とりあえず、船は順調に航行している。
「やっぱ、退屈だなぁ」
デュエルはする気にならない。まあ、お菓子を食べた手でデッキは触りたくないし。いや、手を洗うこともできるけどさ。
ガコンッ!
ビー!ビー!ビー!
「うおお!?」
めっちゃ揺れたぁ!?
「きゃああああ!?」
「なんだ一体!?」
「うおおおお」
とっさに近くの手すりに掴まってアンナを左手でつかんだけど…何があった?
「お、おいあれ!」
窓の外にはびっしりとモンスターが…。
クローラーがいないだけましだな。見た目がアレ、生理的嫌悪を呼び起こすんだよ。
「船の外に出るか」
とりあえず殲滅だ。遊馬くんやカイト、凌牙が先に外に出てモンスターを出現させて討伐してるし。
「アンナも行くか?」
「おう!」
アンナもいれば半分くらい消せるだろ。
「行け!ジャガーノート!グスタフ!」
「やっちまえ!スペリオル・ドーラ!グスタフ!」
「「撃て!」」
砲弾がモンスターを砕く。焦土に変える。残骸すら残らない。
「手ごたえがないな。だとすると…これは」
目の前に黒い穴が現れる。
「っっオービタル!船を離れさせろ!」
『無理です!舵がとられて制御不能です!』
あ、だめだこりゃ。
――――――――――
「つっ…。ここは?」
気絶していたようだ。地面はアスファルトだな。
「ここが俺たちを殺すための戦場って感じか」
浮遊している朽ち果てたアスファルトの道路に、錆びから見るにかなりの年月が経っているであろう船。そして、誰も灯さなくなった灯台。
「お前ら大丈夫か?」
「なんとかな」
「大丈夫だ」
「大丈夫だぜ!」
三勇士は大丈夫。ほかの面々も少し離れた場所にいる。
「で、いるんだろ。ベクター」
「チッ。気づいていやがったか」
「ベクター!真月をどこにやった!」
「ククク…ほぉら、そこにお仲間の真月ちゃんは居るぜぇ?」
はぁ…。
「真月!おい、大丈夫か!?」
俺たちが立っている浮遊島?とは別の島にボロボロになって倒れてる真月くん…という名のベクター。
「待ってろ!今助けてやるからな!」
「大丈夫、だよ。遊馬くん」
「でも!」
「…」
「なあ、真月!返事してくれ!」
「…」
「なあ、おい!」
「…クククク…」
「え…?」
「クククク!ヒャハハハハ!」
「お、おいどうしたんだよ真月!」
「なぁ~んちゃって!」
「し、真月!?」
「いや~。おかしくって腹痛いわ~」
え?中国産でも食べたの?
「ほんっと面白いやつだよなあお前。本当に俺のことを…クッヒヒヒヒ!」
「ど、どうしたんだよ!真月!」
「見せてやろうかぁ!面白いもんをよお!クゥアアアアア!バリアル・フォーゼ!」
真月の体から紅い奔流が噴き出て、真月を覆った。まあそこにいたのはベクターなわけだが。
「お、お前は!ベクター!?てめえ!真月に化けていやがったのか!…ならそこにいるのは一体…!?」
「クヒャヒャヒャ!ほおら来いよ」
近くにいたベクターが真月だった方のベクターに吸収される。
「ほ、本物の真月はどこにいる!?答えろ!」
悲しいけどこれが現実なんだよなぁ。
「本物ぉ?だぁれそれ?俺、ベクター。鈍いなあ、遊馬。俺が真月だよ!」
「そんな、嘘だろ!」
「嘘なんかじゃあねえぜ?さっきみたいに分身体を作れば真月とベクターがデュエルしている状況だって作れるんだぜぇ?」
「そ…れは…」
「本物の俺はぁ…遊馬の近くで真月としててめえら間抜けどもの目を欺いていたのさ!」
コナンの犯人として出てきたら間違いなく読者もコナンも欺けそうだよなあ。分身作れるのは。
「ジャンジャジャ~ン!今明かされる衝撃の真実ぅ!いや~ホントに苦労したぜ。お人好しな転校生演じてつまんねえ協力までしてさぁ…!」
『真月がバリアンだと!?』
「まあ怪しいとは思ってたけどさ」
「な!?遊樹さん!?」
「へぇ…。やっぱてめえはそこの間抜けとは違えみてぇだなぁ?」
「転校のタイミングがあまりにもなぁ。あとちょっとした伝手があってね。素性が怪しいやつを片っ端から調べてたんだが…真月だけは過去が分からなかった」
もちろん、嘘である。ブラフ、ハッタリ、精神攻撃は遊戯王の基本だからな。(リボルバーのミラフォ・ランチャーとか)
「ほぉう?」
「やはりベクター。姑息な手を…」
「誰だ!?」
「てめえらか」
おお。ミザエルにドルベ院だ…。これは誰を選んだらいいかな?(デュエルジャンキー感)
あああああ!?よっしゃぁ!このシーン、だいぶ改変したけどやれたぁ!
デュエル中のモンスターの戦闘描写は
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いる
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いらない
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ヌメロン集めたぞ!