遊矢の親、榊遊勝が失踪した。
子供と妻を置いていくとかなかなかクズいな…。
「で、お前らなんで遊矢に対して父親の悪口言ったんだ?」
「いや…だって…。あんなやつの子供なんだし…」
「ああそう?じゃあお前らの親が犯罪者だからっていう理由でいじめられたらどうすんだ?」
親がクズだからとして子供が被害を被るなんていうのはおかしいわけだ。親の罪は子供には関係ないだろうに。
「うぐ」
「確かに、期待していたやつが期待したことを出来なかったら失望するだろうな。でも、だからといってそいつの子供に対して不満をぶつけるなんてだっせえ真似すんじゃねえよ」
まあ、気持ちはわかるが感情に振り回されないように精神も鍛えなきゃデュエリストとしては二流なわけで…。あ、主人公は別。
「じゃ、昇、柚子。俺は遊矢探してくる」
「わ、わかった」
「う、うん」
――――――――――
「よっす」
「ユウ…キ?」
「おう、ユウキさんだぜ」
公園で泣いてましたねぇ…。まあ一人で泣く場所なんてここくらいだしな。
「とりあえず、ほれ、ハンカチ。涙拭け」
「あ…うん」
小学校だからハンカチ持って来いって言われてるから持ってた。普段は持ってない。
「ユウキは…」
「うん?」
「ユウキは父ちゃんのこと、どう思ってるんだ?」
…正直に答えるべきかどうか悩む質問だな…。
「…あー、うん…。正直に言えばなかなかにひどいやつ…かな。遊矢と遊矢のお母さんを置いてどっか行ったんだろ?」
「ユウキも…そう言うのか…」
「いや、だってなあ…。俺だって自分が失踪したら遊矢がどうなるかわかるわけで…遊矢のお父さんだってわかってたはずだろう?」
むしろ想像できなかったらおかしいだろう。
「置いてかれる方もつらいんだし家族に何の説明もしないってのは…正直親として失格だと思う」
辛辣?一般的な感性だと思うんだが…。
「父さんを悪く言うな!」
「でもなぁ…。これが世間一般の意見だと思う」
「それは…ッ」
「だからさ…証明すればいい。榊遊勝の息子の榊遊矢が、遊勝のデュエルが、エンタメデュエルが正しいって。世間の厳しい目を笑顔に変えられるようなデュエルをすればいい。まあもちろん榊遊勝のデュエルそのままじゃだめだ。結局は二番煎じ、見飽きてるだろう。エンタメデュエルを進化させるんだよ、お前が」
「エンタメデュエルの…進化」
「そのためにまずは…お前が笑わなきゃな」
泣いてるやつのエンタメデュエルとか誰も笑顔にならないだろう。
「そうだな…そうだな!」
おおう…。一気に笑顔…。振り子メンタルは伊達じゃない。このまま固定して鋼鉄メンタルくらいになってたらいいんだが…。菩薩メンタル?あれは…遊馬先生だからこそだろ。俺じゃ心が折れてる。
「ありがとな」
「むしろなんかお父さんのことを悪く言ってごめんな」
―――――――――
「で。言い訳は?」
「ごめんなさい先生!」
めちゃくちゃ先生に怒られました。そういやまだ授業あったんだった…。
「はぁ…。まあ今回はクラス内のいじめを防いだから大目に見ますが…次はありませんよ?」
「ハイ、ソレハモウ…」
この先生怖い…。笑顔なのに笑ってない…目が特に。
デュエルさせたいので次回はデュエルです。
デュエル中のモンスターの戦闘描写は
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いる
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いらない
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ヌメロン集めたぞ!