「え?アストラルが行方不明?」
最後の遺跡の探索を終えて、戻ってきたあとにすぐこれだよ…。
「ええ…いや、場所は分かってるから正確には行方不明ではないんですけど」
「で、小鳥ちゃんは俺にどうしてほしいんだ?」
「その…誘拐犯らしきものから伝言があってですね」
「伝言…ねえ。俺を連れてアストラル世界に来いって感じかい?」
まあアストラルを誘拐なんてアストラル世界のやつじゃないとできないよなぁ…。
「どうしてわかったんですか!?そうなんですよ。カイトさんやVさんがゲートを開くので2人だけアストラル世界に行けるんですけど」
「遊馬くんはアストラル救出に必要だし俺は名指しで指名されている…か」
ええと、誰だっけ?アストラル世界のトップ。エリ…エリ…エリザベートじゃなくて…エリ…まあいいや。
「はい…しかも、帰れる保証はないそうで…」
「そうかぁ…。でも行かなきゃアストラルが帰ってこないんだろ?今後のバリアン戦では一番必要な存在だ。ハイリスクでも行かなきゃな」
「ええと…」
「大丈夫、遊馬くんなら死んでもこっちに戻すから」
「いやいやいや!?死なないでくださいよ!?」
そう…死んででも帰さなきゃこの世界は終わる。バリアンの神ドン・サウザンドは悪辣で卑怯だ。その癖真っ向から叩き潰せる力がある。だけど遊馬くんとアストラルなら対抗できる。俺?知らん。
「まあ死に物狂いでやればどうにかできるさ」
―――アストラル世界―――
「ここが、アストラル世界か」
「なんつーか綺麗だけど…寂しいな」
「ああ、生物の痕跡らしいものがあまり見当たらない。それに活気も生気も感じない」
静かだ。いや、少しは聞こえるな、人の声。
「すみません…」
うん?
「貴女は?」
アストラルによく似た体色の女性が声をかけてきた。目がガラスみたいで綺麗だと思いました(小並感)
「私はエナ。その…こんなことを頼むのは心苦しいのですけれど…あなた方のカオスを分けていただけませんか?」
「カオス?」
「別にそんなことなら別にいいけど?」
俺の後に遊馬くんが言う。
「カオスってどうやって分けられるんだ?」
「その前に遊馬くん。カオスっていったいなんだい?」
「前にも説明した気がするけどカオスは欲望のことらしいんだ」
「欲望、か。なんかカオスって言い方だと悪いイメージが沸くな…」
欲望はまあ漢字に起こすと望むと欲すだ。別に望むこと、欲すこと自体は悪ではない。行き過ぎれば自滅するし、無いと生きることができない。そういうものだ。
「カオスって生きている限りは必ず生まれると思うんだけど…」
「その生まれるはずのカオスがこの世界では生まれません…それによって魂が貧弱になってしまい、我々は衰退の一途をたどっています」
「…つまりアレか?カオスの排除をしてしまった結果、衰退しているってことか?」
「そう…なります」
これ、馬鹿なんじゃねえか?そもそも生きるのに必要なものを切り捨てるってどうなんだ?ただの生命のある人形になるってことだろ?
「ここのトップのところに案内してくれるか?カオスを分けたら」
「…はい。カオスを分けるには接触さえすればいいです」
「じゃあ握手だな」
「俺も」
遊馬くんが右手を出したから俺は左手を差し出す。
なんか活力を少し奪われてる感覚だな…。
「ついてきてください」
「わかったぜ」
ここのトップは俺をどうして指名したのやら…。
「「「…」」」
「…なあ、あいつらは」
「やめとけ遊馬くん。いちいち構ってたらキリがないし…何よりカオスを分けすぎるのはまずい気がする」
俺たちに物欲しそうな目を向けるアストラル世界の住人。でも構ってる暇はない。今この瞬間にもバリアンが攻めてきてる可能性だってある。その可能性を考慮して精霊を全てあっちに置いてきた。
…まあ身体能力はそのままだからリアルファイトでは負けることはまずないだろうなあ。
誰かカミナの兄貴がダンまち世界に行く小説書いて…(乞食)
デュエル中のモンスターの戦闘描写は
-
いる
-
いらない
-
ヌメロン集めたぞ!