ドクターが記憶喪失になったので攻略します!   作:雨あられ

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第12話

「え!?知らなかった?」

 

私がまずいなと気づいたのは、酒瓶の中身がほとんど無くなりかけた時だった。

訓練終わりにドクターと居酒屋で飲んでいると、たまたまそれはドクターの秘書の話になった。

 

秘書についてはケルシ―先生からもオペレーターの中から誰かが、”ドクターの指名制”で選ばれることを予め聞いていた。

だから、当然ドクターも自分の意志で秘書を選んでいると。

つまりは、”アーミヤちゃんを秘書”に選んでいるのはドクターなんだと、そう思い込んでいた。

 

「えっと、初めに説明を受けたりしなかったの?ほら、記憶を無くしてたわけだし」

 

顎に手を当てて黙り込むドクター。つまり、アーミヤちゃんはドクターに説明をしていなかった……?

だ、だとすると……!?

私の背中に嫌な汗が一筋伝って落ちる。

 

「あのさ、一応確認しておくけど。秘書をアーミヤちゃんから変えようだなんて……思ってないよね?」

 

もちろん、検討している。アーミヤにばかりそんな役目(貧乏くじ)をさせるわけにはいかない。

 

ブレイズなら誰を秘書にするのが良いと思う?と、私の杯にトクトクとお酒を注ぎながら、とても純粋な顔で相談を持ち掛けてくるドクター。私はそれを受け取りながらも、お酒の酔いも醒めきっていて、いよいよ肝まで冷え始めていた。

 

「……いままで通りアーミヤちゃんでいいと思うよ。うん、下手に変えると他のオペレーターも困っちゃうだろうし」

 

主に私のメンタルが。

私の言葉を聞いて、そういうものだろうか?と首を傾げるドクターに、そういうもの!と、今度は私がドクターの杯にお酒を注いでから、小鉢に入った味の染みた大根の煮つけを箸で口の中に放って、ぐしゅぐしゅと流し込む。それからお酒の杯をあおると、いくらか酔い心地も戻ってきた。

 

「あ~!これ、たまんないよドクター!!……ね、だからさ。この話は聞かなかったことにして……」

 

ああ、じゃあ、ブレイズ。君に秘書を頼めないだろうか。ブレイズなら安心して任せられる。

 

「ぶっ!?けほ!けほ!……ば、馬鹿じゃないの!?」

 

体中にアルコールが駆け巡って、耳と尻尾と一緒に一瞬で体温が跳ね上がったようだった。

なんだかんだドクターは秘書を交代する意思を固めたらしく、私は熱が収まらないままに、冷静な部分では既に身の安全のためにも長期出張の任務に出ることを心に決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「秘書の交代……ですか」

 

そうドクターが申し出たとき、私はとても落ち着いていました。

何時かこういった日が来ることを予想していたというのもあります。その時のことをいくつか脳内シミュレートしていた成果でしょう。

適当な理由で却下を申し出ようかと思いましたが、ドクターは予め秘書交代についての規定文章まで見つけていたようで、流石にそうなると一蹴するわけにも行きません。ドクターにアドバイスしてくれたどこかの誰かには”お話”をしないといけませんね……。

 

どうして突然そんなことを言うのですか?

 

と、問いただしい気持ちをぐっと飲み込むと。笑顔を作ってドクターに問いかけます。

 

「ドクター?ちなみにどなたを新しい秘書になさるおつもりですか?」

 

……アーミヤは誰が良いと思う?ですか?

どうやら、誰を秘書にするかは決まっていないようですね。

 

「……私なら、特に今の生活に不自由を感じているわけではありませんから。ドクターの秘書を続けることに何ら問題はありませんよ?」

 

しかし、アーミヤにばかり、こんな損な役回りをさせるわけには行かないじゃないかって……?

ふふ、それはドクターの気持ちは嬉しいですが。私は寧ろ好きで……と、そこでピンと私の耳が立ちました!

 

「でしたら、こうされてはいかがですか?これからドクターの秘書候補をオペレーター中から複数人お選びしますので、その中で一番ドクターが気に入った方を長期で秘書に指名するというのは?」

 

ニコニコとそう提案する裏側には、秘書の座をそのまま奪われるのではという不安な気持ちと、コレについては絶対に他のオペレーターに負けるはずがないという自信の両方を持ち合わせていました。

 

例え、初めはもの珍しさで別のオペレーターを秘書に選ぼうとも……ドクターは、最後には必ず私の元へと戻ってくる。

 

……そして!

 

やはり、秘書はアーミヤしかいない!

アーミヤさんには敵わなかったッ!!

流石はロドスのC・E・Oッ!!!

 

……と、晴れて、私は万年秘書。

しかも、周り回って、ドクターのお嫁さんになるということも……!?

 

ドクターも私の意見に賛成してくれたのか、そうしようと、手を打った。

 

「では早速式場の手配……もとい、秘書の候補を何人か見繕ってきますね」

 

立候補で集めたらとんでもないメンバーが集まってそのままドクターと夜の演習作戦にもつれ込むかもしれませんから、ここは慎重に選びませんと。えーと、ケオベさんとカーディさんとそれからイフリータさん辺りにでも……と、そう指を折って考えていると、コンコンとノックの音が響いてくる。ドクターが返事をすると、失礼します。と若くも落ち着いた声音が聞こえてくる……この声は

 

「失礼致しますわ。ドクター。それからアーミヤさん」

 

「ナタ……ロサさん?こんにちは、本日はどういたしましたか?」

 

入ってきたのは白いブロンドの髪をなびかせる、赤と青の対照的なオッドアイを持った品格の高い女性……ロサさん。

あの、ウルサス自治団のメンバーの一人です。

 

「ごめんなさい。先ほどの話、実は聞こえてしまって……」

 

「あぁ……大丈夫ですよ。先ほどの話は、いずれロドス艦内にもすぐに広まることでしょうから」

 

人の口に戸は立てられないと、ドクターもそう言ってフォローをすると、彼女は俯いたまま何かを考えこんでいるようでした。

 

ロサさん、本名・ナターリア・ロストワさんは、あのウルサスの惨劇を経験した被害者の一人です。最近は笑顔を見せて、気丈に振舞ってはいますが……その根底に潜むトラウマ、心の傷跡はまだ癒えることはないみたいで……。

そんな彼女が、意を決したようにそのオッドアイを光らせ、私とドクターを交互に見ます。

 

「あの……とても厚かましいお願いだとは思うのだけれど、先ほどのお話、私に任せていただけないかしら?」

 

「え?…………ドクターの秘書を、ですか?」

 

「はい」

 

「…………そうですか」

 

……不安と、途方もない後悔、そして、果てしない無力感を宿した眼をするロサさん。

少しでも、ロドスの役に立ちたい。少しでも多く、自分がここに居る理由を見つけたい。

彼女から伝わってくる感情はあまりに切実です。でしたら、私からは……何も言うことはできません。

 

ドクターとアイコンタクトで頷き合うと、

 

よろしく頼む、ロサ。

 

と、ドクターは立ち上がって手を差し出した。

パッと表情を明るくすると、ドクターの手を両手で包み込みめいいっぱい握りしめるロサさん。

 

「あぁ、私、ドクターの力になれて光栄よ!」

 

既に、秘書の仕事をやり終えたかのような感嘆の声をあげました。

ふふ、まぁ、良いですよ。それでロサさんのメンタルケアに少しでもつながるというのであれば、それに、ドクターの秘書という大役は……そうやすやすとこなせるものではありませんよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

File12 ロサ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

底冷えする寒さに足を戸惑わせながら、名残惜しいベットから身を乗り出すと、ロサは姿見の前にやってきて顔を洗い、髪を整え、朝のルーティンを開始する。

いつもよりも念入りに鏡の前でチェックを終えると、早速第一の仕事をすべくドクターの寝室を訪れる。

 

「ドクター?……起きているかしら?」

 

控えめにノックをして、ドクターの部屋の中へと踏み込むと、そこには布団をかぶり、規則正しい寝息を立てているドクターの姿があった。

 

「ドクター朝よ。起きて……」

 

そう身体を揺らしてみるものの、う~ん、と身を捻ってしまうだけで、起きる気配はない。

 

アーミヤさんは、あまりにも起きない場合はとりあえず布団を引っぺがしてたたき起こすと言っていたけれど……。

 

「ドクターの寝顔……どこか可愛げがあるわね」

 

いつも、戦場であんなに凛々しいドクターが、寝ている姿は本当に無防備で……。

見ているだけで飽きがこない。

 

そうして、寝顔を鑑賞していたら早速朝の予定を30分もオーバーしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい、ドクター。……次はちゃんとやるわ」

 

気にしなくていい、そもそも朝起きられない自分が悪い。というドクターの言葉を噛み締めながら、今日のスケジュールを読み上げていく。書類の処理が終われば、今日は近隣の山村から依頼のあった住み着いたオリジムシとレユニオンの鎮圧……そして、帰ってきたら少しの夕食休憩をはさみ、そしてまた書類の整理……と後方支援に居たときから知ってはいたけれど、発展途上のロドスだからこそ、ドクターが目を通して印を押さなければいけない書類がたくさんあるようだった。

 

「ドクター?」

 

ああ、うん。聞いているとも。

 

「ドクター……目が覚めるコーヒーでも淹れましょうか?」

 

……頼めるだろうか。

 

と、首をカクカクと動かすドクターにクスリと笑みが漏れる。

 

ドクターの秘書なんてキチンとできるか不安だったけれど……。

 

そんなに肩ひじ張らなくていいと、そう励ましてくれているのかもしれない。

近くにあったコーヒーメーカーで豆を砕いてお湯を入れると、ほんのりと朝の匂いが執務室に充満し始める。

 

こんな風に迎える朝も、そう悪くはないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村の近くを拠点にしていたレユニオンとの交渉は決裂し、早くも現場は緊迫したムードが漂っていた。

 

硝煙の匂いがあがり、そこかしこで戦火の音が響いている。

 

「ドクター、潜伏していたプロヴァンスさんのチームが作戦通り敵の奇襲に成功したわ!」

 

入ってきた通信をもとに戦局の報告を行うと、見晴らしのいい山の上の本陣から、戦局を眺めて顎を摩るドクター。

たまに、ドクターのことを恐ろしいとする人がいることを、私もわかる気がする。

 

ドクターの指揮は本当に神がかっている。

戦局の把握能力、未知の敵への落ち着いた対処、そして何よりはオペレーターの犠牲を一人も出さずに生還してみせるその卓越した戦闘指揮。まるで、これから何が起こるのかわかっているのかと、そう思えるほどに……。

 

不味いな。

 

「え?」

 

いや、少し配置をシミュレーションより改変して見たのだけれど……

 

『ザザー…ま、不味いよドクター!そちらに敵クラッシャーの小隊が向かっている!!誰も止められる人が居ないよ!?うわビー……ガガ』

 

と捲し立てるようなプロヴァンスさんの声が!

ど、ドクターのような人でもミスをするの!?

 

「ど、ドクターッ!?ど、どうすれば……え?まだ何とかなる。ロサ、君の力が必要だ……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

構えたのは、鍛冶師・ヴァルカンさんの手によって生まれ変わった愛機。

以前は、身を護るためだけに使っていた虚仮威しの攻城兵器に過ぎなかったけれど……今は、誰かを守るための……本物の武器。

 

森林を蹴散らしながらこちらへと向かっているクラッシャーの小隊、人数はそう多くない。

私の目的は時間稼ぎ。そうすれば、こちらに向かっている前衛部隊が到着する。

 

だけど、高台から奇襲が出来るのはこの初撃だけ。

 

外すわけにはいかないッ!!

 

「ロサ、自分を信じなさい、あなたならできるわ」

 

逸る鼓動を押さえつけて、何度も深呼吸をして、そう自分に良い聞かせて、教官たちとの訓練の光景を思い出す。

相手が姿を見せたと同時に、バリスタの狙いを定めて……ッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドクター、やったわ!……あっ、うーんと、コホン、本当に喜ばしい勝利ね」

 

任務完了。そのアナウンスが響いたのとほぼ同時に、私は嬉しさのあまりに武器を投げ捨てて近くにいたドクターへと抱き着いた!しかし、すぐに冷静さを取り戻してその体を引き離すと、咳ばらいを一つして勝利の喜びをドクターと一緒に笑顔で分かち合う。

 

……ありがとうロサ。君の協力があったおかげだ。

 

ドクターにそう言われて、更なる幸福感が全身を包み込む。

けれど、今の私はドクターの秘書。再び飛びつきたくなるような衝撃を抑え込んで、戦況の確認と報告へと切り替える……。

これ以上の戦火が燃え広がらないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドクター。今日は本当にお疲れ様」

 

偶然手に入れた特別な紅茶を淹れると、ドクターも流石に疲れたのか肩を回してから唸って、お礼を言う。

 

「今日は一日どうだったかですって?……えぇ、とても楽しかったわ」

 

慣れない業務で大変なことも多かったけれど、今日という一日を一言で表すのに相応しいのはそれだった。

村の人たちからお礼に振舞ってもらったちょっと豪勢な夕食も、クタクタになって帰ってきてから見た書類の山の絶望感も、ドクターと一緒にこなしているとすべてが楽しく、そして輝いて見える。

それは、ドクターが私の事情を全て吐露した"かけがえのない友人"だからか。若しくは、忙しさのあまり感覚がおかしくなってしまったのか。

 

「ウフフ、きっと両方なのかしら」

 

そうポツリと呟くと、冷ましながら紅茶を飲んでいたドクターが不思議そうな顔をする。私は……

 

「ねぇ、ドクター。私が渡したナイフは、未だ、持っているかしら」

 

あぁ、持っているよ。そう言って、おそらくナイフが入っていると思わしき机の引き出しを一瞥するドクター。

それは、かつて私が自らの犯した罪に耐え切れずに使おうとしていた自傷用のナイフ。幾度となく死を求め、それでも許されるはずがないと、自分を戒める贖罪の顕現……。

 

「ドクター。いつか、いつか私が過ちを犯したら、その時は……」

 

その時は……一緒に怒られよう。

 

「……え?」

 

ロサ。君はかつてあのような惨状であっても自らの手を汚していないと嘆いていたが……それは、自分も同じだ。

 

驚いてドクターを見ると、そこに映ったのはとても真剣な眼をしたドクター……。

 

ドクターは言った。

自分自身、この戦いのさなか、自らの手を汚したことが一度もないと。

でも、だからこそ、オペレーターやロドスのみんなと一緒に罪も、喜びも、悲しみも、全てを分かち合う必要があるのだろうと。

 

家族とは、そういうものではないだろうか。

 

そう言って、私の手を握って、優しく微笑んでくれる姿に、私の、私の奥底に眠っていた全てが溶け出していくのを感じて……

 

「ドクター……!」

 

崩れ落ちる様にドクターの背に手を回すと、顔を崩してナターリア・ロストワは小さな子供のように慟哭をあげた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ。やっぱりドクターの秘書は私にしか務まりませんよね」

 

あれから一週間か経ち、ロサさんから秘書の辞退の申請がありました。

まぁ、色々と激務をこなしてもらいましたからね、無理もないかもしれません。

 

けれど、これでドクターもわかったはずですよ。

 

「おはようございます。ドクター」

 

そう言って元気よくドアを開けると、どこか落ち込んでいる風なドクター。

……それは、朝早くから布団を引っぺがして大量の書類の束を見せつけたのは悪かったと思いますが、これもドクターの為を想ってのことです。

それに、今日は比較的楽で簡単なお仕事を回そうと思っていますから安心してください。

 

「え、ロサさんの淹れるコーヒーが恋しいですか?それくらい、私が淹れてあげますよ」

 

隠し味に理性回復剤を溶かしこんだコーヒーを淹れてドクターの前へとカップを置くと、はぁと露骨なため息をつくドクター。

……ちょっとあんまりな態度にムッとしましたが、ここでしっかりとフォローしてあげるのが正しい正妻としての姿でしょう。

 

「ドクター。ロサさんの件は残念でしたね」

 

再び重いため息をつくドクター。

 

「ですが、気落ちすることはありませんよ。これからも私が傍で……」

 

「ドクター。い、いるかしら」

 

?どこかしおらしくなったロサさんがドアの影に隠れながらこちらの様子を伺って、ドクターが手をあげると、もじもじした様子でこちらへとやってきます。

 

「ごめんなさい。ドクター。秘書を突然辞めたりしてしまって。別にドクターのことが嫌いになったとか、秘書の業務が嫌だったとか、そう言うわけではないの」

 

「ただ、その……」

 

チラリとロサさんがドクターと目を合わせると、ボッと顔を赤くしてさっとその潤んだオッドアイの瞳を逸らすロサさん。その割に、小さな尻尾はピコピコと揺れていますね?

 

「ず、ずっと傍にいると……お仕事にならなさそうだったから……」

 

え?とドクターが聞き返すほどの小さな声。

……私の大きな耳にはバッチリとその卑しい発言が聞こえていますよ?

 

「な、何でもないわ!だ、だから……ま、またお茶会を開きましょうね!ドクター!」

 

言うだけ言って、私への挨拶もなしに足早に執務室を出ていくと、まだこっちを見ていて、ドクターが軽く手を振ると、嬉しそうに手を振り返して今度こそ部屋を出ていくロサさん……。

 

 

 

「ドクター。今日のノルマは上級源岩100個と合成コール200個ほどです。頑張りましょう」

 

 


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