無事退院。やったぜ。
「病院食ちょっと足りなかったからなんか途中で寄って食べるか」
身体能力に比例して少しずつ食べる量が増えていってるんだよなあ…。といっても高校生らしい量の範疇に留まる。
「一番近いのは大型商業施設のところか…別にいいけどやっぱ高いんだよな」
ハートランドシティで最も大きい商業施設だ。当然、
「品揃え凄いな…。各属性種族ごとのスターターにいろんな会社のパック…。うわ、ブラマジ9万円…」
食事を終えた後に立ち寄ったカードショップの品揃えは日本有数だ。
「とりあえず運試しにこれを3パック、あ、嵐征竜…。ドラグニティにぶち込む…って52万…」
やっぱこの世界じゃなかなか高いな…。前世じゃ数百円で手に入ったのに…。場所によっては150円だったなあ…。
「あれ?遊樹さんじゃねえか」
ん、この声は遊馬くんか。
「こんにちは、遊馬くん。奇遇だね」
「退院したのか」
「今日退院だよ。いささか病院食は物足りなくてね…。というわけで食べにきたんだよ。ついでにカードを買おうと思ってね」
にしても最近原作キャラとよく会うなあ。昔は全然会わなかったのに今じゃ街に繰り出せばほぼ遭遇するんだよねえ…。
「じゃあ合宿できるな!」
「まああとは予定が合えばだけど。何せこれでもプロだしね…忙しいんだ。休暇申請してはみるけど」
高校生でありつつ社会人みたいな感じだけど意外と似たような境遇な奴がいるしな。というか同じクラスに同じ所属のプロがいるし。
「そうか~…あ、そうだちょっと相談があるんだけどさ」
「俺にか?」
「小鳥のデッキを考えてほしいんだ!」
ああ…なるほど。
「小鳥ちゃんってデュエルを積極的にするイメージがないんだけど…」
「俺もあんまデュエルしてる姿は見たことねえけど…。昨日な、小鳥が『強くなりたい』って言ってたんだ」
なんか思いつめるようなことでもあったのかな?
「でも本人が好きなテーマじゃないとうまく回しづらいぞ?俺なんかは機械族とかが好きだからあのデッキなわけだし…」
「ええと…好きなのは『光属性、天使族、鳥獣族、可愛いかきれいな絵』って言ってたな」
…代行天使…ボチテンシヨンタイ。これはどうすれば…。勧めるか?いやでも下手すれば遊馬くんより強くなるぞ…クリスティアなんてエクシーズが多いこの世界じゃかなり敬遠されるカード…いやでも結構安いな。100円…。
「結構強いデッキが作れるけど…。下手すれば俺でも負けるかもなデッキになる…。なかなかひどいデッキだぞ?どうする?」
「え?別にいいんじゃねえか?」
「特殊召喚封じるからな…エクシーズ全滅だし上級なんて出すのめんどくさくなる。まあ作ってからでいいか」
よし、とりあえずオネストが1万だけどお兄さん奢っちゃる!
――――――――――
「大天使クリスティアでダイレクトアタック」
「うわ、めちゃくちゃ強いな…」
テーブルデュエルで具合を確かめてみたけど…うん。強いなあ…代行天使。
「じゃあこれを小鳥ちゃんのデッキにすることにしよう。強いし、何よりもしかしたら今後バリアンと戦うときに自衛できるようになるしな」
デュエルすることで自衛できる世界って?ああ!それ遊戯王。
「そっかバリアンと戦うかもしれねえのか…」
「多分な」
なぜかDr.フェイカーのデッキがガーベージと
「バリアンの目的はわからないけど少なくとも俺たちにいいことじゃないだろ。ならそんな奴らはアンナに害を及ぼす前に潰してもいいだろうし」
「…アンナが大事なんだな」
「妹が大事じゃない兄がどこにいる。お前の家族だってお前が大事だろう?逆にお前も家族が大事だろうし」
まあ虐待しているやつは知らんが?
「そっか…そうだな」
小鳥ちゃん、代行天使デッキに。
これはバリアンも涙目。
デュエル中のモンスターの戦闘描写は
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いる
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いらない
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ヌメロン集めたぞ!