とりあえず最強の種族はアンデットでおk? 凍結   作:逃亡常習犯

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エルドリッチがカッコよすぎて書いてしまった。


とりあえずお前の上司は俺でおk?

拝啓、お母さんお父さん、天国で楽しく暮らしていますか?

 

「人の心に淀む影を照らす、まばゆき光」

 

あなたの息子、宝来金治(ほうらいきんじ)はプロデュエリストになって、何の因果か、

 

「人は俺をナンバーズハンターと呼ぶ」

 

グライダーに乗ってきた金髪の不審者に襲われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは三十分ほど前だっただろうか。休日で特に用事もなかったので、暇つぶしがてらカードショップをまわって、良さげなカードを探していた。

 

「おい、こら!ちょっとツラかせや!」

 

お目当のカードを見つけて帰ろうと思ったところで、肩を掴まれ声をかけられた。

 

「はい?なんでしょう?」

 

知り合いにこんな荒々しい口調の奴はいないので振り返ってみると、この前自信満々に挑んできて負けた男だった。今時公園に陣取って威張りちらしていた不良で、たまたま近くを通りかかった時に絡まれデュエルをしたのだが、プロデュエリストとお山の大将、どちらが勝つかは明白だろう。一体なんの用だろうか。

 

「俺は!テメェのせいで子分からの信頼をなくし!他の不良にも舐められたんだよ!どうあたし前つけてくれるんだ!」

 

そんなこと言われても絡んできたのは不良の方だし、挑まれたら戦わないといけないし(デュエリスト脳)

 

「今の俺は誰にも負けやしねぇ!俺が勝ったらテメェのカード全部もらうからな!Dゲイザーセット!デュエルディスクセット!」

 

やはり一度ボコボコにしたぐらいでは人は変わらないようだ。

 

「「デュエル」!」

 

「俺の先行!ドロー!手札からゴブリンドバーグを召喚!効果でヘルウェイパトロールを特殊召喚!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!あらわれよ<No.59 背反の料理人(バック・ザ・コック)>!」

 

「ナンバーズ?」

 

知らないカテゴリーだ。彼の表情を見るにとてもよい効果を持っているのだろう。

 

「俺は手札から魔法カード<手札抹殺>を発動!お互いは手札を全て捨て捨てた枚数と同じ枚数ドローする!ハハハ!やはり俺の勝ちのようだな!」

 

手札抹殺を今発動だと?どういうことだ?

 

「俺は手札から魔法カード<ソウルチャージ>を発動!墓地の<ファントム・オブ・カオス>、<ジュラゲド>、<スナイプストーカー>を特殊召喚!そして<背反の料理人>のオーバーレイユニットを一つ取り除き効果発動!自分のフィールドのカードを全て破壊する」

 

!自分のカードを破壊しただと?一体どんな物凄い効果なんだ!?

 

「<背反の料理人>の攻撃力はこの効果で破壊したモンスター×300ポイントアップする!よってこのカードの攻撃力は3200となる!」

 

……………え?

 

「俺はカードを二枚伏せる!俺の伏せカードは二枚とも蘇生カード!そして、<背反の料理人>の効果はテメェのターンにも使える。つまり、このカードの攻撃力は3800となる!」

 

………………………………は?え?それだけ?

 

「クックック、驚いたか?しかも、なんとナンバーズはナンバーズでしか戦闘破壊されない!どうだ!早くサレンダーして、俺にカードを全て渡しな!」

 

………………………………………………もしかして俺のカードの効果を覚えてない?はあ、警戒して損した。墓地落ちはそこそこ良かったしいけるだろ。

 

「俺はこれでターンエンド!「エンドフェイズ、墓地からトラップカード<黄金郷のガーディアン><黄金郷のワッケーロ>の効果発動。」なにぃ!?墓地からトラップだとぉ!?」

 

この前は使う間も無く引き倒したからな。しかし、エースの効果は使ったと思うんだけどなあ。

 

「<黄金郷のガーディアン><黄金郷のワッケーロ>を除外し効果でデッキからエルドリクシルカードをフィールドに伏せる。俺はこの効果で<紅き血染めのエルドリクシル><黒き覚醒(めざめ)のエルドリクシル>をセットする。何かあるか?」

 

「ちっ!ねぇよ」

 

「そうか、なら俺のターン、ドロー」

 

「テメェのスタンバイフェイズにリバースカードオープン<リビングデットの呼び声><強化蘇生>発動!墓地から<ジュラゲド><スナイプストーカー>を特殊召喚!そして、その後<No.59 背反の料理人>の効果発動!自分のフィールドのカードを全て破壊し、破壊した枚数×300ポイントアップする!テメェにこのカードを破壊できるかな!」

 

まあ、破壊(・・)はできないなあ。

 

「手札から<黄金卿 エルドリッチ>の効果発動。手札のこのカードと魔法・罠カードを墓地に送り、あなたのカードを一枚対象にして墓地に送る。」

 

「な!?<背反の料理人>!?」

 

これで不良のフィールドはガラ空きだ。

 

「墓地の<黄金卿 エルドリッチ>の効果「まだ、あるのか!?」自分フィールドの魔法・罠カードを墓地送りこのカードを手札に加える、その後手札からアンデット族モンスターを特殊召喚する。この効果でフィールドの<黒き覚醒(めざめ)のエルドリクシル>を墓地に送り手札に加え、そのまま特殊召喚。」

 

「レ、レベル10のモンスターだと!?」

 

「この効果で特殊召喚したカードはあなたのターン終了時まで攻撃力・守備力は1000ポイントアップする。そして、リバースカードオープン<紅き血染めのエルドリクシル>。デッキからアンデット族モンスターを特殊召喚。<ユニゾンビ>を特殊召喚。」

 

「いやだ…。」

 

「二体のモンスターでダイレクトアタック。」

 

「いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだぁぁぁ!」

 

不良のライフが0になるとともにARビジョンが解除される。てか、体飛んでったけど大丈夫か?デッキも散らばったみたいだが。

 

「許して…許して…許して…」

 

不良は最初の荒々しさはどこに行ったのか、地面に跪き、さっきの衝撃で散らばったカードを拾い集めている。しかし、手が震えてうまくカードを集められないみたいだ。流石にかわいそうになったので、こっちの方まで飛んできたカードを拾って近づいて渡そうか。

 

「ひぃっ!いやぁぁ!」

 

不良は生娘のような声を上げ、カードを俺からひったくるように受け取り走り去っていった。……そんな怖がらなくてもよくね?ん?このカードは?

さっきのやつか。ナンバーズだっけ?

しゃがんで見てオーラみたいなのが出てたので何気なく拾おうとした。

 

「触れるな!!」

 

「!誰だ!」

 

背後から声が聞こえたので急ぎ振り返ってみると、そこには

 

「ふはは!誰だと言われたら名乗らないわけにはいかないな!」

 

金色の鎧を身体に纏い、胸に赤い宝石をつけた

 

「我は永遠なるエルドランドの気高き王、エルドリッチ(・・・・・・)である!我に感謝するがよい、主人よ?」

 

間違いなく俺のエースモンスターがいた。

上下関係どうなってんの?

 

 

不審者に襲われるまであと20分。

 

 

 

 




続くかも?
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