【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」 作:塊ロック
ゲームは2周年ですけど全く本筋関係ないお話です。
「よう、やってるか大将」
「大将はアンタでしょうが」
「ははっ。調子はどうだい、ジェイ」
「ボチボチ、ってとこでさぁ」
ロドスアイランド、厨房区画。
メンバーの休養日がかち合うとここに集合する事になっていた。
というより、たかりに来ていた。
「もう皆さんお集まりでっせ」
「早いな……」
「おうジョージ、おせぇぞ」
「エンカクまで来てるとは」
「ミッドナイトから聞いたそうでさ」
「ドクター、今更じゃないですか」
「それもそうだったか。シルバーアッシュは……えっ、何ソレ」
「手土産だ」
シルバーアッシュがマグロ引き摺ってた。
えっ、マグロ?
なんで……?
「良いのが捕れたからな」
「えっ、獲った?誰が?」
「私だが」
「何やってんの!?」
「妹にせがまれてな」
「どうして……」
「昔から魚を釣るのは得意だったからな」
「初耳だわ。ってか密猟じゃないのかそれ」
「私はカランドの領主だぞ」
「そうだったわ」
死ぬほどアホやってたから忘れてたけどそうじゃんコイツ。
めっちゃ偉いやつだったわ。
「ジェイに捌いてもらおうと思ってな」
「まさかこんな食材を持ってきてもらうとは。腕が鳴るってモンでっせ」
ジェイは海鮮料理が得意な生粋の料理人だ。
これは今日は美味にありつけそうだ。
「しかし、良いのか?今日は飲むだけだったろ」
「構いやせん。俺もこっちの方が落ち着くんで。それに大将は旨い旨い言ってくれるんで」
前にジェイの料理を頂いたときはまぁ旨い!旨い!って言い続けてたもんな。
「盟友はいつも作る側だからな」
「まぁ、確かに」
菓子類は得意だが料理の類はあんまり明るくない。
「ま、待っててください。すぐ拵えますんで」
そういうないなやあっという間にバラバラにしている。
流石の包丁捌きだ。
「サルカズでもここまでの刃物捌きが出来るやつはそうそういないな」
「エンカクから見ても凄いのか」
「ああ。と言ってもこの動かし方はどちらかと言うと知識に依る物が大きいな。肉体の何処に刃を通せば切れるかを良く知っている」
「なる程な……」
「それでドクター?今夜は何を?」
「ん?ほら」
持ってきた酒を一瓶置いた。
「前に鎮圧したレユニオンから徴収した」
「ドクターも悪い人ですね」
「戦利品だ。勝てば官軍」
と言うかテロリストに慈悲はない。
「どれどれ……安酒の類ではないな」
「流石の目利きだな」
「……これは、料理酒だな」
「えっ」
マジ?
飲めないじゃん。
「ジェイ」
「へい」
シルバーアッシュがジェイに手渡す。
「確かに料理酒ですね……しかも結構物がいい」
「そうか……じゃあジェイにやるよ」
「良いんです?」
「日頃の礼さ。こんなんしか渡せないけど」
「構いやせん。ありがとうございます」
あ、ちょっと嬉しそう。
顔が若干強面だけど愛嬌あるもんなコイツ。
「では私が今日は振る舞おう」
「お前の持ってくるやつは甘っちょろいのばかりで胸焼けを起こすぜ」
「貴様のは辛すぎて胃が焼ける」
この二人好みが明後日過ぎて極端なんだよな……。
「まぁまぁ、ここは俺が」
ここでいつもミッドナイトが仲裁に入る。
「それではお客様、こちらなどどうでしょう?」
「やめろ。野郎相手にホストモードになるな」
「あはは……」
「お待たせしやした。マグロ、ご期待くだせぇ」
「わお。ジェイも、飲もうぜ」
「いただきやす」
たまにはこんな日があっても良いかもしれん。
野郎だけで酒盛りをしこたま楽しむのだった。
マドロック……どうしようかな……。