【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」   作:塊ロック

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オペレーター達と交流を始めてから、これで三ヶ月が経つ。
記憶を失った当初と比べて、友好的になってくれている奴等も多くなった。


EPISODE ???①

「そう言えば、ドクターの意中の人の話はどうなったんです?」

 

ある日。

いつものメンバーでお茶会していたときの事。

ミッドナイトがそう溢した。

 

「ああ、言ってたな。ジョージには想い人がいるとか」

「お前には言ってなかった気がするぞエンカク」

「気にするな。俺とお前の仲じゃないか」

 

ちなみに俺は今タルトの盛り付けをしている。

良い桃が手に入ったので、今回はピーチパイと洒落込むことにした。

さっきからシルバーアッシュのホークアイがタルトを捉えて離さない。

 

「へぇ、ドクターにそんな相手が。だからヴィグナさんやスペクターさんに煮え切らない態度を取ってたんですね」

「クーリエ。キャラがどっか行ったぞ」

 

そして未だにあの二人に返事をしていない。

……マンティコアにも。

フィリオプシスは本当に寝に来てるだけなのは最近感じている。

 

「確かに、そろそろカタを着けなければ刃傷沙汰になるぞ」

「忠告痛み入る」

 

判っては居るんだが、やっぱり二人を前にすると言い辛い。

 

「そこは、ドクター次第ですがね」

「それで?友よ。どんな女性が趣味なのだ?」

「修学旅行の中学生かよ」

「確かお前、髪が好きだとか言ってたな」

「いつだよ!?」

「ここに来る前だ」

「記憶無いときじゃねーか!ノーカウントだ!ノーカウント!」

「ほう、髪か。古来より女性の髪には何かとコストが掛かる。手入れが出来ない場合……それこそ集落によっては短く切る場合も少なくは無かったと聞く」

「詳しいな、シルバーアッシュ」

「まぁ、立場上そう言ったローカルな知識も必要だったのでな」

「ドクターは長い方か短い方、どっちが好きなんですか?」

 

マッターホルンが戻ってきた。

ううん、長短、か。

 

「長い方かな」

「答え一緒じゃねーか」

「記憶失くす前から変わってないのかよ俺」

「分かりますよドクター。俺も髪の長い女性には弱くて」

「僕は少し活発な子が好みですね。短い方が好きです」

「俺はどっちも行けるね」

「マジで中学生みたいなノリだな今日」

 

クーリエやミッドナイトまで話に乗っかってきた。

 

「で、エンカクは?」

「おいおい俺に振るのかよ」

「ここまで来てお前だけ言ってねぇからな。お前は把握してるくせに俺は知らないのは不公平だぜ」

「ったく、俺は短い方だ」

「素直だな」

「隠すことに意味などない」

「確かに……ほい、待たせたなシルバーアッシュ。完成だ」

「待ちわびたぞ盟友」

 

ピーチパイをテーブルに置く。

すかさずクーリエが均等に切り分けてくれた。

 

「そう言えばドクター。その人……ロドスの人ですか?」

「いや、外部だ」

「へぇ、てっきり内部に居るから俺に助力を求めたとばかりに」

 

最初はオペレーター達と話すために会話のテクニックを学んだんだったな。

 

「外部、か……まさか、龍門のチェンか?」

「何でそこであいつが」

「会話してる所は何度か見てますが、その線は薄いかと」

「ホシグマか?奴には俺も目を付けていてね」

「お前のそれ絶対意味合い違うだろエンカク」

「ドクターならスワイヤーさん一択でしょう」

「マッターホルン、なんだその変な断定」

「写真とか無いんですか?」

 

今日はいつになく盛り上がってる。

なんだこれは。

 

「写真か……一応あるぞ」

「「おお!」」

 

懐からメモ帳を取り出す。

このメモ帳ももうパンパンだ。

 

「ドクター、面接希望者ですよ」

 

そんな時、アーミヤが部屋に入ってきた。

 

「え?急だな」

「はい、何でもドクターとは何度か会ってるとか」

「知り合い?誰だろ……すまん皆、ちょっと行ってくる」

「それが……」

「あ、ドクター久しぶり!」

「……え?」

 

聞き覚えの無い声。

だが、声音的に向こうは俺を知っている。

 

「君、は」

 

言葉を失う。

背後の奴らも、息をのんだ。

だって……こいつは、写真の女性と、同じ顔をしていたんだから。

 

「じゃ、改めて。あたしが、噂のエフイーターだ!よろしく!」

 

 




EPISODE FINAL エフイーター①、完。
②に続く。
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