【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」 作:塊ロック
時系列?なにそれ。
青い空。
輝く海、そして白い砂浜に。
「準備は良いか野郎ども!!」
「「イエアぁぁあ゛あ゛あアア゛ああ゛アアア゛ア!!!!」」
汗が迸る六人の筋肉。
俺達は……夏の海で、男だけでバーベキューに来たのだ!!
「今日は食うぞ!!日頃の鬱憤も、何もかも投げ捨てるために!!!」
「「応!!」」
「合言葉は!」
「「いただきまぁぁあ゛あ゛あアア゛す!!!」」
焼く、そして食う。
その為だけに俺達は此処に居る。
シエスタ滞在三日目。
ようやくこのメンバー全員が此処に集う事が出来た。
今日はアーミヤ達もいない……俺達だけの時間だ。
「オイオイシルバーアッシュピーマン残すな子供か」
「それは生焼けだ」
「うん焼けとるから食えよほら」
「ムガァッ!?」
ちなみに全員水着。
そりゃ砂浜に居りゃな。
俺は黒に青の縦ラインが一本走っているトランクスタイプに青のラッシュガードを着ている。
流石にフードは無い。
「ドクター、やっぱり白いですね。日に焼けるとあとが大変そうです」
隣にクーリエがやってきた。
華奢なイメージがあったけれど、脱ぐと一変。
こいつも細マッチョ。
前線張るオペレーターがひょろかったら大変だがな。
「私の日焼け止め、良かったら使いますか?」
「マッターホルンおめーめっちゃ小麦色じゃねーか説得力ねーぞ」
「おうジョージ肉足りねぇぞ!」
「馬鹿野郎エンカクてめぇどんだけ食うつもりだ」
エンカクが催促しているので追加の串を通していく。
「タマネギいらねーっつの」
「おめーは吸血鬼かって。ミッドナイト、お前も食え」
「え、あ、はい」
「……どうした?」
ミッドナイトが若干キョドっている。
「いえ……俺も身体にはそれなりに自信ありますけど、それにしたってね……」
「ああ……」
気持ちは分かる。
俺もトレーニング欠かしてないけどどうしても肌が白い。
「ま、トレーニング続けりゃ大丈夫だ。んで、食え」
「はい……!」
「お前も金出してんだから食わなきゃ勿体ねぇぞ!」
ちなみにビーチのど真ん中でやってるからまぁ目立つ。
でも誰も声かけてこない。
そりゃそうだ。
俺はともかく全員顔も身体も一級品。
まぁ女性の視線は集める。
「……見られてるな」
「そりゃそうだ」
「ナンパでもするか?」
「エンカク、エンカク……」
「冗談だ」
駄目だこいつ。
最近キャラの崩壊がインパクト。
「んで、ジョージ。最近どうだ」
「最近、とは」
シルバーアッシュが唐突に話振ってきた。
お前も組織の長ならもうちょい内容の分かる前ふりをしろ。
「何、昨日は遅くまでヴィグナと楽しんでいたそうじゃないか」
「いや言い方。俺がロックとか疎いからそう言うの教えてもらってたんだ」
「今シエスタは黒曜祭の時期だからな。どこからも音楽が聴こえる」
「……爆発音とか、悲鳴とか以外にこんな大音量聞いたことねーな」
「盟友よ。今日は、楽しむのではなかったのか?」
「………………すまん、アッシュ」
「気にするな」
いかんいかん。
今日はオフなんだから仕事の事は忘れよう。
「それで?ヴィグナとはどこまで行った」
「それで終わりだっつの!!」
「なんだ、つまらん」
「人の人間関係なんだと思ってる!」
「私はお前にぐちゃぐちゃにされたがな」
「やめろ笑えねーから」
しかしまぁ、平和だ。
周りはこんなにも笑顔が溢れているのに、世の中は混乱真っ只中。
「俺、ここに居ても良いんだろうか」
そんな呟きが、つい口を出る。
「当たり前ですよ」
「ミッドナイト」
「ドクターが繋いでくれたから俺達ここに居るんです」
「そっか……そうだな」
焼けた肉を口に含む。
うまい。
「高い金払った甲斐あったな……」
「うん、美味しい……ほら、シュヴァルツも食べて」
「あの……セイロン様、ドクター達が固まっています」
………………セイロン?
周りを見渡す。
全員首を横に振っている。
「ドクター、ごきげんよう」
「セイロン?ナンデココニ?」
カタコトになってしまった。
「あら、ドクター。この前の紅茶のお礼がまだでしてよ」
「え"」
「ドクター、撤収準備しますよ」
「お前ら逃げようとすんな!全員アレ飲んだだろうがよ!!同罪だ同罪!!」
「ではミス·セイロン、ミス·シュヴァルツ。我々と相席願えますか」
「うわ、この領主急に腰低くなりやがった」
「はい、頂きます。こういうのやってみたかったんですよね♪」
「スミマセンドクター……」
「きにしなさんな……俺の管理ミスだ」
「今度1杯奢ります」
「俺あんま酒強くないんだけど……」
「……先日、私と一夜飲み明かした記憶は誤りですか?」
「やるじゃねぇかジョージ」
「死ねエンカク!」
「甘いな!」
串を投げつけたが指で挟まれて止められた。
「甘いのはどっちかな?」
「何……?アッツ!!」
熱せられた鉄串、そりゃ熱い。
「くっ……!だがジョージ!それを投げたという事はお前も同じ……」
「ああ……めっちゃ熱かった」
手がじんじんする。
「全く……ほらドクター、手を出して冷やすから」
「あー、すまんなヴィグナ……え、ヴィグナ?なんで?」
手を取られてヒンヤリする氷を当てられた。
顔を上げれば燃えるような赤髪の少女。
「こんだけ馬鹿やってれば気付くわよ」
「それもそうか」
「むぐむぐ」
「………………」
視線を向ければいつの間にかいたフィリオプシスとマンティコアが無言でトウモロコシ食ってた。
………………ちょっと嫌な予感。
「こんにちは、ドクター」
ほら来た。
「よう、スペクター……!?」
スペクターが、水着を着ていた。
しかも、俺の選んだやつ。
「どうされました?どこか……変だったでしょうか」
全然変じゃないです。
むしろ似合いすぎて困る。
「………………」
「いてててて抓るな」
ヴィグナが拗ねた。
ごめんて。
「べっっっっつに」
「ごめんって。ほら笑って笑って。可愛い顔が台無しだぞ」
「かわっ……!?ちょっと止めてよもう!」
「?」
「……あぁ、素なのね今の。アンタに可愛いって言われても全然嬉しくないわ」
「そうなのか……そりゃ悪かった」
「あ、いやちがっ……ど、どうせ他の子にも言ってるんでしょ!」
「いや、ヴィグナだけだ」
「う、嘘!」
「俺が可愛いと、愛らしいって言ってるのはヴィグナだけだよ。信じられないか?」
「え、え、えっ、あわあわあわ」
ヴィグナが髪に負けないくらい赤くなっている。
そんなにか?
「あらドクター。わたくしはかわいくないと?」
ずいっ、とスペクターが腕に絡み付いてきた。
ちょっと。
「スペクターはかわいいってより綺麗だろ」
「あら……あ、あらあら……」
珍しくスペクターが狼狽えて手を離した。
何事。
「ジョージー。そろそろ肉消えるぞー」
「せっかくだ。お前らも食ってけよ」
「良いの?」
「早くしねーとセイロンに全部食われちまうぞ……えっ、ちょっとセイロンマジで食ってるじゃねーか待て!!」
このお嬢様思ったより肉食じゃねーか。
「こうやって友人とバーベキューするの、憧れでした!」
「とびっきりの笑顔しやがって……クーリエ!」
「ここに」
「悪いけど追加を……ってもう買ってあんのかはえーよ!!」
「ドクターのツケです」
「知ってたよ!後で店の場所教えろ!謝るから!俺が!!」
今日、俺の財布はだいぶ軽くなった。
けどまぁ、
「たまには良いか」
「珍しく平和に終わりましたねドクター」
「俺の懐は世紀末だが?」
「どうしてでしょうね?」
「………………何でだろうな」
今更ですが時系列は特に決めてないのでめちゃくちゃです。
スペクターの水着はアリスギアと言うゲームの籠目深沙希と言う方の物だと思ってください。