諏訪の兄は狙撃手   作:塩田貝

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今回は短めです。


各隊の様子

 

ー諏訪隊作戦室ー

 

「よっしゃあー!上位入りだぜ!」

 

作戦室では、勝利したことと上位入りが決まったことで諏訪が喜びを隠せないでいた。

 

「しかもいきなり5位ですもんね。」

「この2試合で12点はやばいすね!」

 

堤達も喜びを隠せない。

 

それもそうだ。今回全員が初の上位入りで喜ばない方が可笑しい。

 

小佐野もいえーいといつもの調子で言っているが、表情は晴れやかだった。

 

 

「今回も何とか上手いこといったな。」

 

颯太郎はふうっと一息ついた。今回も決して楽に勝てたと言うわけでもない。颯太郎の予想通りに動いてくれたから良かったが、上位はそんなに甘くない。それを言おうとしたが、今日くらいはいいかと椅子に腰掛けながら喜ぶ仲間達を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

「いやーやっぱり颯太郎先輩はつよいなー。」

「当たり前だ。颯太郎さんが中位で負けるわけがない。」

 

犬飼が作戦室に戻り、先程の試合の率直な感想を言っていると、足を組んで座っている二宮がそれに答えた。

 

「次はうちの隊と当たりますね。」

「生駒達と王子隊は散々やってるけど、諏訪隊は初めてだからね。どうします?隊長。」

「颯太郎さんは確かに手強いが、他は所詮中位レベルだ。俺らの敵じゃない。」

 

それもそうですね。と辻と犬飼が同意する。

 

油断はしない。颯太郎がいる以上そんなことをしたら足元をすくわれてしまう。

 

だからこそ正面から叩き潰しやると、心の内に決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次は諏訪さんとか...」

 

王子隊の隊長王子一彰は作戦室で隊員と話し合っていた。

 

王子は普段独特すぎるあだ名を人につけるが、東や弓場、諏訪のように年上はきちんとさん付けで呼んでいる。

 

「それに二宮さんと生駒隊もいるから順位的にも厳しい戦いになりそうだ。」

「だが僕たちにはマップ選択権がある。いくらでもやりようはあるさ。」

「今回はどのステージで行きますか?」

 

樫尾が質問をすると、王子が笑顔で答える。

 

「僕たちの強みの機動力を活かせる市街地でもいいけど、今回は別の案で行こうと思ってるんだ。」

「別、ですか?」

 

ああ。と言うと作戦を隊員に伝える。

 

「確かにそれならいけそうだな。」

「はい!凄い良い作戦だと思います!」

 

2人が同意し、オペレーターの橘高も頷いている。

 

「よしここからは細かい動きを決めていこう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあ、指の先っちょの皮がめくれるやつなんて言う?」

「さかむけじゃないんですか?」

「あれ関西だけらしいで。」

 

生駒隊の作戦室では、今度の試合ではなく何故かさかむけの話になっていた。

 

生駒が話を脱線させるが誰も戻そうとしないのである。

 

「ほな普通は何て言うんですか?」

「関東だとささくれって言うらしいで。」

 

隠岐がそう尋ねると、生駒がドヤ顔をしながら答えた。

 

「次の試合の話せんでいいん?」

 

オペレーターの真織が痺れを切らしてそう声をかけると、やっと試合の方に話が進んだ。

 

「諏訪さんいきなり五位ってめっちゃ速ない?」

「俺らも油断してるとあっと言う間に抜かされてまうかもなー」

「俺が颯太郎先輩倒すから大丈夫ですよ!」

 

水上がぼやいていると、南沢が高らかに宣言した。

 

「海が突っ込んでジョットガンでボコられる未来が見えた。俺のサイドエフェクトがそう言うとったで。」

「何でサイドエフェクトが他人行儀やねん。」

 

生駒がそう言うと突っ込んだ水上以外のメンバーも、俺も見えましたわ。と続いた。

 

生駒隊はいつも通りだった。

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