【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」 作:塊ロック
「おはようございます、ドクター」
「おはよう、フィリオ。昨夜はよく眠れたか?」
「いえ……ドクターの部屋に鍵が掛かっていましたので」
「うん?」
「そして、部屋の中に誰かと居る気配がしました」
「………………あー」
「昨夜は何が……」
「フィリオ、そこの棚に新作があるから持っていきなさい」
「ドクター」
「君は何も見てない」
「……説明は後日頂きます」
――――――――――
「あのさ」
「なぁーにぃー……」
「どいてくれない?」
「えー……やーだぁー」
ため息を吐いて視線を手元の本に戻す。
この前シルバーアッシュからプレゼントされた人を駄目にするソファに凭れて本を読んでいた。
……のだが、何故かそこにエフイーターが混ざり、俺にもたれかかってウトウトしている。
この前から……まぁ、関係を持ってお互いの気持ちをハッキリさせてから随分甘えてくるようになった。
こっちがやっぱり素なんだろうな。
構わなくても勝手に構ってくるあたりなんとも。
胸元に頭を乗せてすやすやと寝ている。
……実際、俺も案外居心地が悪くないので好きな様にさせてるんだけどね。
「ってなるかい!!」
「わ、何、何!?」
俺が勢いよく立ち上がり、エフイーターがずり落ちた。
「お前ちょっと距離近過ぎだろうが!!」
「えー、昔はこんなんだったじゃん」
「そっ……そうだったかも」
ちょっと心当たりがあるのがなんとも。
「でしょー?ならいいじゃーん」
「む、むぅ……」
「ジョージ、お菓子とかない?」
「いや自堕落過ぎだろうが」
「あたしもジョージの作ったお菓子食べたいなー」
「……しょうがないな。リクエストは?」
「プリン」
「菓子じゃねーじゃねーか!!!」
――――――――――
「ほら」
「わぁ、ジョージありがとう!大好き!」
「はいはい……」
誰も居ない休憩室。
エフイーターの前にプリンを差し出すとそりゃもう嬉しそうに頬張っている。
……こうも喜ばれると流石に頬が緩む。
「あー、ニヤニヤしてる」
「うるせ」
「うーん、美味しー」
「そりゃどうも」
「ねぇジョージ、結婚しない?養ってあげるよ?」
「流石に話飛びすぎだろ」
「あははー、結構本気」
「……なぁエフイーター」
やっぱり、言わなきゃいけない。
「なし崩し的にしてしまったとは言え……俺さ」
「関係ないよ」
「え……」
「ジョージはジョージだったから。あたしの知ってる。だから……後悔してない」
「………………」
「実感も感慨も湧かないなら、あたしがずっと傍に居るからさ」
「エフイーター……」
……応えるべきだ。
俺は、
「おはようございます、ジョージ……あら?」
……休憩室に入ってきたオペレーター。
「スペクター……」
あれ、やばくね?