【完結】ドクター「オペレーターと仲良くなりたいけどどうすれば良い!?ミッドナイト!」   作:塊ロック

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ミッドナイトとの決着。


EPISODE FINAL NEXT ミッドナイト②

「……それは、」

「俺はあの時一人だけ後方にいた。ドクターの判断は正しい。でも」

 

ダン!とミッドナイトは乱暴にグラスをカウンターに置いた。

 

「俺は、アンタと戦いたかった!!」

「っ!」

「俺はドクターの為に命を懸けたかった!」

「ミッドナイト、聞いてくれ、俺は」

「分かってます、俺の実力が足りてなかった」

「そうじゃない!」

「何が違うって言うんですか!」

「逃走経路は必要だった」

「ぐっ……」

 

ミッドナイトが言葉を詰まらせる。

 

「ですが……」

「ミッドナイト、あの時待機できるメンバーは正直他に居なかったと言える」

 

シルバーアッシュ、エンカク、スペクター。

ぶっちゃけ一点に留まって待機するのに向いていない。

 

「お前は俺の知る中で最も忍耐のある男だ。だから選んだ」

 

この言葉に偽りは無い。

 

「……ドクター、俺は」

「ミッドナイト。確かに言葉が足りなかった。だが、あの時は時間が無かった」

 

……現に、犠牲者が出てしまった。

 

「……俺も、頭では分かってたんです。でも……どうしてですかね。あの時、何故かそれが納得いかなかったんです」

「ミッドナイト……」

「俺とドクターは……まぁ、その、なんていうか。俺は友人だと思ってます。だから」

 

ミッドナイトがもう一息酒を煽る。

 

「おい、流石に飲みすぎじゃ……」

「だから、俺は貴方の為に命を賭けたかった!!」

「えっ……」

「俺も一緒に戦いたかったんです……!」

「それは、」

 

これは、俺のせいなのか?

俺が……踏み込ませ過ぎた?

信頼関係の形成に失敗したのか?

 

「どうして、そんな……」

「どうしてって。友達じゃないですか」

「友人にそこまでする義理はあるのか……!?」

「俺は、貴方と関わっているうちに、多くの事を教えてもらいました。だから、俺は、俺だって貴方へ何かしたかった」

「……正直」

 

俺に、そこまでしてもらう価値はあったのだろうか。

今まで……日記に書かれた過去の俺も。

オペレーター達をただの戦力としか見ていなかった。

 

ミッドナイトに声を掛けたのだって、最初は記憶を失くした負い目からだった。

 

オペレーター達との信頼関係。

そのなもの一長一短で築けるものではない。

 

「俺は、自分の事を過小評価していたのだろうか」

「……そうですね。ぶっちゃけ今更感ありますけど」

「ぐっ」

「自分の事を過剰に低く見積もると、貴方を慕う人々全員の気持ちも踏みにじる事になりますよ」

「………………」

「これじゃどっちが諭されているのか分かりませんね」

「それも、そうだな……」

 

お互いに乾いた笑いが出た。

 

「じゃあまあ……」

「今回はこれで手打ちにしましょうか」

 

特に打ち合わせもなく立ち上がり……。

 

「「オラァぐっへぇあ!!?!?!?!?」」

 

渾身のストレートがお互いの顔がめり込んだ。

 

そのまま倒れ伏したのだった。

 

 

 

 

「ドクター、ここに居たのね。ちょっと話が……えっ、なにこれ!!!??」

 

 

 

後にやってきたヴィグナに発見されて回収されたのだった。

 

 

 

 

 




次回か次々回くらいに完結します。
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