諏訪の兄は狙撃手   作:塩田貝

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ROUND 2
B級ランク戦RAUNNDO2①


 

「さあB級ランク戦Round2もまもなく開幕!実況は本日もスケジュールが上手いこと空いた私、武富桜子が務めさせて頂きます!」

 

 

解説席で実況の桜子が挨拶をすると、解説の2人を紹介する。

 

 

「今回の解説は、二宮隊の犬飼隊員と前回に引き続き東隊長にお越しいただきました!」

 

「「どうぞよろしく」」

 

 

2人が返事をした所で、桜子はさて、と話し始めた。

 

 

「今回はB級8位の諏訪隊、11位の荒船隊、13位の玉狛第二の試合ですが、お二人はこの試合をどう見ますか?」

 

「そうだなー。やっぱり玉狛が気になるな。前の試合も完封で8点取ってるし、なんせ大砲と空閑がいるからな。」

 

 

そう話すのは二宮隊のガンナーの犬飼澄晴。マスタークラスのガンナーで、二宮隊のバランサーを担っている。

 

 

「諏訪隊も侮れませんよ。前回の試合で玉狛には及びませんが7点取っています。勢いは負けていません。」

 

「そうなってくると荒船隊は今回は厳しい戦いになりますか?」

 

「そうとは限りません。荒船隊は全員がスナイパーなのでハマればかなり強力です。玉狛が選ぶマップにもよりますが、勝つ可能性は十分あると思います。」

 

 

東がそう言った所で、スクリーンにマップが映し出される。

 

 

「さあステージが決定されました!玉狛第二が選んだステージは...市街地C!坂道と高低差のある住宅地ですね!」

 

 

桜子がそう言うと、東と犬飼は驚いた、表情をした。

 

 

「これはスナイパー有利なステージに見えますが、お二人はどう思いますか?」

 

「...スナイパー有利ですね。道路を挟んで階段状の宅地が斜面に沿って続く地形です。登るにはどこかで道路を横切る必要があるので、スナイパーが高い位置を取るとかなり有利です。今回は荒船隊がいるのでこのステージは避けると思っていたのですが...」

 

「下からは建物が邪魔で身を隠しながら相手を狙うのが難しいんだよね。射程がないならなおさら。」

 

「玉狛にも超強力なスナイパーがいます。高台を取れればあるいは...という作戦でしょうか?」

 

 

桜子がそう聞くと、東は唸りながら答えた。

 

 

「うーんどうだろう...スナイパーの熟練度が違いますから、普通にやれば分は悪いと思いますね。」

 

「となると荒船隊有利で進んで行くと思いますか?」

 

「そうとも限らないよ。玉狛は敢えてこのステージを選んでるだろうし、何か作戦があるだろうけど、諏訪隊はしんどいかなー。颯太郎さんが合流してまだ2試合目だし。」

 

 

 

 

ー諏訪隊作戦室ー

 

 

「はあ⁉︎市街地C⁉︎クソマップじゃねーか!大人しくAかBにしとけよ!」

 

「こりゃ中々きつい...」

 

「颯太郎さんもいるから大丈夫じゃないですか?」

 

 

日佐人がそう言うと、颯太郎がいや、と言いながら答えた。

 

 

「今回は荒船隊がいるから油断できないぞ。それに相手も俺への対策はしてきてる筈だ。前回みたいに上手くいくとは思はないほうが良いな。」

 

「てことは日佐人の新技が決まりやすいじゃーん」

 

「そうだぜ日佐人、お前の新技がありゃ今回も楽勝だぜ!」

 

「諏訪さん...はい!しっかり決めます!」

 

 

日佐人がやる気に満ち溢れた声でそう言うと、諏訪が話し始める。

 

 

「よしその調子だ!ここで勝ちゃ今度こそ上位入りだ!お前らやるぞ!」

 

「「「おー!」」」

 

 

 

 

ー荒船隊作戦室ー

 

 

「市街地C...⁉︎」

 

 

荒船が驚きを隠せないでいると、オペレーターの加賀美が声をかける。

 

 

「スナイパー有利マップじゃん。なんでここ選んだんだろ?」

 

「スナイパー初めてなんじゃないすか?」

 

「助かるな、俺たちにとっては。」

 

 

半崎と穂刈がそう言い、荒船がそうだな、と言い同意を示す。

 

 

「前にも言ったが、一応玉狛のスナイパーと颯太郎さんには注意しろよ。あとはいつも通りだ。」

 

 

 

 

ー玉狛第二作戦室ー

 

 

作戦室では、RAUNNDO1の時には間に合わなかった隊服をメンバーが着たのを見て、オペレーターの宇佐美が修に声をかけていた。

 

 

「修くん、チーム戦デビューの準備はOK?」

 

 

宇佐美の問いかけに修は緊張した様子で答えると、空閑と千佳がそんな修に話しかける。

 

 

「あれこれ考えすぎて逆に混乱してきましたよ。」

 

「いっぱい調べて作戦立てたもん。きっと大丈夫だよ。」

 

「心配するなって。」

 

 

そうだな、と答えた所で宇佐美が全員を集めた。

 

 

「負けても死ぬわけじゃないから、自分たちが考えたことをしっかりやっといで。」

 

「「はい!」」「任せて栞ちゃん」

 

「よし...行こう!」

 

 

 

 

『B級ランク戦転送開始』

 

 

 

「さあ転送完了!各隊員は一定以上の距離をおいて、ランダムな地点からのスタートになります!さあ、B級ランク戦Round2スタートです!」

 

 

桜子がそう叫び、Round2が始まった。

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