凡人の軌跡   作:kuku_kuku

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ハーシェル家の日記帳

 ========= 七耀暦1207年8月3日 =========

 

 約五ヶ月ぶりに日記を付ける事になった。

 以前まで使っていた日記帳ではないため少し違和感があるが、トワ会長たっての願いであれば断る選択肢はない。

 

 昨日は先週から一週間に渡って七耀教会のセリスさんと一緒にやっていた仕事が終わり、久しぶりトワ会長に会えた日だった。

 

 今回の仕事は古代遺物を探してひたすら街を歩き回るだけの楽なものではあったが、夜には毎日セリスさんと一緒に戦闘訓練が出来たので充実はしていた。

 最後に古代遺物の暴走がありはしたが、俺のARCUSが壊れただけで特に大きな被害もなく仕事は無事に終了。

 教会関連の仕事は報酬も高いので、トワ会長に長期間会えないことを除けば、なかなか有意義な仕事であったと言えるだろう。

 

 セリスさんの方も「仕事とは言え観光できるのは結構楽しいな。前からこうやってお前と散歩したいと思ってんだ」と満足そうに言っていたが、以前に「犬の散歩してみてえ」などと呟いていたのを俺は忘れていない。

 

 トワ会長を筆頭に、何故皆して俺のことを犬扱いするのだろう。解せない。

 

 昼過ぎにはセリスさんの飛行艇で帝都に向けて出発し、夕方には到着していたのだが、リーヴスでの先輩達との集まりには遅刻してしまった。

 エリュシオン関連で疑われてしまった俺の潔白を証明するために色々と調査してくれていたミュゼさんへのお礼の場でもあったので、遅刻したのは失礼極まりなかったなと反省している。

 

 予備のARCUSの回収とバイクの装備の補充を済ませるために一度家に戻ったついでに、トワ会長の実家に帰還の報告に行ったのが良くなかったのだろう。

 叔父さんと叔母さんにお茶に誘って頂いたり、最近武術を習い始めたカイ君に頼まれて一緒に訓練をしている内に、気づけば時間ぎりぎりになっていた。

 慌ててリーヴスに向かい始めたのだが、途中で車が故障して困っている人達に遭遇し、修理をしている内に開始時間は悠に過ぎてしまっていた。

 

 まあ、タイミングがずれていれば故障前にすれ違っていた可能性もあるので、ある意味では丁度よかったのかもしれないが。

 

 リーヴスの酒場に着いた頃には、一時間以上遅刻していた。

 そして慌てて店に入ると、何故かクロウ先輩、アンゼリカ先輩、ジョルジュ部長、ヴィータさんから「お前ふざけんなよ、タイミング考えろよ」「せめてあと五分早く来てくれなかったものか」「相変わらず間が悪いなあ」「申し訳無いとは思ってはいるけれど、タイミングだけは自分のせいよ」などと急に好き放題暴言を吐かれた。解せない。

 

 当初は暴言に意味が分からず混乱していると、次いで何故が通路に立っていたリィンにトワ会長が抱きついているのが視界に入り、更に混乱。いや、正確に表現するなら殺意が湧いた。リィンに殺意をいだき、そしてトワ会長にも怒りを覚えてしまった。 

 

 以前にイシュメルガに怒られて自覚したが、俺は自分でも思っていた以上に嫉妬深い上に器が小さいようで、それは今でも治っていなかったようだ。

 その時はイシュメルガの言葉を思い出した事で、状況を把握できる程度には冷静になれ、すぐにリィンの背中に回されているトワ会長の手に、良くない霊力を発している指輪を見つける事が出来た。

 

 冷静になる切っ掛けをくれたイシュメルガには本当に感謝しかない。日記を書いている最中に「そんなふざけた事で我に感謝するな」といった苦々しそうな幻聴が聞こえた気がしたが、まあ、気のせいだろう。

 

 ともかく、ある程度冷静になれたお陰ですぐに行動に移すことが出来た。俺とリィンの顔を見比べて混乱している様子のトワ会長に近づき、リィンの背中に回されているトワ会長の手に着いている指輪に掌底による発勁を当て、居合を放った。

 

「早まっては駄目です! これには事情……え、剣を納めた……? なら、リィン教官と、トワ教官、もうすでに切られて……?」

 

 小太刀を鞘に納め終わり、ちょうど斬り捨てた指輪が地面に落ちたタイミングで、焦り慌てたミュゼさんに制止の声をかけられてしまった。

 確かに一言の断りも入れずに剣を振ってしまえば、勘違いされても当然だったと今更ながらに反省している。急を要するとは言え一言くらいは言っておくべきだったのだろう。

 

 その時は俺もまだ焦っており、ミュゼさんを無視してしまう形でトワ会長をリィンから引き剥がし、異常がないかを視ていると「あれ? さっきまで二人……あ……さっきのはリィン君で……そっか、あの指輪のせいで……」と、徐々にトワ会長は正気を取り戻して行く。

 

 指輪は壊したしもう妙な霊力も散ったと説明すれば、トワ会長は安心したように「ありがとう」と抱き着いてくれた。一方でまだもやもやとしていた俺は、トワ会長が少し痛がってしまうくらい強く抱きしめ返してしまった。

 

「トワ教官もリィン教官も、切られていない……?」

 

「ああ。初撃の発勁は指輪の内部の障壁と自己修復の術式だけを断ち切り、二撃目の居合は霊力の刃で俺やトワ教官には触れずに指輪本体だけを斬り捨てただけだ。実体のない斬れないはずのモノを斬り、実体があっても斬りたくないモノは斬らない無刀の技。確か無明無月・虚ノ太刀だったか?」

 

 ミュゼさんの呟きには、ほっと一息吐いたリィンが代わりに答えてくれた。

 が、トワ会長の方からだったとは言え黙って抱きつかれていたリィンに対しては少し思う所があり、正直に「ちょっとくらいならリィンは斬ってもいいかと思っていた」と返せば「まあ、確かに色々と気が抜けていた俺にも非があるか。二人共、すみませんでした」と苦笑しつつも真摯に謝罪された。

 

 それにしても今改めて思い返せば、居合の太刀筋までは仕方がないとしても、リィンは一太刀目の発勁で斬った術式の内容まで視えていたのか。霊視を活用した局所的な観察眼に関してだけは唯一リィンに勝っていると自負していたが、このままだと何時追いつかれてもおかしくない。もっと修行に励まなければ。

 

 その後は当然の疑問として、一目見て明らかに危険と分かるようなものを何でトワ会長が着けているのかとリィンに問いかければ、何故かリィン教官とサラ教官が気不味そうに視線を交わし合い、さらにフィーが「ごめん、私のせいでもある」と謝罪してきて、果てにはヴィータさんが悲痛な面持ちで「悲しい事故だったのよ」とそれだけ呟いて押し黙る。

 

 とりあえず全員がヴィータさんを白い目で見ていたのでヴィータさんが元凶なのだと言うことはわかったが、それ以外は全く理解出来なかったのでトワ会長に説明をお願いすれば、簡単に状況を説明してくれた。

 

 つまりは本来の機能が失われたせいで『指輪に最後に触れていた人間を装着者の好きな人と摩り替える』という冗談のような効果になってしまった指輪を使って、サラ教官をからかって遊ぼうとしたヴィータさんが元凶と言うことらしい。

 ヴィータさんに「サラ教官の年上趣味の治療になるから」と騙されたリィンがサラ教官に指輪をはめようとして、それをフィーとミュゼさんが食い止めようとした結果、誤ってトワ会長の指に指輪がはまったのだとか。

 

 で、結果としてトワ会長は俺とリィンを混同してしまったのだとか。

 

 だがしかしその説明だけでは少し納得しきれず、何故何時も人前だと恥ずかしがるのにその時に限ってリィンに抱きついていたのかと問いかけると、トワ会長は顔を真っ赤にしながら「ゆ、指輪の効果なんじゃないかなっ! あ、私、飲み物とご飯注文して来てあげるからね」とそっぽを向いて店のカウンターに歩いて行ってしまった。

 

 それでもまだ微妙に納得しきれずにいると、少し楽しげなフィーが「特別にお姉ちゃんが教えてあげよう」と申し出てくれたので、何時ものように是非兄に教え欲しいと返せば、不服そうではあったが「私がリィンに甘えていたのが原因。会長から見ると何時もはらいくなのに、今回はらぶに見えたはず。つまりはヤキモチ」と教えてくれた。

 

 とりあえず「ありがとうございます、姉」とお礼を言えば、フィーは非常に満足そうに頷いていた。

 フィーが嘘を吐くとは思えなかったので納得出来てすっきりしていると、サラ教官から「無表情で尻尾振って喜んでる所悪いんだけど」と棘のある声で呼ばれ、書類を手渡された。

 

「一応その指輪、今回の依頼の証拠品だから、明日にでも報告書お願いね」

 

 報告書の指輪に関する部分に『専門家の所見』なる欄と七耀教会からの出向者の肩書と共に俺の名前があったので、少し迷って「害なし。破損状態。現状、ただの金属片」とだけその場で書いて返したら、サラ教官から頭を叩かれ、

 

「あんたねえ、もう少しちゃんと書きなさいっての。一応専門家なんでしょ? これ、教会にも回すのよ? 絶対に向こうから叩き返されるでしょ」

 

 と、そんな事を言われた。だが、まだ数件しか処理したことは無いが、毎回教会関係の報告書はそんな内容だし、今日のお昼にもセリスさんにほぼ同じ内容を書いた報告書を渡せば「おう、完璧だな!」と受理してもらったと返せば、頭を抱えてしまった。

 

 俺も普段の遊撃士協会の仕事であればもう少しましな報告書を提出している。だがそもそも俺は、霊的方面に関する専門家ではないのだ。ロゼさんから魔術と法術について習いはしたが、結界とその他のちょっとした術しかまともに使えないのだから、素人とも言えないレベルだろう。事実、壊れる前の指輪を視ても、術式の細かい部分などはよく分からなかった。

 

 そうサラ教官に説明すれば「何て言うか、ごめんなさい……私が悪かったわ。期待するのが間違えてたわ」と謝罪された。解せない。

 

 と、そんなやり取りをしていると、トワ会長がお酒と食事を持ってきてくれたので、一旦仕事の話は切り上げることになった。

 

 店に着くなり一騒動ありはしたが、その後は無事に本来の目的でもあるミュゼさんへのお礼も兼ねた食事を行えた。

 

 ミュゼさんには調査の件のお礼と合わせて指輪の件で謝罪すれば、逆に「先程は取り乱してしまい申し訳ありませんでした」と謝罪され、続けて「言い訳にはなってしまいますが、どうやら私の異能と相性が悪いようで、先程の件も含めて今までも色々と読み違いをしていました。今日まで色々と失礼な事を言ってしまい、重ね重ね申し訳ありませんでした」とよく分からない内容と共に再度謝罪された。

 

 が、すぐに、確かに店に入るなり知り合いが切りつけられる現場を見れば焦りもするだろうと思い直し、その旨を付け加えて「だから悪かったのは俺の方です」とこちらも再度謝罪すれば、「当然のようにそのような考えができるのに、行動と全く一致していない所が一番相性が悪い所なのですよね」と苦笑された。

 

 そしてミュゼさんは「ふふ、このままだと謝罪で千日手になってしまいますね。では調査の件は今日の食事、今までの私の非礼はこのご結婚祝も兼ねたアルバム、そして先程の件はたった今この時より『指し手』と『西部戦線の狂犬』としての関係ではなく、Ⅶ組の先輩と後輩、もしくは特任教官と生徒として私の事をただのミュゼと呼んで頂く関係になることで、水に流して頂けませんか?」と微笑み、学生時代や魔女の里にいた時期の写真やオリビエさん達の結婚式の時の写真を添えて、以前に資料として渡していた日記のコピーをアルバムとして纏め直してくれたこの日記帳を渡してくれた。

 

 それまで彼女とは千の陽炎の首領だった次期カイエン公として接していたが、改めて考えれば年下の後輩でもあり、一応は教え子でもあったのだ。アッシュは例外としても、他のクルトのような生徒達とは異なる接し方をして壁を作っていたのは、彼女からするとストレスに思えていたのかも知れない。

 

 そう思い謝罪して改めて今後ともよろしくお願いしますと伝えれば「そういう意味ではなかったのですが、同時に痛い所を突いて来ますね……。まあ、そういう所も込みで今は親しみを感じますので、大丈夫です」と言われた。じゃあ一体どういうことだったのだろう。

 

「貴方達、本当にここまで噛み合わないのね……。正直、端から見ていて面白いわ」

 

 ヴィータさんからは呆れ気味に、しかし楽しげにそんな事を言われたため「解せないです」と返せば、驚いた事にミュゼさんも同時にそう返し、「ふふ、私は先輩の事を徐々に理解できて来ていますよ?」と悪戯っぽく微笑まれた。

 

 そんなやり取りをミュゼさんとしていると、隣に座っていたトワ会長から袖を引っ張られて「ミュゼちゃんと仲良くなったのはいいことだけど、変に仲良くしすぎるのはダメだよ?」と苦笑気味に注意された。

 

 不思議に思い首を傾げるとトワ会長は「何処とは言いにくいけど、ちょっとリィン君に似ている所があるから、万が一があると私が困っちゃうなって」と補足してくれた。

 が、正直まだよく分からず俺とリィンが首を傾げていると、代わりにミュゼさんが微笑みながらトワ会長に頷いてみせる。

 

「ふふ、その懸念、私は理解できるかもしれません。自画自賛するわけではありませんが、リィン教官達とは対象的に、私はトワ教官と立ち位置を含めて似ている部分がありますからね。エリュシオンが視たもう一つの未来でトワ教官とリィン教官が結ばれていたように、少しの釦の掛け違いでトワ教官と私の立ち位置が入れ替わっていた可能性はゼロではないでしょう。一番高い可能性としては先輩がトールズの入試に落ちてトワ教官に出会う前に私に出会っていた場合、次点で内戦直後にヴィータさんの提示した千の陽炎に協力する道を選んでいた場合でしょうか」

 

「むむ、ミュゼちゃん。ちょっと具体的過ぎて心配になっちゃうけど、本当に大丈夫だよね?」

 

「愛の反対は無関心であって、憎しみではありませんからね。ベクトルが少しばかり変わってしまった今は、万が一がないと断言は出来ないかもしれません」

 

「あれ……? え、ちょっと……あれ、冗談だよね?」

 

 淡々とまるで見て来たかのようにもしもの可能性を語るミュゼさんに、冗談半分だったトワ会長が動揺し始める。と、同時に再度ミュゼさんは悪戯っぽく笑い「というのは嘘ですが」と続け、

 

「私のちょっとした嘘でそれだけトワ教官が狼狽えてしまう一方で、少なくとも私のように嘘をつかないエリュシオンが、もう一つの可能性としてトワ教官とリィン教官が結ばれる未来を演算したのは事実です。更に先輩は今日、抱き合っているトワ教官とリィン教官の姿を目撃してしまったのですから、そのショックは計り知れなかったでしょう。トワ教官は先輩に安心して頂くためにも、もっと積極的に愛情を示した方が良いのではないでしょうか? 余計なお世話かもしれませんが、察するにトワ教官、先輩のことを犬扱いし過ぎかと」

 

 と、そんな事を言ってくれた。ミュゼさんは本当に素晴らしい後輩だ。

 

 以前から弟扱いがなくなった分、犬扱いが増えたように思っていた。

 照れ隠しなのだとは思うが、最近は下手をすると昔より関係性が後退しているような気がしていたため、ミュゼさんの提言をトワ会長が受け入れてくれると宣言してくれことは素直に嬉しい。

 

 その場でトワ会長が自分から俺に抱きついて来れた時も嬉しかったが、残念だったのはクロウ先輩とアンゼリカ先輩とジョルジュ部長が真顔で「どうやっても子供が大型犬と戯れてる図にしか見えねえんだよな」「うむ、無表情なのに元気よく揺れる尻尾が見える」「無言なのに鳴き声まで聞こえる」などと言い始め、トワ会長が照れてすぐにハグが終わってしまった事だろう。

 

 そんなことをやっている内に士官学院の寮の門限が来てしまい、ミュゼさんは「これ以上は皆さんのお邪魔になってしまいますから」と言って帰路に着いてしまった。

 一緒に寮まで帰ろうとするリィンの申し出も断り「せっかくの機会ですし、今日は宿直ではないのですから、リィン教官も帝都まで出かけられられたら如何ですか? 私に気を遣って頂けるのであれば、むしろ楽しんで来て頂けた方が嬉しいです」と言うので、そういうことであればとトワ教官の提案で、全員でミュゼさんを寮まで送り届け、その足で帝都に帰る事になった。

 

 ミュゼさんは別れ際に「今度、相談に乗って下さいませんか? トワ教官を安心させることにもつながる内容なのですが」とそんな事をこっそりと俺に相談してきたが、詳細はまだ聞けていない。だがどんな内容であれ、アルバムの件も今日の恩もあるので、積極的に協力しようとは思う。

 

 帝都への移動は列車の使用を面倒臭がったヴィータさんが転移術を使い、ヴィータさんとクロウ先輩の仮拠点に飛んだ。

 

 その後は何時もの店で、何時も通りの宴会となった。

 唯一何時もと違っていた点は、それまでは比較的静かだったアンゼリカ先輩が、日付が変わった直後から「日付が変わったから今まで我慢していた分女の子を堪能するんだ!」と急に騒ぎ出したため、ジョルジュ部長が強制的にホテルに連れ帰った事くらいか。

 また、昨日に限っては諸々の事情で合法的にお酒を飲めていたフィーが、日付が代わったせいで飲めなくなってしまったこともあり、珍しく早めの解散となった。

 

 その後はトワ会長と家に帰り、ミュゼさんからもらったアルバム付きの日記帳を二人で読み返しながら色々な事を話して、結果として今後はこの日記帳にトワ会長と交互に日記を書いていくことになった。

 

 二人共鍛錬も仕事もあるので毎日とは行かないだろうが、今度は写真も添えながらトワ会長との日常を綴っていこうと思う。

 

 おそらく来年からは、今ほど穏やかな生活を送る事は難しいだろう。

 最近は各方面多様な組織が色々ときな臭い動きを始めているし、至宝関連の騒動もまだ終わった訳ではない。先輩達と大陸東部に行く用事もあるし、龍來でやらなければならない事もある。龍來と言えば、共和国にはその他にもいくつか懸念もある。

 

 これほど穏やかな生活を送りつつ、そして有事に備えて力を磨くことができるのは、もしかしたら今年が最後かもしれない。

 だが、だからこそ、この先も何十年とトワ会長との幸せな生活を続けていくためにも、今はしっかりと毎日を幸せに、そして必死に精一杯生きていこうと思う。 

 

 この日記に、そんな毎日の事をしっかりと残していこう。

 

 何十年か先、いつかまたトワ会長と一緒に笑いながら、二人の軌跡を読み返せるように。

 

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これで創の軌跡編を騙った総集編は完になります。ありがとうございました!

(黎Ⅱにトワ会長が出るようなので、内容によってはもしかしたら黎の軌跡編も書くかもしれません!)
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