【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」 作:塊ロック
時間軸はエフイーターと殴り合う少し前まで戻ります。
ここから先、関係にケリをつけるかなかった事にするかは展開が思い着くまでちょっと分かりません。
不甲斐ない作者で申し訳ありません。
本日は快晴。
気温も湿度も悪くない。
俺達は揃ってモニター前に集まっていた。
なお、俺だけ書類は手から離せない。
「お前はどいつに賭けてたんだ?」
バカその1、エンカク。
「私は2番人気のオリジキャップだ」
バカその2、シルバーアッシュ。
「俺は3番人気のオリジフラッシュですね」
バカその3、ミッドナイト。
そして俺。
四人で俺の事務室に集まっていた。
モニターに移されているのは大量のオリジムシ。
最近微妙に流行りだしたオリジムシレースとか言うものらしい。
娯楽無いにもほどがあるって思うだろ?
俺もそう思う。
「盟友よ。お前はどれに賭けた」
「んー……12番」
「え……お前、こいつ他のレースで一度も勝ってないやつだぞ」
「戦術指揮官の癖に予想とか予測しないんですドクター?」
「バーロー。んなモン仕事中だけで良いよ。娯楽には娯楽らしい楽しみ方がある」
狙うは大穴。
「所で、今日の補佐のオペレーターが来てないんだが」
「アン?俺達のうちの誰かじゃないのか?」
「この前ケルシーに釘刺されただろうが。お前らといると何かやらかすって」
「失敬だな」
「否定はしませんけど。でもそれ、この状況目撃されたら拙いのでは?」
「一蓮托生」
「一人で死んでろ」
今日誰だったっけな……あ、ウタゲか。
「ちょっと探してくるわ」
「ドクター?レース始まりますよ?」
「流石に仕事に差し支えが出るからな。後で結果だけ教えてくれ」
「おう、行ってこい。どうせ負けだ」
さて、どこほっつき歩いてんだあいつは。
「……あっ」
『今、春の風が吹きました!一着はオリジスプリング!』
「オイオイオイ勝ちやがったぞ」
「いくらに化けたのだ、これは」
「………………200倍です」
「「「………………」」」
「貴様ら、ここで何をしている……!」
「「「あっ」」」
――――――――――
「見付けたぞ」
「ドクター」
カフェテリアにて。
雑誌を広げて頬杖をついていた彼女を発見する。
彼女の名はウタゲ。
極東からの留学生だったらしいが、感染者事件に巻き込まれ発症。
生活を一気に変えられてしまったのだが……それでも変わらずに生活する、ある意味強かな子だ。
「今日はお前が担当だろうに」
「あはは、ごめんごめん。ちょっと教えを請われてさ」
広げてあるのは……なるほど、ファッション誌だ。
流行を追い掛けるのが得意な彼女は、ロドスの女性オペレーター達から一目置かれている。
「なるほど、な。まぁそう切羽詰まってるわけじゃないから良いけど。流石に朝イチには顔くらい出してくれ」
「そうやって言うけどなんだかんだ優しいし」
「仏の顔は3度までだ」
「うへぇ、肝に銘じます」
「それで?誰に聞かれたんだ?」
「あ、そこ聞いちゃう?」
「そういうのも踏まえた上でカウンセリングは効果を発揮するからな」
「もっともらしい事言っちゃって。ヴィグナよ」
「ヴィグナが?なん……」
「なんで、なんて野暮なこと言うなよ?」
言葉に詰まる。
俺は彼女の気持ちを知っている。
「あはは、変な顔」
「やかましい。仕事するぞ」
このあと、執務室は地獄の形相をしていた事を知る。
居なくて良かった……。
ちなみに勝ち金はロドスに寄付されました。
今回はウタゲ編です。
あと冒頭見てわかる通りしばらくウマ娘やってました。