「最終スコア7対2対0で諏訪隊の勝利で幕をおろしました!」
「終始諏訪隊が意表を相手の意表を突いていましたね」
桜子が試合結果を発表し、東と時枝は今回の戦い総評に入る。
「今回の諏訪隊は、情報がバレていない颯太郎を上手く使えていました。相手が予想していないことをする。自分たちの得意を押し付ける。この2点を上手く出来たことが、高得点に繋がったと思います。」
「よっしゃー!お前らよくやった!」
諏訪隊の作戦室で、諏訪が隊員を労っていた。
「こんなに点を取れたのは初めてかもですね」
「俺が落ちてなかったら、もっと余裕を持って勝ててました。すいません...」
堤がランク戦で滅多に見ない高得点を喜んでいると、日佐人は自分が落ちてしまったことを謝罪した。
「あほ抜かせ。お前お前は俺や堤を守ってくれたんだ、謝るこたーねーよ。」
「でも...」
「助けてくれてありがとな、日佐人」
「颯太郎さんも入れてみんなポイントゲットしたからいいじゃーん」
「諏訪さん、堤さん、おサノ先輩...はい!ありがとうございます!」
日佐人が力強く返事をすると、諏訪が颯太郎に声をかけた。
「俺らが今回勝てたのは、兄貴の協力があったからだ。ありがとな」
「いや、お前らの頑張りだよ。でも、これだけで満足はしないだろう?」
颯太郎がニヤッとしながら言うと、諏訪はそれに答えるように大きな声で返事をした。
「あたりめーだ!もっと勝ってA級に行くぞ!」
「「「おー!」」」
「なんだ、思ったよりちゃんと隊長してるじゃないか。これなら安心だな」
新生諏訪隊の躍進は、まだまだ始まったばかりである。
「早川隊は今回は運がありませんでしたね。アタッカー4位の村上と一対一で当たったり、全員が揃っている諏訪隊と当たったりと、本来の火力を活かせませんでした。」
それだけ早川隊の火力を警戒していたってことです。と東が言う。
実際早川隊は、早川と船橋がアステロイドとハウンド、丸井がメテオラとハウンドを持っており、三人が揃えばかなりの効果力を発揮する。
「鈴鳴は最後に一点を取ったのは流石ですね。堤先輩を狙ったのは、最初から日佐人くんを狙っていたら避けられる可能性が高かったからでしょう。」
「強いて言うなら、別役隊員が一発も撃たなかったのは少しもったいなかったですね。早川を落としたのが鈴鳴だったら、もう少し結果が違っていたかもしれません。」
「鈴鳴の作戦室では、太一が泣きながら謝り、来馬が慰めていた。
「1人も倒せなくて...すいません...」
「太一が謝ることないよ。あそこで指示をミスした僕の責任だ。太一は十分働いてくれたよ。」
「でも、一発も撃ってないっす...」
そう言う太一に、来馬はいいかい、と話しかける。
「何も狙撃して敵を倒すだけがスナイパーの役目じゃない。相手の位置を探って、情報を手に入れてきてくれる。それだけでも僕らはすごい助かるんだ。これからも頼んだよ、太一。」
そこで東の総評が聞こえてきた。
「別役隊員は今回は点を取れませんでしたが、それ以外の面ではしっかり隊の役にたっているので、めげずに頑張って欲しいですね。」
「来馬先輩、東さん...!」
「ごめんね鋼。鋼を活かしきれなかった。」
来馬が村上にそう謝罪するが、村上はいいえ、と言いながら
「最後スナイパーの動きを頭に入れていなかった自分のミスです。俺らは来馬隊なんですから、来馬先輩が言ったことを全力でやります。先輩の作戦が正解だって思わせるため、に俺も太一も今も一生懸命やるので、もっと自分に自信を持ってください。」
村上がそう言うと、今と太一も頷いた。
「みんな...ありがとう。僕はいい仲間を持ったな」
このチームはもっと上に行ける。僕が必ずこのチームを上まで連れて行く。来馬はそう決心した。
「今回諏訪隊は、颯太郎を上手く使ったことによって7点という大量得点でしたが、次からはそうはいきません。」
東がそう言うと、時枝が話を続ける。
「次の対戦相手はもちろん警戒してきますし、ポイント的にも狙われる立場になります。上位に上がる可能性もありますが、上位だと他に比べて落としやすいコマ、中位だと優先的に狙われるので、諏訪隊はどちらでも次の戦いが正念場になりそうです。
現在7位の香取隊は初期ポイントが9点のため、香取隊の結果次第では諏訪隊が上位に入る可能性もある。
「以上でB級ランク戦ROUND 1昼の部を終わります。今回の解説は、東先輩と時枝先輩でした。お二人ともありがとう御座いました。」
「「ありがとうございました。」」
「では、皆さんお疲れさまでした!」
桜子がそう言い、新生諏訪隊の初戦は大勝利で幕を下ろした。
諏訪隊を上位に上げるか、中位のトップにして原作通り修達と戦わせるかすごい悩んでます。意見、感想、誤字脱字が有ればお願いします。