「何で兄貴が日本にいんだ⁉︎」
「いやーかなりびっくりさせられましたね」
「折角だし、驚かせようと思ってな。ちゃんと父さんと母さんには予め帰ることは言ってるから安心しろ」
3人が話に花を咲かせようとしている時に、日佐人と小佐野がおそるおそる声をかけた。
「は、初めまして!アタッカーの笹森日佐人です!」
「初めまして。諏訪隊のオペレーターのおサノでーす」
「こっちこそよろしくな」
お互いに自己紹介を済ませると、日佐人は颯太郎に気になっていたことを聞いた。
「俺が諏訪隊に入る前は、諏訪隊はどんな部隊だったんですか?」
「諏訪隊結成当初は、俺と洸太郎と大地とオペレーターの4人で戦っていたんだ。で、途中で俺の留学が決まったから新規隊員募集をかけたってわけだ。流石に戦闘員2人だと戦えないしな。」
「そうだったんですね。あれ、でも今のオペレーターはおサノ先輩だから、前のオペレーターの方も留学してたんですか?」
「いや、あいつは辞めたよ。三門市から出て行くって親が決めたらしくてな。」
「そういう人結構いっからしゃーねーけどな」
日佐人は、なるほど、と言い納得していると小佐野が
「みんなー、おしゃべりも良いけど、次のランク戦の作戦立てないとだよー」
というと同時に、作戦室の雰囲気が変わった。
「兄貴はランク戦に復帰すんのか?」
「ああ、もちろんだ。」
「となると颯太郎さんが復帰したことは他の隊には隠した方がいいですね」
「じゃあ、メンバーの追加申請はギリギリに出しておくねー」
「因みに次の対戦相手は、鈴鳴第一と早川隊ですね」
ここまで話した所で颯太郎が尋ねた。
「俺はその2部隊とも初めてなんだが、どんな部隊なんだ?」
「そうか、兄貴が留学に行ってから結成されたから知らねーのか。おサノ説明してやれ」
「言われなくてもするしー。まず鈴鳴第一はアタッカーランク4位の村上鋼さんをエースに、ガンナーの来馬隊長、スナイパーの別役くんがサポートする、合流してエース中心の中央突破が得意のチームだね」
「アタッカーランク4位か、かなり強いな。弱点があればそこを攻めれるんだが、そこまでのレベルだとあまり期待しない方がいいな」
「しかも村上先輩は、強化睡眠記憶っていうサイドエフェクトを持ってるから、一対一で落とすのは厳しいよ」
「そうなると、日佐人がシールドで前衛をやって、やっぱり俺と堤が中距離で攻めるってのが一番だな!」
「それができれば理想的だが、向こうもそれは分かってるはずだ。簡単にその形に持っていかせてはくれないだろう。」
「じゃあどうすりゃいいんだ!」
諏訪がそういうと、意見が出ないことを見計らって、颯太郎はメンバーに問いかけた。
「村上が持ってるサイドエフェクトとそれを突破するために俺らができることを考えてみるんだ。ヒントを言うならば、自分の得意をどうやって相手に押し付けるかだな」
「うーん。やっぱり難しいですね...」
日佐人がそう言うと、小佐野が別の話題に変えることを提案する。
「なら一回早川隊について考えてみる?」
「そうだな。早川隊はどんな部隊なんだ?」
「早川隊は、オールラウンダーの早川隊長、ガンナーの船橋、丸井隊員の3人チームで、合流を最優先するのは鈴鳴第一と似てるかもね」
「なるほどな。あと、順位が一番低い早川隊にはステージの選択権があるからそこも注意だな」
「だー!考えること多すぎだろ!」
「まあ、ランク戦本番まであと3日あるから、じっくりと作戦を練るぞ」
「「「「おー!」」」」
早川隊のメンバーはBBFに載ってるデータを基にしてます
次は鈴鳴第一の作戦室での様子を書きます