。

 

 こうして、母親の勧めもあり。

 ラスティは、ミーアと共にランチを食べるべく、出掛けるのであった。

 

 

 実家を後にしたラスティとミーアの二人。

 

「ミーアは、何食べたい?」

 

「ラスティと一緒なら何でもいい!」

 

「ん~、何でもいいってのが一番困るんだけどな」

 

「じゃ、パスタ、パスタが食べたい!」

 

「よし、パスタだな」

 

 肩を並べ、美味しいパスタが食べられそうな店を探すべく、繁華街へと足を進める二人。

 繁華街に近づくにつれて、自宅のある住宅街よりも人通りが多くなり。

 必然的に、周囲からの視線が多くなっていく。

 

 その理由は言わずもがな、ミーアが原因である。

 

 一応、有名人という事もあり、ラスティの迷惑にならない様にと、帽子と眼鏡で変装してはいるのだが。

 隠し切れないオーラが原因と言うべきか、行き交う人々に、プラントの歌姫姉妹の片割れ、ミーア・クラインであると直ぐに看破されていた。

 

「ミーア、少し歩く速度上げるぞ」

 

「え? あ、はい!」

 

 そして同時に、それは肩を並べるラスティにとっても、あまり気持ちのいいものではなかった。

 それは、元父親のジェレミー議員と同じ、親が親なら子も子、と勘違いされるからだ。

 そう、これこそ、以前触れた元父親の再婚に起因する問題なのである。

 

 婚姻統制により許婚となったミーアは、毛色は違えど元父親の再婚相手と同じアイドル。

 その為、世間の一部からは、息子であるラスティも元父親同様アイドル好き、という心無い偏見を持たれており。

 ラスティ自身は、特にアイドルが大好きという訳ではないのに、そんな心無い偏見が、ラスティ自身には不愉快であった。

 

「あ……」

 

 だから、ミーアの手を引いて歩く速度を速め、繁華街へと向かうラスティ。

 

「っと、あ、ミーア。もしかして、早すぎたか?」

 

「い、いえ、そんな事はないよ」

 

 しかし、ふと自身の歩く速度が速すぎてミーアが困っているのではと、足を止めてミーアの方を振り返るラスティ。

 ミーアは、大丈夫と口では言っていたが、その呼吸は、少々苦しそうであった。

 

「……ごめん、ミーア。ミーアの事考えなしに急に歩く速度上げて、ちゃんとエスコートしなきゃならないのに、俺」

 

「そんな、ラスティが謝らなくてもいいんだよ! だから、ね、顔上げて」

 

「ありがと」

 

「じゃ、気を取り直して、美味しいパスタを食べに行こ!」

 

「そうだな」

 

 ラスティにとっては、初めて自分と出産の適合率が高い女性がミーアであると知った時は、驚きと共に困惑の感情が芽生えていた。

 原作とは出生が違うとはいえ、ミーアと言う少女は、ラスティの中では哀れな操り人形という印象であったからだ。

 

 しかし、許婚となり、実際に言葉を交わして親しくなっていく内に、ラスティの中にあったミーアの印象が変化すると共に。

 言葉で言い表せぬ、新たなる感情が芽生え始めていた。

 

 そう、天真爛漫な笑顔を向けて、知らぬ間に何度も助けてくれたミーアに、ラスティは心惹かれていたのだ。

 

 

 その後、繁華街に到着した二人は、個室も完備しているお洒落なパスタ専門店でランチを堪能し。

 ランチの後は、ウィンドウショッピングを堪能する等。

 二人だけの楽しい時間を過ごした後、気が付けば、プラント内の照明は、夕焼け色に変化していた。

 

「んーっ! はー! 今日は楽しかった!」

 

 プラント内が夕焼け色に染まる中、二人は、丘の上にある公園の展望台から、プラント内を一望できる風景を楽しんでいた。

 

「そりゃよかった。必死にエスコートした甲斐があったってものだな」

 

「でも、少し心残りがあるとすれば、あのクマのぬいぐるみが取れなかった事かな」

 

「う、……こ、今度は取れるように、頑張ります」

 

「うむ、よろしい。うふふ」

 

「はは」

 

 クマのぬいぐるみとは、繁華街にあったゲームセンターに立ち寄った際、店内に設置されていたクレーンゲームの景品の事で。

 ラスティがミーアの為にと粘ったのだが、結局自力で取れず。

 見かねた店員が取りやすくしてくれたのだが、それでも結局取れず。

 最後は、心優しい店員が景品をお渡ししましょうかと提案してきたが、そこはラスティにもプライドがあるので断った、という経緯であった。

 

 そんなクマのぬいぐるみの事を思い出し、お互いに笑い合った二人は、不意に、見つめ合い。

 

「ラスティ……」

 

「ミーア……」

 

 そっとミーアの体を引き寄せると、彼女が目を閉じたのを確認し、彼女の顔に自身の顔を近づけるラスティ。

 夕焼け色に染まる展望台で、二人は、最後に優しくキスを──。

 

「ちょ、おい、押すなよ!」

 

「それはこっちの台詞だ、ディアッカ!」

 

「二人とも、あまり暴れるとお二人に気付かれ……うわ!」

 

「のわ!」

 

「くっ!」

 

「「!!?」」

 

 する寸前で、近くの茂みから物音が聞こえ、驚いて顔を引き離すのであった。

 

「いってて、だから押すなって言っただろ」

 

「ふん! ディアッカがもっと踏ん張らないのが悪いんだろ」

 

「まぁまぁ、二人とも」

 

「お、お前ら、何やってんだ……」

 

 物音の方を見ると、そこには、茂みから折り重なって倒れ込むように、ラスティのよく知る三人の姿があった。

 見慣れた制服姿ではなく、同じ休日を満喫中の為三人とも私服ではあったが。

 その顔は、見慣れた同期の三人にして、原作の登場人物でもあるイザーク・ジュール、ディアッカ・エルスマン、そしてニコル・アマルフィの三人であった。

 

「よ、よぉ、ラスティ、奇遇だな、こんな所で会うなんて」

 

 状況から鑑みても、明らかにラスティとミーアがキスする所を茂みから覗き見しようとしていた三人。

 そんな三人の中で最初に口火を切ったのは、ディアッカであった。

 口では奇遇と言っているものの、その表情は、どう見てもばつが悪そうなものであった。

 

「ディアッカ、それにイザークに、ニコルまで……。お前ら、まさか今日一日俺とミーアの後をつけてたのか!?」

 

「な! そんな事などする訳がないだろう! 俺達は、偶然お前たちがこの公園に入っていくところを見かけたから、気になって後をつけただけだ!」

 

「おい、イザーク……」

 

 謝るどころか、逆に開き直って堂々と白状するイザークには、ラスティも呆れて返す言葉もなかった。

 

「ニコル。お前がいながら、何で二人を止めなかったんだよ。それどころか、一緒に」

 

「えっと、僕も、イザークとディアッカとは公園の前で偶然出会って、よく分からずにお二人の勢いに飲まれてしまって」

 

「はぁ、そっか、分かった」

 

 アカデミーでも、緩衝材やストッパーとしての役回りに回る事の多いニコルだが。

 どうやら今回は、共犯ながらも半ば彼も被害者のようで、それを察したラスティは、それ以上ニコルを追求する事はなかった。

 

「あの、ラスティ。こちらの三人は、もしかしてラスティの通っている軍学校の学友の方々?」

 

「あぁ、同期のイザークにディアッカ、それにニコルだ」

 

「はじめまして、ラスティの許婚のミーア・クラインです」

 

 こうして同期三人の事情も理解した所で、後ろで待っていたミーアがタイミングを見計らって同期の三人に自己紹介を行う。

 

「ヒュー、すげぇ、本物のミーア・クラインだぜ、イザーク」

 

「俺はアイドルには興味がないと言っただろ」

 

「テレビで見るよりも断然お綺麗ですね」

 

 三者三様の反応を示した後、ミーアと握手を交わす三人。

 その際、アイドル活動で培ったミーアの笑顔を目と鼻の先にして照れる三人を見て、でも本当の笑顔は自分だけのものなんだぞと、内心優越感に浸るラスティなのであった。

 

 

 

 

 こうして何だかんだとあったが、無事に実家に帰ってきた二人。

 

「お帰りなさい。夕食、もう出来てるわよ」

 

 出迎えた母親の言う通り、ダイニングのテーブルには、色とりどりの美味しそうな料理の数々が並べられていた。

 

「おぉ、何だかいつもと違って今日はスゲェ豪華」

 

「そりゃそうよ、折角ラスティが帰ってきたんだし、ミーアちゃんもいるもの」

 

「あ、そういえばミーア。家には何時までいるんだ?」

 

「明日までだよ」

 

「……え?」

 

「という事で、今日はラスティのお家にお泊りさせていただきます!」

 

「え!? ちょ、聞いてないんだけど!?」

 

「あら、ラスティ。あなた今まで聞かなかったじゃない?」

 

「母さん! 知ってたんならなんで言ってくれなかったんだよ!」

 

「聞かれなかったから」

 

「……」

 

 まさかミーアがお泊りする事になるとは思ってもいなかったラスティ。

 そんな唖然とするラスティを他所に、母親とミーアの女性陣二人は、夕食を食べる準備を進めるのであった。

 

 

「あー、疲れた……」

 

 楽しい夕食を終え、食後のゆったりとした時間を過ごし、入浴を終え。

 そして、やっと迎えた就寝前の一人の時間。

 

 ラスティは、自室のベッドに寝転ぶと、漸く訪れたこの時間をひしひしと堪能するのであった。

 

「ま、でも、何だかんだで楽しかったな……」

 

 天井を眺めながら、色々とあったものの、今日一日楽しめたと振り返るラスティ。

 

「さてと、それじゃ寝るか」

 

 程なく、部屋の電気を消してベッドに横になると、羽毛布団をかけて目を閉じ、夢の世界へと旅立とうとするラスティ。

 

(ん?)

 

 だが、その矢先、彼は足元の違和感に気が付く。

 

(何だろう、何か柔らかいものが当たって……、いやそれより、何だ? 足元が重いぞ)

 

 あまりの違和感に、ラスティは目を開くと、暗い中、羽毛布団をめくって足元を確認する。

 

「……え?」

 

 目を細め、暗闇の中、めくった羽毛布団の中で目にしたのは、可愛いパジャマを着た、ミーアの姿であった。

 

「何をしてるのかな? ミーアさん?」

 

「えへへ。最近夜は冷えるから、ラスティが風邪をひかないように、人肌で温めてあげようと思って。

 

 客室で就寝している筈のミーアが、何故自身のベッドの中にいるのかとの問いに、ミーアはちょろっと舌を出しながら、そう答えた。

 

「ねぇ……、ダメ?」

 

「う!」

 

 そして、暗闇の中、瞳を潤わせ、互いの位置的に自然と上目遣いとなるお願いを繰り出すミーア。

 そんなお願いをされて、一体どれだけの男性が断れるだろうか。

 

 少なくとも、ラスティは断れなかった。

 

「えへへ、ラスティ、温かい」

 

 こうして、ベッドで一緒に就寝する事になったラスティとミーア。

 一人用のベッドの為、密着する二人。

 

 しかし、ラスティには、睡魔以上に込み上げてくる感情により、就寝するどころではなかった。

 その原因は、ラスティの左腕に抱き着き、密着するミーアの、十六歳とはとても思えない魅力に溢れた感触が左腕を通して彼の脳に刺激を与えていたからだ。

 加えて、シャンプーの香りが、嗅覚を通して彼の脳に刺激を与える。

 

(お、落ち着け、俺。た、例え許婚だったとしても、順守すべき順序というものがある! そうだ、こういう時は素数を数えるんだ。二、三、五、七──)

 

 だがラスティは、ハッキリと心音が聞こえる程の胸の高鳴りを抑えるべく、素数を数え始めるも。

 

(三四三三、三四三九、……って駄目だぁ、全然おさまらない! ……は!? なんであっちまで起動してるんだよ!?)

 

 胸の高鳴りはおさまる気配がなく、それどころか、ラスティのラスティが高らかに起動している事に気が付く。

 

「ねぇ、ラスティ」

 

「え?」

 

 そんな状況の中、不意に、ミーアの囁くような声が聞こえる。

 

「辛いなら、辛抱しなくて、いいんだよ?」

 

 その悪魔の様な囁きが、ラスティの中の何かを崩壊させた。

 

(うぉぉぉっ!! ここでやらねば男が廃る! そうだ、成せば成る! ラスティ・マッケンジーは男の子!!)

 

 そして、飢えた野獣の如く瞳をぎらつかせ、ラスティは今、自らの欲望の赴くがままに行動を始めた。

 

(ラスティ・マッケンジー、いきまーっす!!)

 

 こうして、欲望と快楽に溺れた二人の夜は更けていくのであった。

 

 

 なお、これは本人が気付かぬ事であったが。

 夕食の料理に使用されていた食材は、何れもステーキや卵、それに穀物類やアボガドにきのこ類等々、所謂精の付く食材であった。

 

 

 

 

 そして、翌日。

 ラスティは学び舎であるアカデミーに戻ってきた。

 

「あ、よぉラスティ、おは……」

 

「あぁ、アスラン、おはよう」

 

 その際、たまたま寮の廊下で出会ったアスランがラスティに声をかけようとしたのだが、ラスティの顔を見て、アスランは声を詰まらせてしまった。

 

「ら、ラスティ、何だか、休日前よりもやつれた?」

 

「あぁ……、ちょっとな。休日、色々あってさ」

 

 そして、何処か生気を吸い取られた様なラスティは、ふらふらと自身の部屋へと向かい。

 アスランは、何処か哀愁漂うラスティのそんな後ろ姿を、それ以上何も言えずに黙って見送るのであった。




「あなたはいい息子だけれども、恋愛に慎重なのがいけないのよ」
「母さん、謀ったな! 母さん!!」

という訳で、シリアスばかりだと疲れるので、ここらでミルクたっぷりなシリアルなお話。


ご愛読いただき、本当にありがとうございます。
そして、次回もご愛読のほどよろしくお願いいたします。
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