【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」   作:塊ロック

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あれから、シルバーアッシュ並びにカランド貿易との関係性は良好に進んでいた。

「いやー、ほんと助かったよ。やっぱりミッドナイトに頼んで正解だった」
「そんなに褒めないでくださいよ。俺の仕事は貴方の下で働く事なんですから。それに、アレはほとんどドクターの頑張りで掴み取った信頼です。俺は少し後押ししたに過ぎません」

あれから一週間。
今日もロドスは平和です。

「それで、ミッドナイト」
「はい?」
「また、頼んで良いかな」
「……構いませんよ。次は誰にしますか?」
「そうだな……じゃあ、次にこの部屋に来た人って事で」
「またギャンブルですか?それで前回大変だったじゃないですか」
「ははは、まぁな」
「さて、誰が来ますかね……?」




EPISODE2 フィリオプシス①

「失礼します」

 

はきはきとした声。

……でも、何となく機械的だ。

 

「こんにちは、ドクター」

 

入ってきたのは、白い髪、白い肌のリーベリ族の女性だ。

彼女の名前はフィリオプシス。

元ライン生命医科学研究所データアナリストにして、現ロドス製薬の医療オペレーターだ。

 

「やあフィリオプシス。どうしたんだい?」

「報告、フィリオプシスは糖類を所望します」

 

自分がお菓子作りが出来る事はロドスにおいて周知の事実だ。

マッターホルンが気が向いたときに合作したりレシピを増やしたりしている。

 

「ちょっと待ってね、今手が離せなくて。そこの戸棚に入ってるフィナンシェ食べて良いよ」

「感謝します」

 

フィリオプシスはフィナンシェの包みを手にして、一礼して去っていった。

残された自分とミッドナイト。

 

「……で、お次はフィリオプシスですか?」

 

ミッドナイトが口を開く。

 

「……かな。ちゃんとあの子と喋った事、無いしね」

「また難儀な人選をしますね、ホント」

「ミッドナイトなら出来るでしょ」

「妙な信頼を得てますね。ここまで来たら一蓮托生です。ご教授しましょう」

 

 

 

――――――――――

 

 

 

「今回のテーマは、『何故ホストはモテるのか』というお話をします」

 

いつもの教場。

今日も今日とて理性回復剤ぶっ刺してメモを片手に椅子に座る。

 

「それ、ちょっと気になってた。ホストってモテるよね」

「これは以前お話した人を観察することにも繋がっているんですよ」

「そうなの?」

「ええ」

 

ミッドナイトはホワイトボードに文字を書き込んでいく。

姿勢、動き、呼吸、表情、声。

これは、前にミッドナイトから聞いた内容だ。

 

「モテる人というのは、『人に必要とされている人』の事だと思ってます。で、どんな人が必要とされるのか」

 

赤ペンで文字列の下に線を引っ張る。

 

「それは『相手が欲しいものを提供してくれる人』、『または提供してくれるかもしれない人』です」

「……欲しい物」

「はい。人が求めるものは、金、物、地位名誉ステータスに始まり、外見や気持ち、色々あります」

「……それを持ってるから、必要とされると」

「その通りです。ではそれを知るにはどうすれば良いのか」

「相手をよく観察する」

「ご明察。流石はドクターですね。ホストの才能ありますよ」

「ドクターをクビになったら考えておくよ」

「良い店、紹介しますよ」

 

閑話休題(話が逸れた)

 

「そう言う訳で、ホストである俺たちはお客様が何を欲しがっているのかをしっかり観察するんです」

「なるほどなぁ……」

 

しっかりとメモにしたためていく。

……これ、絶対アーミヤやケルシー先生に見られたら何か言われそうだ。

 

「それではドクター、フィリオプシスから頑張って信頼を獲得しましょう」

「ああ!」

 

しかし、彼女が必要としているもの……か……。

 

 




あ、作者はホストのテクニックや学校について調べながら書いてます。
もしかしたら何処かで読んだかもしれませんが気にせず読んでくださると助かります。
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