セイバー
真名 ヘラクレス
性別 男性
身長 253cm
体重 311kg
好きな物
苦手な物
天敵 レム(バーサーカー)、ギルガメッシュ
出典 ギリシャ神話
地域 ギリシャ
属性 秩序・善
隠し属性 天
一人称 私
二人称 貴方/◯◯様
声優 西前忠久
デザイン 武内崇
イメージカラー 鉛
レア度 ☆4
概要
「騎士」のサーヴァント。
略歴
『Fate/stay night』の第五次聖杯戦争において、彼を奉る神殿の支柱となっていた斧剣を触媒にイリヤスフィール・フォン・アインツベルンによって召喚される。
ヘラクレスが真っ当な状態で召喚されれば、英雄としての相が強すぎてマスターと不協和音を起こす可能性があるとされていたが、この作品のヘラクレスはかなり、忠犬執事系男である。
「魔術師」以外の全クラスに当てはまるほどの武芸百般を極めた武人である。
人物
凄まじいまでの筋肉と申し訳程度の鎧と長剣を携えた長身の男性。
バーサーカーで召還された場合も同じようにデカいが、この作品の彼は、腕の部分の突起などはなくなり、筋肉はややソフトに、顔つきもバーサーカー時より人間味が出ている。
冷静な戦略眼を持つ。
武人として高潔な人物であり、戦士として他の英雄としのぎを削りあえることを望んでいる、誇り高い人物。
自身の目的の為なら略奪や騙し討ちも躊躇わないが、効率などでそれらの行為に流されることなく自身の実力で正道を押し通した武人。
能力
圧倒的な怪力と驚異的な体躯に似合わぬ素早さから白兵戦においては敵無しとされる。
その能力から歴代最高峰のメンバーと評される第五次聖杯戦争のサーヴァントの中でも最強と言われている。手を抜いているギルガメッシュに敗北しているが、自身のマスターを庇いながらという状況であり、バーサーカーであるレムとは互角にわたり合うことができる。
狂化されていない為に技量もすさまじく、さらに剛力から生み出せる一撃と卓越した反射神経から最高のスピード及び攻撃回数を誇る。しかし剣を振り回すだけでも他のサーヴァントを圧倒する。剣速は音速に達しており、剣圧だけでも自動車が飛んでいき道路に穴が開く程。
防御面も剣士としての経験と技術で一度視認した攻撃を見切る事が可能で「十二の試練」を更にフォローしている。スキル「心眼(偽)」「戦闘続行」による危険察知や死に難さがあり、Aランクに相当する攻撃に対して迎撃したり、致命傷を受けても中々死なずあまつさえ強引な反撃すら可能。
なお、最もヘラクレスの力を発揮できるクラスはアーチャーとのこと。これはアーチャークラスにはレンジャーとしての側面もあり、数々の試練を知恵と機転で乗り越えたヘラクレスには馴染みがいいためである(原文が「アーチャーはレンジャーでもあるので」となっているように、ヘラクレスがレンジャーということではなく、アーチャーがレンジャーなので相性が良いという意味と思われる)。しかしエミヤをなくす訳にはいかないので南無。
宝具
十二の試練(ゴッド・ハンド)
ランク B
種別 対人宝具
レンジ -
最大捕捉 1人
由来 ヘラクレスの十二の偉業。
生前の偉業で得た祝福であり呪い。この宝具はあらゆる攻撃を無効化し、超一流(Aランク以上)の攻撃でなければ、どのようなモノであろうと彼の肉体には通用しない。故に、傷を負う事など希で神話の時代、偉業を為しえた後の彼に傷を負わせた者はいない。
たとえ世界を滅ぼせる宝具であれ、それがAランクに届いていないのならば無力化する。Cランクの宝具を筋力に置き換えればAまたはA+相当になるが、Bランク以下の宝具ならどれだけ威力があっても無効化できる。逆に言えば蚊が止まるような威力でもそれがAランクだと無効化出来ない。ようは、威力判定ではなく純度判定であり、最強の攻撃ではなく最高級の格であるかが重要。
攻撃の無効化に加え、蘇生魔術を重ね掛けすることで代替生命を十一個保有している。更に既知のダメージに対して耐性を持たせる効果があり、一度受けた攻撃を学習しダメージを減少させる。耐性を得る条件は蘇生ではなく、ダメージを受けて回復するだけでいいので、代替生命を消費せずとも耐性が付く。
余りに大きいダメージを受けると一撃で複数の命を失ってしまうことがある。実際、投影魔術による「勝利すべき黄金の剣(カリバーン)」を受けて七つ分の命を失っている。
「命」と表現されるが、正確には「蘇生魔術」であるので、マスターの魔力供給によってストックは回復できる。ただし、この回復にはかなりの魔力を消費するらしく、イリヤ以外の並の魔術師であれば一生涯かけてやっと1個回復させることができるかどうかであるらしい。それでも聖杯戦争という状況に限って言えば、敵となるのは自分以外に6騎のサーヴァントであり「12回殺されないと死なない」という性能は破格と言える。
そのため、彼を倒すためにはイリヤによって回復される機会を与えずに12回分殺す必要があり、戦闘と撤退を繰り返して徐々にストックを消耗させるという戦法は短期的に実行しなければ通用しない。
全てが合わさると『地球を跡形もなく粉砕出来る攻撃でも純度がAランク以上でなければかすり傷1つつかず』、『純度がA合っても12回殺せる威力でなければ蘇生し耐性をつけ』、『数日あけるとイリヤにストックを回復させられる』というものになる。
この宝具は逸話が宝具という形になったものだが、能力自体は死後からでなく生前から持っていたもの。試練を潜り抜けた直後にこの不死身の肉体を与えられ、以後ヘラクレスの肉体は攻撃を受け付ける事はなく、傷付けた者は自害した彼自身を除けば一人としていない。
射殺す百頭(ナインライブズ)
ランク:C〜A+
種別:不明
彼の持つ万能攻撃宝具。一つの兵装ではなく、生前の偉業「ヒュドラ殺し」で使った弓の能力を元にヘラクレスが編み出した、言わば「流派・射殺す百頭」。その本質は、攻撃が一つに重なる程の高速の連撃にある。
長い戦いを繰り広げてあらゆる武具を使いこなし、様々な怪物・難行を乗り越えた、状況・対象に応じて様々なカタチに変化する「技」であり、剣の最大手を発揮していた。
今作では剣のみだが、本来は剣や槍や斧や弓といった武器はおろか防具である盾でさえも使用可能であり、複数の名のある宝具候補のうち、クラスに対応して所持する兵装としての宝具が変化しても、この技の性能は変わること無く宝具級の威力を発揮する。
使用スキル・必殺技
地砕くアウゲイアス
斧剣を振り下ろし、砕いた地割れで攻撃する飛び道具。
圧し鳴くネメア
タックルで突進し斧剣で追撃する。
落とすステュムバリデ
斧剣を振り上げて攻撃する対空技。
捕らわれるクレタ
敵を掴んで叩き付ける。
叫び示すヘラクレス
咆哮による衝撃波で敵の飛び道具をかき消す。
十二の試練(ゴッド・ハンド)
魔力開放。11回のスーパーアーマーが付く。
蹂躙のカルキノス
超必殺技。敵を掴んで叩き付け、斧剣の一撃を加える。
巨神の一撃(ギガントマキア)
超必殺技。大きく振りかぶって斧剣を振り下ろす。
射殺す百頭(ナインライブズ)
初撃が当たると斧剣による凄まじい連続斬りを喰らわせる。100ヒットする。
真名:ヘラクレス
ヘラクレス。メドゥーサ退治などで知られるペルセウスと並ぶ、ギリシャ神話における二大英雄の一人。
ペルセウスの孫にあたるミュケーナイの王女アルクメーネーとオリンポスの主神ゼウスの間に生まれ、幼名をアルケイデスといったが、デルポイの巫女から「ヘラの栄光」と言われたことからその名を名乗るようになった。
神々や数多の怪物を倒した、半人半神の英雄「ヘラクレス」。その名は世界に知れ渡るほど有名な存在となったが、その人生は苦難に満ちたものだった。
ヘラクレスはゼウスの不貞によって生まれた為、それを憎悪するヘラは彼と双子の妹イピクレスの眠る揺り篭に蛇を送り込んだり、長じて剛力無双の英雄になったヘラクレスに狂気を吹き込んで、自分の子と妹の子を手にかけさせた。
狂気に駆り立てて手をかけた償いとして、ミュケナイ王エウリュステウスの下で十の勤めを果たすようアポロンからの神託を受けた。
これこそが、「十二の功業」と呼ばれる冒険であるが、これ以外にもアルゴナウタイの一員となったり、ギガントマキアと称される巨人族とゼウスを始めとするオリンポスの神々との戦いにも、神々の側で参戦したという。
登場作品と役柄
Fate/stay night
その力から幾度と無くレムを窮地に追い込む。ルートによって役柄は変わるが、最後までイリヤの守護者であるということだけは変わることが無い。
Fate/Grand Order
バーサーカーの自分を見て絶句すること間違いなし☆
人間関係
Fate/stay night
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
マスター。失ってしまった自分の子供と重ねており、積極的に守ろうとする。マスターの言葉は絶対☆な忠犬でもある。
アーチャー
ルートではレムの隣に立つ為に殿として立ち塞がった男。
レム
心ゆくまで剣技を競い合う充実な時を過ごせた。楽しい。公園を更地にする程の激闘を繰り広げた。
ステータス
筋力 A+ 耐久 A 敏捷 A 魔力 A
幸運 B 宝具 A
保有スキル 戦闘続行 A 心眼(偽) B
勇猛 A+ 神性 A