【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」   作:塊ロック

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祭り③

エンカク、シルバーアッシュ、マンティコアは単独で動き出した。

俺は、スペクターと共にいる。

 

……のだが。

 

「………………(にこにこ」

 

……めっちゃ微笑んでいる。

何か知らんが凄まじく機嫌がいい。

 

「スペクター」

「はい」

「申し訳ないけどお前が頼りだ。なるべく頑張るが」

 

その辺に落ちていた鉄パイプを手に取る。

切り札は重要な局面で切ってこそ切り札。

それまではこれでなんとかしなくては。

 

「ええ、ええ。大丈夫ですとも」

「よし、行くぞ」

「ところで、きちんと私の分は頂けるのでしょうね」

「安心しろ。ほぼお前の取り分だ」

「まぁ素敵」

「余りにも手に負えなかったら言ってくれ。コイツで黙らせる」

「うふふ、ドクターは手を出さなくても大丈夫。私に任せてくれれば全てバラバラにしますわ」

「お、おう」

 

えらい話がスムーズに進むというか……。

まぁこの際楽だから別に良いんだが。

 

「!敵だ」

「お任せあれ」

「急襲する!」

 

二人で同時に飛び出す。

 

数は3。

 

「何だお前ら……!」

 

一人が叫んだがもう遅い。

 

「オラァッ!!」

「ぴぎぇ」

 

鉄パイプをフルスイング。

得物でガードされる前に即頭部をすっ飛ばした。

 

「スペクター!」

「ぁぁあ゛あ゛あアア゛ああ゛アアア゛アああアア゛ああアア゛ア゛アァァ!!?!!」

 

返事の代わりにこの世のものとは思えない絶叫。

まああのノコギリで斬られたらそうもなる。

 

「ひ、ヒィ……!」

「うふふ、そんなに震えちゃって。大丈夫大丈夫、すぐお仲間の元へ送ってあげますよ」

「スペクター、仲間呼ばれる前に片付けろ」

「はいな〜」

「た、助け」

「さようなら」

 

ぎゃりぎゃりぎゃりと凄まじく嫌な音がする。

喧しい武器だなと思う反面相手の注意を嫌でも引き付ける為囮には持ってこいだな。

 

「ふぅ、さてお次へ行きましょうか」

「スペクター」

「はい?」

「顔が返り血だらけだ」

「あらいやだ。ドクター?少し恥じらう時間を頂けて?」

「確認しなくても勝手にしてくれ」

 

他のメンバーも見敵必殺してるだろうし問題なさそうだ。

敵もそれ程練度が高くなさそ―――

 

「……っ!?」

 

悪寒。

スペクターも表情を引き締めた。

何か、来る。

 

ずしん、と地響きが鳴る。

 

「……仲間が次々と屠られていると泣付かれて来てみれば」

 

ずんぐりとしたジャケットに、コンクリートの塊を武器にしたような得物。

そして、見上げるほどの巨体。

 

「なるほど、手強そうだ」

 

サルカズか……?

ここに来てこんな奴が居たなんて。

 

「……お前みたいなやつが何故アイツらと?」

「先程のやらかしで助ける気など毛頭無くなったが……私にも待ってる奴等がいるんでな」

「心中察するぜ」

「ならばここで倒れてくれないか?」

「嫌だね」

「そうか、仕方ない」

 

相手が構える。

やるしか、ないのか?

 

「行くぞ」

 

 

 

 

 

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