幼女戦記 ターニャの優雅なる後方勤務   作:ダス・ライヒ

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残念ながら、続きません。ここで終わりです。


エピローグ

 帰還後、ターニャは参謀本部に出頭し、事の顛末を報告書に纏め、それをゼートゥーアらに提出した。

 

「これが、先の全貌かね?」

 

「はい、報告書に記載された通りです」

 

「まるで冒険小説のようだな。これが事実とは、到底思えん」

 

 報告書に目を通したゼートゥーアが、アルビオンと秋津洲の連合軍との戦闘から、怪物と化したシヌとの戦いの全貌かとターニャに問えば、彼女は直立不動状態で冷静に答える。

 同じく報告書に目を通したルーデンドルフは、余りに現実離れした現象の連発に、冒険小説かと思い始める。同席していたレルゲンは、現場に居た者たちの証言を聞いているので、事実であると伝える。

 

「小官も信じられませんが、デグレチャフ中佐の部下たちも同様の報告書を出しております。事実だと認める他ないでしょう」

 

「まぁ、彼女らが言うなら、信じる他に無いな」

 

「現場に居た者たちは口を揃えて、デグレチャフ中佐が天使になったと言うのを認める他ないか。中佐を含め、我々にこんな冗談を言う人間ではないしな。でっ、貴官を天使にしたエレ二ウム九九式はどうなった?」

 

 レルゲンの言葉にルーデンドルフは納得した後、ゼートゥーアも納得してターニャにエレ二ウム九九式はどうなったかを問う。

 エレ二ウム九九式は、ターニャが開発者も知らない機能を使って天使になった際に跡形もなく消えた。シヌが盗んだ物も同様である。無論、あんな得体のしれない素材を使って作られた演算宝珠など、誰も装備するはず上、適正者もそんなに居ないだろう。居るとしても、ごく少数だ。

 ゼートゥーアに問われたターニャは、正直に消滅したと答えた。

 

「消滅しました。あの皆の言う天使となった反動でしょう。ドクはカンカンに怒っておりましたが」

 

「大いなる力には、その代償があると言うことか。あの科学者には、全員が安全に使える物を開発してほしい物だな」

 

「同感です。それより、エレ二ウム九九式を開発する際に使用した素材についてですが、こりゃまた…」

 

 消滅した際にゼートゥーアは、強大な力にはそれなりの代償を伴うと言って、シューゲルには全員が安全に使える装備を開発してほしいと嘆いた。これにターニャは同感しつつ、シューゲルがエレ二ウム九九式を開発する際に使用した素材を言おうとするが、全く理解できない物だと口にする。

 

「なんだ、言ってみろ」

 

「サガルマリータなる物を使用した…らしいです。通りであんな化け物になるわけだ」

 

「今度からは検問をさせんとならんな。そうせんと、今回のような怪物が生まれ、また面倒なことになりかねん」

 

「それには同意見だ。開発に熱心になるも良いが、周りのことも考えてもらわんとな」

 

 ゼートゥーアから迫られん、サガルマリータなる海外の素材を使ったとターニャが言えば、ルーデンドルフはシューゲルが新装備を開発する際は、素材に対する検問を行う必要があると口にした。ようやく参謀本部は、シューゲルに開発素材を一任させるのを止めさせたようだ。

 ルーデンドルフが言ったので、ターニャはこれから実験は得体のしれない物じゃないと安心して胸を下すが、あのシューゲルのことなので、良く分からない物を発明しそうだと心配になる。

 

「では、小官はこれにて」

 

「待て、デグレチャフ中佐」

 

「何か御用で?」

 

 報告も終わったところで、ターニャは紫煙塗れの会議室を退室しようとしたが、レルゲンに呼び止められる。ターニャを呼び止めたレルゲンは、リリーに改めて謝罪に行くかどうかを問う。

 

「貴官の、貴官の友達に改めて謝罪に行くのか?」

 

「友達? リリーのことですかな? 戦争が終わるまでは、再会するつもりはありません」

 

 レルゲンの問いに対し、ターニャは戦争が終わるまでリリーと会うつもりはないと答えた。あのターニャに友達がいたことに、初めて知ったレルゲンと同じくゼートゥーアとルーデンドルフは驚く。

 

「友達?」

 

「空想かね?」

 

「いえ、実在します」

 

 空想の友達と思っているゼートゥーアが問えば、ターニャは実在すると答えた。彼女の代わりに、レルゲンが二人にリリーのことを告げる。

 

「南部の演算宝珠生産工場の付近に住む少女です。そこの労働者の娘です」

 

「ほぅ、南部の」

 

「子分と見なされているのではないか? 南部は上流階級が多いからな。孤児の貴官はさぞ低い身分とみられているだろう」

 

「いえ、友として見られているので」

 

 南部の出身者の少女とレルゲンから告げられ、ルーデンドルフはターニャが子分と同等の扱いをされていると思ったが、リリーは自分を見下していないと答えた。

 その答えを聞いたルーデンドルフは謝罪し、良い友達を持ったとターニャに、その友達を大事にしろと言う。

 

「すまんな、南部出身の上司に蔑まれた経験でな。それにしても、良い友達を持ったものだな。大事にしなさい」

 

「無論、そのつもりです。それより、東部の状況はどうなったので?」

 

「東部戦線のことか? 失敗だよ。最高総帥会議の連中が慌てふためている」

 

 リリーを大事にすると答えてから、ターニャは東部のモスコー攻勢がどうなったかを聞いた。

 これにルーデンドルフは失敗したと答え、ゼートゥーアは参謀本部に届いたモスコー攻勢失敗の報告書を見ながら原因を答える。

 

「この報告書によれば、モスコーまで目と鼻の先まで前進したところで、敵の新兵器が投入されたようだ。全身に電流を纏った巨人の集団らしく、戦闘力はネームド級魔導士レベルで、魔導士の魔法障壁を一撃で貫通する電撃を放ったそうだ。戦車や航空機は紙切れ同然で、歩兵は惨殺された」

 

「なんと…!? 数はどのくらいで?」

 

 ゼートゥーアより聞いたルーシー連邦の新兵器、超人兵士の登場を聞いたターニャは戦慄を覚え、どのくらいの数が投入されたかを問えば、最初に目にしたルーデンドルフが答えた。

 

「歩兵二個師団相当だ。この巨人二個師団により、モスコー攻勢に参加した部隊の三分の一が壊滅。貴官を後方に追いやったシェーンハウゼン公は、戦闘で重傷を負った。だが、見事に殿をお勤めなされ、追撃による損害は抑えられた」

 

「シェーンハウゼン公は、さぞ無念でしょうな。私も、その敵の新兵器の投入が無ければ、モスコーは落ちていたことだと思います」

 

「これを警戒して、貴官にも参加してほしかったのだがな」

 

「…私が居ても失敗していたと思いますが」

 

 二個師団相当で、追撃による被害は重傷を負ったフリードリヒの奮闘でかなり抑えられたと分かれば、彼の心情を考えて悔しだろうとターニャは思った。

 敵の新兵器投入を警戒して、ゼートゥーアはターニャにも攻勢に参加してほしかったらしいが、その敵の新兵器こと超人兵士と対峙したことを考えた彼女は、自分が居ても失敗すると答えた。

 自分を外した挙句、攻勢に失敗したフリードリヒの処遇について、どう判断するかをターニャは参謀本部の重鎮らに問う。

 

「それで、シェーンハウゼン公の処遇についてどうするので?」

 

「なんだ、気になるのか? 銃殺刑も降格もせんよ。皇太子殿下は責任をもって、左腕を失うと言う重傷を負いながらも撤退を支援し、我が軍の損害を最小限に抑えた。それに免じて、戦傷銀章でも授与するつもりだ」

 

「まさか、それほどの処置とは。やはり皇帝(カイザー)を敵に回したくはないと?」

 

「それもあるが、失敗したとはいえ、殿下殿は前線指揮官としての義務を果たされた。それに片腕を失われても尚、撤退する部下の為に戦われた、責任問題を追及するなど、無礼にも程がある。それに、身をもって分かられたはずだ。貴官の重要性をな」

 

「先輩、いや、シェーンハウゼン大佐は東部戦線後方の重傷者用の病院に搬送されている。奥方も一緒だ」

 

 前線指揮官としての責務を果たし、撤退する部隊の殿を自ら務め、左腕を失うと言う重傷を負っても戦い続けたとして責任問題を追及せず、それを評価して戦傷章を授与するとゼートゥーアは答えた。

 フリードリヒを軍人の模範として評価するゼートゥーアに、皇室を敵に回したくないのかと問えば、それもあると答えてターニャの重要性を身をもって分かったと言う。これにターニャはもう外部からの助けと言うの名の横槍は参謀本部にもう効かないと判断する。

 重傷を負ったフリードリヒの運び込まれた病院は、後方の重傷者用の病院であると、レルゲンは知らせる。行くかどうかは、ターニャの任意である。

 これから最前線である東部戦線への向かわされると思ったので、ターニャは退室する前に改めて配置されるのかと問う。

 

「またも失礼なのですが、東部戦線に配属ですか?」

 

「当り前だ。モスコー攻勢の失敗により、現在は撤退戦が行われている。貴官のサラマンダー戦闘団が頼りだ。無論、行ってくれるな?」

 

 やはり前線送りであった。攻勢の失敗と聞かされて分かり切ったことだが、あのフリードリヒの左腕を捥いだ超人兵士を相手にするとなると、気が引けてしまう。

 そんなターニャに更に追い打ちを掛けると思っていないのか、ルーデンドルフはルーシー赤軍が更なる新兵器を前線に実戦配備したと知らせる。

 

「済まないが、彼奴等が前線に実戦配備したのは超人兵士だけではない。我が帝国陸軍が試験中の二足歩行戦車を、彼奴等は我らよりも先に実戦配備したのだ。モスコー戦では出て来ず、追撃戦に投入された。幸い、撃退したそうだが、今後とも交戦する可能性はあるだろう。気を引き締めていけ」

 

「…了解であります」

 

 二足歩行戦車なる新兵器と聞いて、ターニャは自分が知っているロボットアニメのような物ではないかと思ったが、理想の上司たちから期待されているので、これには応えなくてはならないと思い、喜んで前線へと戻った。

 紫煙塗れの会議室を後にした後、ターニャは廊下を歩きながら、二足歩行戦車が自分が知っている十八メートル級のロボットではないことを祈る。

 

「(まさかガンダムではあるまいな? いや、ザクの場合はある! あのガッツ擬きから対戦車ミサイルでも貰えばよかった!)」

 

 通路を歩きながら、ターニャはシュンに対戦車ミサイルを貰えばよかったと後悔した。

 実際、そのルーシー赤軍の二足歩行戦車は、ターニャが想像している物ではなく、欧米の者たちが考えているような代物であった。

 

 

 

「ここは…?」

 

「目覚めたのね。前線から遥か後方の病院よ。本国に近いわ」

 

 目が覚めたフリードリヒは、妻のゲルトルートに病院に居ると伝えられ、自分が居る個室の周囲を見る。

 そこには妻のゲルトルートを初め、皇室御用達の医者に軍医中佐、医療魔法に長けた魔導士、自分の部下たちに陸軍司令官と豪華な顔ぶれがこの個室に集まっている。陸軍司令官を見たフリードリヒは直ぐに起き上がり、敬礼を交わそうと左腕で上半身を起こそうとしたが、左腕の感覚がない事を思い出す。前より短くなっており、肘から先は切断でもされたのか、無くなっていた。

 

「おっと、そうだった」

 

「殿下は左腕を敵の攻撃で無くされました。殿下が気を失われた後、欠損した部分から凍傷か敗血症になる可能性があると思い、肘の部分まで切断すると言う決断に至りました。申し訳ございません」

 

「構わん、前線に出てから覚悟していた所だ。ところで、攻勢に参加した部隊の損害はどれほどで?」

 

 軍医中佐より欠損した部分から凍傷の可能性や、剥き出しになった骨から感染症となって敗血症になる可能性があると診断して切断したと聞かされれば、覚悟していた事なのか、動じることなく戦況を陸軍司令官に問う。殿下に重傷を負わせたことで、皇室の顔色を窺っている陸軍司令官は、額に汗を浸らせながら損害を過剰に少ないと報告する。

 

「殿下のおかげで、損害はほぼ皆無です。殿下のご活躍により…」

 

「お世辞は止してもらいたい。私は軍人として聞いておるのです。正直に答えてもらえますか?」

 

「わ、分かりました…被害は死傷者合わせて十万名余りです。ですが、まだ二十万ほどが…」

 

「なんと、大損害ではないですか…! この撤退戦で、更にどれほどの損害が出たことか…!」

 

 顔を見て直ぐに過剰に少なく見積もって報告していると分かったフリードリヒは、正直に答えるように言えば、陸軍司令官は正直に投入した三十万余りの兵力のうち、三分の一が損害が出たと答える。

 

「も、申し訳ございません!」

 

「謝らないで頂きたい。攻勢の失敗の責任は、私が要であるサラマンダー戦闘団団長ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐を謀略を使い、本国に左遷したのが原因です。どのような処罰でも受ける所存です」

 

 謝罪する陸軍司令官にフリードリヒは責任は自分にあると言うが、その陸軍司令官は参謀本部より戦傷章の授与を求める書面が来たと告げる。

 

「いえ、滅相もない! 処分どころか、むしろ指揮官自らが殿を務め、多くの将兵を救った殿下は帝国軍人として、模範的な帝国陸軍将校です! 参謀本部よりそれを評価してか、戦傷銀章の授与を求める書面がこのわたくし目に届きました!」

 

 余りに自分が皇帝の次男坊と言うことに、過剰なまでに褒め称える陸軍司令官に、フリードリヒは上官に接する表情を歪めつつ、彼から出された書面を取って、参謀本部の要請書を見て驚きの表情を浮かべる。この様子を見ていたゲルトルートを含めた者たちは、フリードリヒの方が上司だと思い始める。

 

「当て付けですか、これは?」

 

「何を仰いますやら、これは正規の書面でございまする。貴官の軍人としての誇りに敬意を表して、彼らも認めたのでしょう」

 

「この次は、銀翼突撃章でも授与されそうだ」

 

 この授与要請書は参謀本部からの当て付けかと問うが、陸軍司令官は彼らにそんな意図はないことを伝えた。これにフリードリヒは、次は戦死者に良く授与される銀翼突撃章を授与されると冗談マジ入りに言う。

 それから次に東部戦線の戦況を聞けば、フリードリヒはベッドから起き上がろうとする。自分が寝ている間に、どれだけの将兵がルーシー赤軍の新兵器に殺されていることだろうと思うと、プライドの高いフリードリヒは居ても立ってもいられないのだ。

 

「あなた、今は!」

 

「は、離してくれ! 俺が寝ている間に、一体どれだけの兵が死ぬことか…!」

 

「安心して。あの小娘が代わりに前線を支えるわ」

 

 ゲルトルートに止められ、ベッドに戻されたフリードリヒは、妻より自分の代わりにターニャが前線を支えると聞かされた。これにフリードリヒは大人しくベッドへ戻り、自分では役不足だと身をもって知ったと、天井を見上げながら口にする。

 

「そうか。俺では役不足だと言うことか…やはり、奴を前線に戻すべきだったか…!」

 

 何か言えば、憐れむなと返されるので、一同は黙っていたが、こんな自分でもターニャに申し訳ないと思ったのか、フリードリヒは贖罪の気持ちで、国家保安本部の長官を務め、妻であるゲルトルートに彼女を支援するように頼む。

 

「ゲルトルート、君の国家保安本部の長官として諜報力を駆使し、デグレチャフ中佐のサラマンダー戦闘団を支援しろ。君の所なら、外国、連邦の情報の一つや二つ、入って来るだろう」

 

「それはそうだけど。なぜ?」

 

「贖罪だよ。あの子には少し酷いことをしたからな」

 

 むしろその本国送還の計略は、当の本人に大変喜ばれていたのだが、フリードリヒはターニャのことを戦闘狂か反共産主義者だと思っているようだ。後者の方はあっているが、前者の戦闘狂は間違いである。だが、フリードリヒはそれを全く知らない。

 この夫からの頼みに、妻のゲルトルートは乗る気ではなかったが、了承してサラマンダー戦闘団に対する情報的支援を約束した。

 

「分かったわ。参謀本部にも送った方が良いかしら?」

 

「あぁ、それで頼む。彼らは帝国軍の頭脳だ。正しく判断してくれるだろう」

 

 サラマンダー戦闘団を指揮下に置く参謀本部にも送った方が良いと問えば、フリードリヒは喜んで了承する。確かにゼートゥーアなどに任せれば、情報を正しく判断して、作戦を練ってくれるだろう。

 こうして、ターニャは知らぬところで陥れた張本人から当てにされ、地獄のような前線に更に縛られるのであった。

 

 

 

 超人兵士の実戦投入により、首都のモスコーを物の見事に守ることに成功したルーシー連邦は、その戦勝を世界中に宣伝し、世界の敵である「帝国(ライヒ)」を必ず倒すことを宣言していた。

 この宣伝は反帝国国家の敗戦国群の者たちを奮い立たせ、連邦と共に戦う合衆国義勇軍に多数の志願者を生み出した。世界各地に居る共産主義者らも、帝国主義(ファシズム)を打ち砕いたルーシー連邦に感銘を覚え、唯一の社会主義国家であるルーシー連邦に集結する。それと同時に、自国に宣戦布告した国家群に潜む共産主義者らは、自分らを弾圧する政府に対する破壊工作を敢行する。

 その総兵力数は、ルーシー赤軍が初戦で負った損害を回復する物であった。次々と志願者や同志等が自国に集結して戦ってくれることに、連邦の首脳陣は少し頭を悩ませつつも、帝国を領内より追い返せると喜んでいた。

 だが、神に対して反旗を翻すポグダンは、これは満足しない。更なる兵器を作り、魔法をこの世から抹殺し、科学の時代の世を作る。それが天才科学者ポグダンの野望である。

 

「この程度の勝利で浮かれおって。やはり社会主義や共産主義は欠落した思想だ。いつしかルーシー連邦は崩壊することだろう。そんなことはどうでもいい。私は生み出した発明品で、科学の世を作るまでだ。選民思考を生み出す悪の魔法の無い、誰もが平等な科学の世界をな」

 

 一人研究室にこもり、存在Xを打ち倒せる兵器の開発に没頭するポグダンは、ラジオより聞こえて来るモスコー攻防戦の勝利を祝う演説を行うロリヤに皮肉を漏らしつつ、自分の野望を口にする。

 彼の研究室はもはや神を冒涜するような物ばかりであり、存在Xに目を付けられてもおかしくない。超人兵士がその代表例である。神に反したポグダンは、適合者らに人を超える力を科学で分け与えのだ。そのポグダン本人も自らの身体に実験を行い、既に人間ではなくなっている。ポグダンは超人兵士第一号なのだ。

 

「待っていろ、X。貴様を必ず消滅させてやる。私の科学でな。それとターニャ・デグレチャフ、貴様もだ。転生者である貴様も世界の脅威だ。貴様も必ず消してやる」

 

 魔法が無い科学の世界の創生と、選民思考を生み出し、世界に戦争をもたらしている存在Xの打倒に燃えるポグダンは、転生者であるターニャにも牙をむいた。ターニャは圧倒的な魔力を持っているためか、否、ポグダンの抹殺対象は全ての魔力を持つ人類である。彼はその人々を全て駆逐せぬ限り、殺人兵器や大量破壊兵器を作るのを止めないだろう。

 

「さぁ、私の兵器(こども)たちよ。魔法をこの世から駆逐し、科学の世を作るのだ…!」

 

 更なる敵が、ターニャの前に立ちはだかる。果たして、彼女は生き残り、平和を勝ち取ることができるか…!?

 

 

 

 To be continued…




続き? そんな物ないよ。

まぁ、続きが見たいなら、あなた自身が書けばいい。
それが二次創作の特権だ。自分が理想とする続編を見たいのなら…ね。

イメージED↓

https://www.youtube.com/watch?v=4Ah2I166f_U&t=2s
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