風の聖痕 新たなる人生   作:ネコ

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第1話

 その庭では、複数の子供たちに囲まれ、全身の至るところに火傷や擦り傷を負い、倒れ伏す子供がいた。子供の年齢はまだ幼く、見た限りでは小学生くらいだろう。誰が見ても、その火傷の状態は重症。満足に動くことすらできずにいるのは明白だった。

 囲んでいる子供たちは、下は小学生にも満たない子供から、上は小学生高学年まで幅広い。その囲む子供たちの顔は、この場に似つかわしくない笑みを溢れさせ、それどころか笑い合って負傷した子供を見下している。まるで、それが当然であるかのように。その場にいる誰一人として、倒れ伏す子供を助けようとも、助けを呼びに行くこともしなかった。

 子供が動かなくなったことを、ひとりの子供が倒れ伏す子供を蹴りあげながら確認すると、つまらなさそうな表情へと変わる。

「今日はもう終わりかよ」

「まあ、まだいつもよりもった方じゃないか?」

「まだ、練習したいのにー」

 子供たちは、動かなくなった子供に対して、口々に批判する。この火傷を負わせたのは、他ならぬこの子供たちであった。

 この場にいる者たちは、炎術師……火炎を操る才を持つ一族だったのだ。

 その才に差はあれど、古く、昔から代々受け継がれ、今でも多少衰えてはいるが、基本的に炎の加護は健在で、この一族の者である限り炎で火傷を負うことは無いと言っていいだろう。

 但し例外はいる。倒れ伏す子供も同じ一族ではあったが、何故か炎の加護が受け継がれることはなかったのだ。そのため、同じ一族の子供たちからは、『一族の面汚し』や『恥さらし』など、自分たちの親が口にしていることを、意味も分からずに言葉にされ続けていた。

 この日も、子供たちの炎術の練習という名目で的にされ続けていたのだった。この場には子供たちしかいない。詰まるところ、この暴挙を止める者などいなかったのである。来る日も来る日も同じことが続けば、身体の傷もそうだが、心にも傷を負う。しかも、大人たちは極一部を除き、自分の親すらそれを止めようとはしなかった。その日、その子供の心は、この時をもって折れてしまった。

 

 時を同じくして、人生をやり直したいと願う男が、飛び降り自殺を図る。その男は、人が良いことを利用され、莫大な借金を背負わされていた。

 友達の男に、頼れるのはお前しかいないと、泣いてせがまれ、連帯保証人に署名したが最後。その友達だった男は署名して数日後、すぐに蒸発し、借金だけが男に残された。

 他にも名前は記載されていたが、それは男を騙すためのもので、実質払うことになるのは男だけだったのだ。

 男は優秀だった。色々なことをそつなくこなし、頭もよかった。しかし、それを鼻にもかけることはなく、周りへの面倒見もよかった。そのため、自然と頼られることが多く、男は真摯にそれに応えてきた。今回の借金の話もそうだった。同じ大学を出た同期。会社は違うが、年に何度か会ったりもしていた。それを、いとも容易く裏切ってきたのだ。

 男は最初気付かなかった。その話が来るまでは……。

 家に、強面の男たちが押し寄せ、借用書を突きつけてきたのだ。その借用書に見覚えのあった男は、すぐにその借金をした張本人へと電話をかけたが、繋がらない。そして、借用書を持った男たちから返済を求められたのだ。その額は金利がおかしいくらいに高く設定されており、元の金額などあっさりと越えて膨れ上がり、男ひとりではどうしようもない程にまでなっていた。

 男は法手続の元、諦めて破産手続きをしようとしたが、それを認めるような相手ではなかった。毎日のように付きまとい、会社にまで押し掛けてくる。

 日に日に男の精神は崩壊し始め、周りの人間全てが、自分を追い込むための敵に見え始めていた。そして、とうとう行動に移してしまう。

 包丁を持ち、何時ものように近付いてきた男を刺したのだ。それまでの恨みを晴らすかのように、それは何度も……何度も刺した。気が付いたときには、男を含めて周囲は血まみれになっていた。

 今の人生に絶望した男は、そのまま近くのビルへと登り、なんの躊躇いもなく飛び降りた。次の人生では誰も信じないと、そう思いながら───

 

 

 

 気が付いたとき、そこは和室の一室だった。身体は痛みを訴えているが、まともに身体を動かすことは叶わない。それでも無理に首を動かして部屋を確認する。

 部屋は殺風景なもので、家具などはなく、ただ布団のみが敷かれているだけだった。布団の横には盆の上に水差しが置かれ、その隣にコップが置かれている。

(助かってしまったのか? あの高さで? 病院では無さそうだが……)

 そこで男は違和感に気付く。身体の感覚はある。痛みはあるが、手足の指先まで、感じることができる。しかし、あの高さから落ちて、五体満足でいられるなどおかしかった。それに加えて、異様に小さく感じるのだ───自分の身体の感覚が……。違和感を覚えない方がおかしかった。

 動かない痛む身体をもどかしく感じながら、それでも身動ぎしていると、部屋に誰かが入って来た。男は、その入ってきた者へと視線を向ける。入ってきたのは、和服に身を包んだ見知らぬ男だった。

 男は布団に寝ている男へ目を向ける。その目は冷たく、蔑むような、見下しているようだった。いるよう……というより、実際そうだったのだろう。

「またか……情けないな」

 男は心底失望したかのように、表情は一切変えずに言ってきた。

 なぜそのようなことを言われなければならないのか、分からずに黙っていると、しばらく沈黙が部屋を包む。

 布団に入ったまま、動くこともなければ、何も話さない男へ、部屋へと入ってきた男は独り言のように話していく。

「明日からは、私自ら鍛えてやる。ありがたく思え。

 そのような体たらくでは、神凪一族として恥ずべきことだからな」

 男は言い終えると、もう言うことはないとばかりに、速やかに部屋を出ていってしまった。

 残されたのは、部屋の中央に敷かれた布団から出ることもできない男のみ。

 男は先程の男の言葉を含めて考えていた。見たことのない場所。見たことのない男。聞いたこともない言葉。そして、身体の違和感。それらを結びつける。これは、もしかして本当に新しい人生なのではないかと。

 神凪と言う名は珍しいが、全くないということはない。しかし、男は知らないことだが、それは表の社会の話のことで、裏の社会でのその名は、危険という認識で広がっていた。

 神凪一族は、炎を操り、対象としたものを燃やし尽くす。それは、物や人を問わず、霊体ですらその対象にすることができた。それ故に、恐れられると同時に、霊体の祓いに関しては、神凪一族に頼っていたのだ。そのため、その筋では名門として名が通っていた。

 それらの事を男が知ることになるのは、まだ少し先のことになる。

 

 医者の腕がいいためか、それとも元々の身体の回復力がいいためか……翌日には多少動けるまでになっていた。その動けるようになった身体を男は確かめる。身体中に未だ包帯を巻かれてはいたが、その身体は、男のよく知っている自分の身体ではなく、他人───それも子供の身体だった。

 男は現実が信じられずに、何度も身体を動かしては、自分の身体を見回していた。いきなり知らない身体になったのだ。無理もない。

 食事に関しては、こちらについても、知らない女が持ってきた。その女は前に入ってきた男同様、冷たい表情のまま何も話すことなく、食事だけを置いて部屋を出ていく。まるで、話すことはないと言わんばかりに。

 その日の夕方から、入ってきた男の、去り際に言った言葉が現実となる。

「ついてこい」

 鍛えてやるという、その言葉の意味することが分からずに、男───子供は問答無用で連れていかれた。部屋に入ってきて早々に言われた「ついてこい」……その言葉には、抗うことすら許さないという意思が込められていた。

 連れていかれたのは、広い道場のような場所だった。その中央に来たと同時に、いきなり子供の視界は反転する。

「甘すぎる。いつも油断などせず常に周囲を警戒しろ」

 子供の視界が反転した理由は、男が足払いをかけたからだった。子供は見知らぬ場所に意識を奪われていたため、全く反応すらできなかった。仮に男へ意識が向いていたとしても、対応できたかは甚だ怪しいものだったが……。

「いつまで寝ているつもりだ。早く立て」

 子供は未だに、フラフラする身体を起こし立ち上がると、またすぐに男から足払いを受ける。男は腕を組んで立ったまま、子供を見下ろし、また言い放つ。

「次だ。早く立て」

 それが幾度となく続けられた。何度か一撃目は避けるものの、続く二撃目で必ず転ばされる。どうやっているのか分からないが、痛みは、道場の畳にぶつかる際のものだけだった。

 男の足払いは、子供の足を引っ掛けるだけのものだったのだ。それでも、それが続けば身体的に大丈夫でも、精神的に嫌になるだろう。しかし、子供は諦めなかった。逆にその表情には笑みが浮かび始めている。子供に痛めつけられて喜ぶような趣味はない。喜んだのは、新しい身体と生にたいしてだったのだ。他者に触れ合うことで、この時、やっと生を実感できたのだった。

 これを喜ばずして何を喜ぶというのか……子供は、何度も挑戦していく。男は、途中から無気力だったような子供が、急に生き生きとし出し、あまつさえその顔に笑みを浮かべているのだ。不審に思い眉をひそめるが、挑戦する姿を見て何も言わず、そのまま続けていく。

 どれほどの時が経ったのか。窓から差し込んでいた夕日は消え去り、外の景色は黒で塗りつぶされ全く見えない。そのような時刻の中で、道場内では、子供が転ばされ、倒される音だけが響き渡っていた。

 それも、男の言葉で終わりを迎える。

「今日はここまでだ。明日に備えておけ」

 そう言って去っていく男を後目に、子供は畳の上に大の字になってしばらく天井を見上げ、手を顔に当てて笑った。

「あっはっはっはっは!!」

 その声は、子供以外に誰もいない道場内を駆け巡る。それは、新しい生にたいする産声だった。

 

 

 

 次の日からは、包帯も取れたところで、学園……聖凌学園というところへと車で送られた。時間的には昼前くらいだろうか。この時、初めて自分が居た場所を客観的に見たことで、立派な屋敷に住んでいるということに気が付く。前日は、辺りを気にする余裕があまりなかったため、そこまで真剣に見ていなかったのだ。車で送られていく中から、外の景色を見ていく。全く見覚えのない景色を。

 聖凌学園まで送られたのはいいものの、教室も分からなければ、学年も分からない。それ以前の問題として、名前すらも分からないのだ。降ろされる際に鞄を渡され、迎えに来るから待っているよう言われたので、帰りの心配はいらないだろうが、念のために車の中で帰り道を覚えていた。家から小学校までの道のりは然程遠くはないが、それは大人だったらと言う話で、今の体格を考えれば遠いと言えるだろう。

 鞄を背負い建物の中へと入っていく。いつまでも校門近くで立っていても進展しないからだ。案内板を頼りに多少戸惑いながらも職員室へとまずは向かっていく。向かう途中で、この年の子供であれば、ノートなどの持ち物に名前を書いているのではないか、という考えに至り、鞄の中を漁る。そこには、綺麗な字で学年も書いてあれば組も書いてあり、最後には名前も書いてあった。

(かんなぎ……かずま? それが俺の名前か?)

 平仮名で書かれた名前を見て、男は今の身体の元の人物の事を考えた。どのような人物だったのか、生活態度はどうだったのか、成績はどうかなどを考え……どうでもいいかと思い直す。新しい人生なのだ、前の人格など気にしたところで仕方がない。

 考えを止めたところで、ノートや教科書を鞄の中に仕舞い込み、再び職員室へと向かう。もうその顔に迷いなどは無かった。

 職員室にたどり着き、ノックをして扉を開ける。そこには、数人の先生と思わしき人物が、机に座った状態で扉を開けて入ってきた生徒───和麻へと、顔を上げて視線を向けてくる。

「遅れました。三年B組の先生は居られますか?」

「池山先生なら授業中だよ。遅れたのはいいから、君も早く教室に向かいなさい」

「分かりました。失礼します」

 深々とお辞儀をして職員室を後にする。

 職員室とは別の棟にその教室はあった。教室に入ると、それまで授業を受けていた生徒たちの顔が、示し合わせたかのように一斉に和麻へと向く。その中を何でもないことのように、先生の元へ行き、遅れたことを詫びた。

「家の事情により遅れました」

「ああ。聞いているから席に座りなさい」

 既に担任の先生には連絡がいっているようで、それ以上何も言われることなく、着席するよう促される。

 教室を見渡すと、空いている席はひとつしかなく、そこへ向かって和麻は歩きだした。特に、周囲の生徒から、奇異の視線を向けられることもなく、授業は再開される。

 授業は簡単なものだった。それはそうだろう、外見こそ子供だが、中身は既に社会人なのだ。しかも、頭も悪くはなく逆に良かった。そのため、授業の内容などよりも、授業から脱線した話の方へと興味が向くのは仕方がないことだろう。

 授業終了後、昼ということで給食の時間となる。勝手が分からず、周囲を観察していると、大人たちが教室へと入ってきて、配膳をし始める。そこへ、子供たちが並んで、配膳された給食を持っていくという流れだった。

 その流れに乗り、給食を受け取って、自席で食べる。他の子供たちは、仲の良い友達と一緒に食べたり、ひとりで食べたりと、特に統率はない。

 元からそうなのか、和麻に話し掛けてくる相手はいなかった。和麻としても、自分から話し掛けることはせず、逆に遠ざけたかったので、ありがたいと思ったくらいだった。

 早々に食事を終えてからは図書室へと向かう。今の授業の内容など、受けていても、ためになることなどない。それならば、他の事に使った方が身のためだ。

 図書室に入ったが、中には誰もいない。受付にもだ。おそらくは、昼食のため席を外しているのだろう。受付のところにプレートが置いてあり、そこには、『本の貸出は職員室まで来ること!』と漢字の上にひらがなで書いてある。

 読む本については決めてあった。語学の本についてだ。言葉が通じるので、同じ日本だとは思うが、言い回しなど、違いがあっては困る。結局、その考えは、杞憂に終わる。見たことのある辞書などが置いてあったからだ。

 休憩の時間もほどよく過ぎた頃、生徒が入ってくる。特に気にすることもなく、他にどの本から読むべきか考え、語学繋がりで、中国語から学ぶことにする。英語については、前世で既に覚えていた。それならば……と、人口の多いところから覚えることにしたのだ。

 昼休みも半ばが過ぎた頃に、この図書室の担当者と思わしき人物が、受付に戻ってくる。

 その人物に言って本を借りた。その本の題名を見て、訝しむような表情をされるが、特に何も言われることはなく、手続きを終えた。その後は、昼休みの時間が終わる手前まで、図書室にて借りた本を読み、教室へと戻っていく。

 授業中は、借りた本を読み時間を潰す。一応配慮として、授業中の教科書などをカモフラージュに出して、教師からは見えないようにしていた。しかし、何処にでも気になる生徒はいるようで、先生へと告げ口される。

「先生! 和麻君が関係ない本を読んでます!」

「神凪……なんの本を読んでいるんだ?

 今は算数の時間なんだ。成績が良いからと言って、授業を真面目に受けていないと将来困ったことになるぞ」

 先生は、困ったような表情をすると、和麻の手元を見て、授業とは関係のない本ということを確認してから、諭すようにして言ってきた。しかし、和麻にとってその言葉には、なんの説得力もない。

 ある程度、優等生で通そうかとも考えていたが、周りにこういった輩がいるのであれば話は別だ。同じクラスだからといって、特段仲良くなる気もないし、将来的にも関わる気もなかった。それならば、関わり合いにならないように仕向ければ良いという結論に至る。それは先生にも言えることだった。

「既に知っていることを学ぶことに、なんの意味があるんでしょうか?」

 このような回答がくるとは思わなかったのだろう。先生は和麻を見たまま固まった。しかし、それならと、黒板に新しく問題書き込んでくる。

「それならば、この問題をやってみなさい」

 その問題は明らかに初等部レベルの問題ではなく、中等部レベルの問題だった。先生としても、絶対に解けないだろうと思い、出題したのだろう。そして、勉強しなければいけないと、諭すつもりだったのだろう。しかし、その考えは、和麻がその場で、正解を即答したことにより無駄に終わる。

 和麻は何事もなかったかのように、再び読書を再開した。今度は隠す気もなく堂々と見始める。告げ口をした生徒は、それまでニヤニヤとしていたが、和麻が何事もなかったかのように対応したことで、驚愕した表情へと変わる。

 和麻以外、自分の予想したことを覆された瞬間だった。ある者は怒られる事を期待し、ある者は可哀想に……などと思われていたのだ。

 先生は、もう何も言うまいと、黒板に書いた問題を消して授業を進める。これで、次々に問題のレベルを上げていっても良かったのだが、そうはしなかった。もし、出題した結果、全て解かれたり、あまつさえ、自分よりも優秀だった場合、先生としての威厳に関わるからだ。先程出題した中等部の問題を即答したのだ、高等部の問題が解けてもおかしくはない。それに加えて相手は神凪だ。寄付金を相当額、毎年学園へと入金している。その事は学園の先生であれば周知の事実だった。そのため、余計なトラブルは避けたい相手でもあり、和麻は見逃されることとなる。

 それからの授業は、静かなものだった。特に何事もなく進んでいく授業。その授業が終わると、隣に座って告げ口してきた生徒が話し掛けてくる。話し掛けるというより、文句を言いにだが。

「勉強が出来るからって言い気になるなよ!」

 その後も、しつこいくらいに和麻へと話し掛けるのだが相手にされず、横を向いて独り言を言っている姿に対し、逆に周囲の生徒から失笑が漏れる。ひとりで空回りしているのだから、周りから見れば、ひとりで喚き散らしているだけにしか見えなかった。その事に気付き、顔を真っ赤にして、不貞腐れたように話しを打ち切り、机に向かって顔を隠すように俯く。それ以降、隣の生徒から話し掛けてくることはなかった。

 午後からの休み時間はすぐに終わり、次の授業が始まる。そこでも、和麻は借りた本を読み進めていった。

 一日の授業が終わり、教室を後にする。校門にて本を読んでいると、数人、和麻を横目に見ながら通りすぎる。数分後、送ってもらった時と同じナンバーの車が迎えに来た。和麻はその車に乗り込み家路につく。車の中では特に会話もなく、和麻は借りた本を読んでいた。その様子を見て、運転手の男が不機嫌になっていたことに和麻は気付いていたが、理由が分からず、家に着くまでそのまま本を読み進めていく。

 家に帰って食事を摂ってからは、すぐに昨日と同じ訓練の時間だった。休む時間などない。ただ、ただ、同じことを繰り返していく。その日も、夜が更けるまで訓練は続けられた。

 


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