無限列車起動デッキはアニメじゃ駄目だろ…   作:蓮山

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機械族使いの遊樹に囚われてしまった無能…。果たして無事に生きて帰れるのか…!?


第65話 捕虜と無限列車起動

「帰ってこれたな…」

 

 空間が壊れるとか…。やっぱタキオンはやばいなあ。

 

「なんかもう疲れた」

 

「アニキ…こいつ、どうするつもりだ?」

 

 気絶しているドルベを見ながらアンナが言う。

 

「どうしよ…。結構後先考えずに捕まえたから処理に困る」

 

『なんというか…敵ながら憐れだな…』

 

 とりあえず、監視しやすくてこっちが安全なところに軟禁か。

 

「大家さんに隣の部屋借りるか」

 

 幸い、空いてるらしいし少しの間借りとくか。

 

「となると、こいつがご近所さんになんのか」

 

「仕方ない。殺すとか嫌だし」

 

 情報を聞き出したら殺すとか、そんな戦争をしているつもりはない。

 

「じゃあ。俺たちはこいつを連れて帰るから」

 

「じゃあな!」

 

 遊馬くんが元気よく言ってくるけど…。

 

「あれ、カラ元気だな」

 

 真月の、いや、ベクターの裏切りが堪えたのだろう。表情に陰りがある。

 

「どうやって持ち帰るんだそいつ?」

 

「担いで」

 

「え?」

 

「担いで」

 

 簀巻きにしてるから肩に担いで。

 

「腹痛くなりそう…」

 

「大丈夫大丈夫。バリアンだし」

 

 たぶんバリアンは頑丈だろうし。

 

「根拠がねえよ、アニキ!?」

 

 

――――――――――

 

「ぐ……ここは…」

 

「お、目が醒めたか」

 

「お前は…!」

 

 ドルベを隣の部屋に軟禁してすぐ、目が醒めたようだ。

 

「なぜ、私を生かした!」

 

「殺すほどの理由ないし、何より子供の前で殺すわけないだろ」

 

「…そうか」

 

 つか、この言葉を聞くとは思わなかったんだけど。

 

「それで、私に何をする気だ?拷問されても私は仲間を売らない!」

 

「情報さえ喋ってくれれば帰ってもいいんだけどなあ…」

 

 この部屋を借りるのだってタダじゃないんだし。むしろ対処に困るから帰ってもらいたい。

 

「情報だと…?」

 

「そう。今のところ、俺たちはバリアンについてほとんど知らない。せいぜい、バリアン世界というところとアストラル世界が争っていてこの人間世界が巻き込まれてるくらいだな」

 

 あまりにも、情報不足だ。そもそも俺の前世にあった遊戯王ZEXAL世界からは外れているだろうし、そもそもアレ通りとは限らない。

 

「喋るわけがないだろう!私とてバリアンを救わねばならない!そのためなら」

 

「死すら辞さない?馬鹿だろお前。命を大切にできてないやつは大抵どっかで失敗する」

 

「ぐっ…」

 

「ま、すんなり話してくれるとは思わないさ。だ、か、ら?これ持ってきた」

 

「なんだ…それは?」

 

 全自動くすぐり機…みたいなやつ。飛夫さんと悪ふざけでつくったんだけど…まあこれがすごくてなぁ。全5段階のレベルでくすぐるんだが…最高レベルは呼吸困難に陥るから刺激が強すぎる。

 

 とりあえず拘束されているドルベを中に押し込んで…

 

「ま、待て!?なんだこれは!嫌な予感がする!」

 

「はいはい。耐えきれなかったらさっさと情報げろっちゃえよ~?」(暗黒微笑)

 

 スイッチオン!

 

「くっ………………うふっ…!…くふ…」

 

「やっぱレベル1じゃこんな感じか」

 

「ま、待て…く…なんだっこの…ふざけた…」

 

「全自動くすぐり機。くすぐりは古来より効果的な拷問方法ってじっちゃんが言ってた。ほい、レベル2」

 

 古事記にもそう書いてある。イイネ?

 

「ふ、ふはは…!くふは!?」

 

「うん。こっからが本番なんだけど…情報を言う気になった?」

 

「だ、くふ!誰が言うか!?フハハハ!?」

 

「じゃ、レベル3」

 

「ちょ、ちょっと待て!?あひぃ!?ふははあははは!?くふははぶあは!?」

 

「喋らないともっときつくなるぞ~?」

 

 楽しそうだなぁ?(暗黒微笑)

 

「ひふぶああああ!?ぶあばはは!!」

 

「レベル~」

 

「ま、あひひひひ!?待て!?あひゃははは!?」

 

「え?なんだって?レベル4。ぽっちとな」

 

「ひひゅはははははは!!!!ひあ!?ぶあばははゲホッカヒュ!?」

 

「ほ~れ、喋らないと別の意味でゲロるぞ~?」

 

「ゲェホはひゃはひゃははは!?ま、待て!ひやはははははゲェホゲホッ!?ヒューヒュー!はははふふくはははは!?」

 

 なにこいつ。見てて楽しい…。

 

「は、話すから、やめあひゃははは!?やめてくれ!?くひゅはは!?」

 

「最大レベル行かなかったかぁ…」

 

 電源オフっと。

 

「ヒュー…ヒュー…ウブッ…!?」

 

「吐くならこれに」

 

「うぷ…おげえええええええ!」

 

 お~お~…吐いてら…。

 

「ほれ、水」

 

 まあこれ使った時点でこうなるのはわかってたんだけどな!

 

「す、すまない…んぐっ…。あ、うぷっ…おおええ…」

 

 まあこうなるだろうねえ…。

 

―――――――――――

 

「で、今のところバリアンは何を目指している?」

 

「あ、ああ。今は遺跡のNo.を捜索している…。うぅ…ナッシュよ、私を許さないでくれ…」

 

「遺跡のNo.?」

 

「遺跡は34か所。そしてそこには強力なNo.が14枚あるらしいが…」

 

 34か所?ZEXALではそんなになかったような…しかも14枚も?やっぱりここは俺の知る世界ではないかぁ…いや、まあほとんど原作見れてないけどな。

 

「強力なNo.ねえ…。となるとこっちも取らなきゃいけないか」

 

「お前に必要かはわからないがな」

 

「機械族ならいいんだけどね。シナジーあればいいけど…」

 

 ドレッドノイドみたいな感じならいいよな。使えるし。

 

「それと…」

 

「なんだ?」

 

「また吐きそうになってきた…うぐっ…」

 

「…そこのトイレで吐いとけ…」




ドルベはくすぐりに若干のトラウマが芽生えた!

デュエル中のモンスターの戦闘描写は

  • いる
  • いらない
  • ヌメロン集めたぞ!
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