とりあえず最強の種族はアンデットでおk? 凍結   作:逃亡常習犯

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メタビはなぁ、熱いデュエルにならないんだ。


とりあえずアンデットは準メタビデッキでおk?

「はぁ、エキシビションデュエルですか?」

 

「そうだ。相手はまだ言えないがとある相手とデュエルをしてもらう」

 

そんなことをマフィアのボスが如き顔で言うのは俺のスポンサー、大企業アトモスカンパニーの社長だ。こんな遠藤○一張りに悪役の似合ううちの社長だが、使用デッキは超量なんだから世界は本当に広い。

 

「何で、俺なんです?まだランク上の人この会社持ってるでしょう?」

 

俺のランクは会社でも上から3番めくらい。日本だけで言うなら30前後。高いが名前を伏せるとゆうことはそれなりの有名人なのだろう。視聴者はサプライズが好きだからな。

 

「いや君何気にほぼ不敗だからね?負けた相手もインスペクトボーダー軸のメタビートだったり、しつこい相手に対しての不戦敗でしょ?だからなんか視聴者も喜ぶと思うんだよね」

 

確かにそうかもしれない。ちなみにメタビートは相手に何もさせないので相手が楽しくないのはもちろん、見ている側もソリッドビジョンでの大迫力バトルが見られないので使っているやつはランクは高いが人気はないのでさながら一発芸人のようにいつのまにか社会からいなくなっている。

 

「まあ、社長直々の話ですし、断りはしませんけど。…日程は?」

 

「二週間後だね。あと、あちらの要求としては出来るだけ攻撃力の高いモンスター同士の戦いをしたい、とのことだ」

 

「攻撃力の高いモンスターですか?……わかりました」

 

「頼むよ」

 

そう言うと社長はにっこりと、笑った。しかしその顔は獲物を見つけたハンターにしか見えない。そんなんだから部下に影で魔王とか言われんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう、攻撃力の高いモンスターが見たいと、相手は言っておったのか?」

 

「ああ。どう思う?」

 

家に帰り、テレビの前に居座り、アンチャー○ッドで遊んでいるエルドに相談する。お前は財宝守る側だろうが。

 

「普通に考えればテレビ映えするようにではないか?ソリッドビジョンとやらは攻撃力が高くなればモンスターが高くなるようであるしな」

 

そう、普通そうなんだ。プロデュエリストというのは人気商売。ガチガチの制圧よりデカイモンスターの殴り合いの方が人気が出るから攻撃力至上主義のデュエリストは数多い。そのせいで攻撃力上昇系カードは軒並み高い。

 

「なにか気がかりでも?」

 

「気がかりっていうか、なーんか怪しいんだよね、この誘い」

 

まあ、直感だが。しかし、今考えても仕方ない。まずはデッキ考えないと。

ちょうど12時だし、飯食べながらでいいか。

 

「あ、今回はお前の出番無いからな」

 

「!?何故だ!主人!!エースは我ではなかったのか、ってあああ!ネイサン!」

 

 

 

 

 

 

「それで?何故我を使わないのか、聞かせてもらおうではないか。ん?」

 

エルドは昼飯を食べながら問いただしてきた。今日はエルドの好物の卵かけご飯だ。金のかからない王様だな。

 

「いや、だって今回は正式な仕事だから準メタビチックなアンデットデッキ使えない上に、お前のテーマめっちゃメタビじゃん」

 

「ぐっ。そ、それはそうだが…」

 

「それに俺はいろんなデッキ使いたいし」

 

これは衣食住に関心のない俺だから出来ることだろう。増えた同居人も安上がりだし。

 

「…仕方ない。もとより使うデッキは主人の自由。我が口出しする道理などないのだ…。しかし!条件がある!!」

 

え?口出ししないんじゃないの?

 

「条件は……高性能ヘッドホンを我に買うことだ!!」

 

本当に金のかからない王様だこと。

 

 

 

 

 

さて、あれから二週間経ったわけだが……。

 

「はじめまして!宝来金治くん。いやぁあの動く死体(リビングデッド)と戦えるなんて嬉しいなあ!」

 

アジアチャンプ(この人)かあ。思った以上の大物だった。そりゃあ5万人規模の舞台に移動させられるわけだ。

 

「はじめまして。今日はよろしくお願いします」

 

「いやいや、こちらこそ。お互いに全力でいきましょう!」

 

そんな他愛もないやりとりも終わりお互いに定位置に向かう。

 

「キャー!Ⅳ様ー!」「Ⅳ様ー!こっち見てー!」「今日もファンサービス期待してますー!」「リビングデッドー!いいデュエルしろよー!」「Ⅳ様ー!私を踏んで!」「リビングデッド!羨ましい、変わってー!」

 

Ⅳのファンたちの沢山の声援がうるさいぐらいに、というかうるさく響いている。

 

…Ⅳは彼ほど紳士的なデュエリストはいないと言われるほど好青年だが……エルドはどう思う?

 

「まあ十中八九それを装っているだけであろうな。我の国にもおったわ、面の皮の厚い奴が。」

 

「だよなあ」

 

あんな奴は総じて何か企んでいるものだ。あれを入れて正解だったかな。

 

「それよりも聞きたいのだが…」

 

「なんだ?デッキは変えないぞ?」

 

俺は定位置につき、前を見る。ああ、この感覚久々だな。

 

「いや、そうではなく。何故

 

 

 

 

 

 

 

 

主人のファンはこんなにも数が少ないのだ?

 

「なんでだろうな」

 

俺の後ろの席には一万人くらいのファンが座って、残りの席は全てⅣのファンで埋まっていた。これでもまだ多い方なんだぜ?

 

「…主人、思ったより人気ないのだな」

 

「これでもプロランク50以内なんだけどね」

 

本当になんでだろうね。

 

 




主人公のファンのいない理由
・アンデットとか言う陰キャテーマ使っている。
・淡々と進めていく感じが怖い。
・たまに笑った時が怖い。

主人公のファンになった理由
・黒魔術に興味があった。
・たまに笑う顔がかっこいい。
・淡々と罵倒してほしい。

あと主人公の年齢変えました。やっぱ同年代じゃないと書きにくい。
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