【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」   作:塊ロック

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「……エッ?」

目の前の長身の男から、そんな声を聴いた。
黒髪長身のサルカズ優男……コード―ネームをミッドナイトと言う。

「いや、俺はさ……記憶を失くしちゃってるから、イマイチ皆との距離感が分からないんだ」
「なるほど……それで、どうして俺をご指名ですか?」
「そう。元ホストって聞いてるからさ……そういうの得意かと思って」
「そうですか……フフ、職場が変わっても、俺の使命は変わらない……良いでしょう、協力しましょうドクター。それで、最初は誰にします?やっぱりアーミヤちゃん?」

最初、最初か……決めてなかったな。

「じゃあ、最初にここに来た奴からにしよう」

完全に軽い気持ちで考えていたよね。

「わかりました、誰が来るかな……」




EPISODE1 シルバーアッシュ①

「失礼する」

 

二人して言葉を失った。

入ってきたのは、ミッドナイトよりも背の高い、白髪のフェリーンの男性。

 

「……どうした?何を呆けている」

「あ、いや……ちょっとびっくりしただけさ」

 

彼の名は、シルバーアッシュ。

イェラグの軍閥・カランド貿易のトップであり、今はロドスとは提携を結び、戦略支援を受けている。

 

「そうか。ん?お前は……ミッドナイトか。珍しいな、ここに居るとは」

「ハハハ、そういう時もありますよ」

(ドクター!?いきなり凄いの来てません?!しかも男ですよ!?)

(俺だってびっくりしてる!何で今日に限って事前アポなしで来てるの!?)

「どうした、二人して」

「「な、何でもない!」」

「そうか……」

 

え、え、マジで?

いきなりロドスの命運左右しかねない人が来ちゃったよ!?

 

いや……だからこそ、なのかもしれない。

こんな大変な相手だからこそ、友好を結び同盟を強固なものとする必要が……あるんじゃないか?

 

「なぁ、シルバーアッシュ……さん」

「どうした」

「来週辺り、時間が無いだろうか」

 

ええい、ままよ!

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

「良いですか、ドクター。コミュニケーションの質が人生を左右します」

 

俺は今、ミッドナイトにマンツーマンで講義を受けている。

あ、仕事はちゃんと終わらせたので今は理性回復剤ガンギマリ状態です。

 

「そ、そんなにか」

「はい。それだけコミュニケーションというのは人生に密接に関係しています。良いコミュニケーションは仕事の効率にも左右されます。ドクターにも覚えがありますよね。詳しく指示を出して居ないのにオペレーターがしっかり動いてくれたり」

「ああ、この前のジェシカがそうだった」

「それだけ意図を汲まれている、信頼されているってことです」

「なるほどなぁ」

 

メモに残しておく。

古来より大事な事はメモをする、これ実際大事。

 

「また、ビジネスの成功は10%の専門知識と90%のコミュニケーションです」

「そんなに比重が重いのか」

「話す相手との印象によって契約が成立するパターンも多いですからね」

「なるほど……」

「今回の相手は……シルバーアッシュですからね。多少なりともそう言った事を意識すると良いかもしれません」

「わ、分かった」

 

メモに残す。

所で何となくこのメモをアーミヤに見られたら拙い気がしてきた。

何故だろう。

 

「相手を観察する上で分かりやすいポイントは大きく分けて4つあります」

「4つ」

「はい。まず『姿勢、動きの変化』。続いて『呼吸の変化』『表情の変化』『声の変化』です」

「お、おう」

「人間全ての動作には何かしらの兆候があります。まずはそれを見極めて一歩ずつ近づいていきましょう」

 

 




そんな訳で始まりました見切り発車連載シリーズ。
今回はアークナイツの頭ゆるゆるなお話です。

……続くかなぁ。
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