ドクターが記憶喪失になったので攻略します!   作:雨あられ

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File6.シュヴァルツ

水着です。

 

ハッキリわかりました。

ドクターをメロメロにするには、やはり私も一肌脱ぐしかないということが!

 

そう、最近のドクターは無自覚に人を誑しこみ過ぎなんです。

すっかりドクターに懐いたイフリータさんに、毎朝ドクターを起こしに通い始めた占い師、やたら元カレっぽい雰囲気を出してくる匂わせサルカズ人……ドクターの人気があることは大変喜ばしいことですが、そろそろ……我慢の限界です!

 

「私がドクターの隣に一番相応しいことを証明しなければいけません……!」

 

胸元に引き寄せたのはピンク色のオフショルダービキニ。

この日のために、お小遣いを貯めてサベージさんと一緒に購入したものです。

これを着ていけばきっと、ドクターも……!

ビキニを服の上から体に合わせてクルクルとその場で回って、ポフンと、明日のことを想像してベットへと倒れ込みます。

 

「ドクター。明日はきっと、二人の素敵な思い出が作れますよね……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザーン……

青い空!白い雲!サンサンと降り注ぐ太陽の日差しに思わず目がくらみます。

気持ちのいい潮風を浴びて、裸足のまま暖かい砂を踏みしめると満ち引きを繰り返す海へと駆けだし……。

 

「ドクター!こっちです!」

 

手を上げてドクターの方へと振り返ると…………?

 

「暑いですわね、ドクター……」

 

ドクターの隣で額に手を当てているのは、美しいプロポーションを惜しげもなく見せつけるレオタード姿のスカイフレアさん……!?

サラサラの髪をなびかせて、物憂い気にふぅと息を吐く姿がとても絵になります……!?

 

「海も良いが、夜にライブに行く体力は残しておくんだぞ、ドクター?」

 

その更に隣には、黒の水着にホットパンツ、健康的な腹筋や太ももに思わず目を奪われてしまうほど軽装なチェンさんの姿まで……!!

というより、いつの間にライブの約束を……!

 

お二人に見とれていた自分の頭を振って、再度自らの身体を見下ろします。

 

「…………!?」

 

そこには……悲しい現実が……い、いえ。まだドクターが、こういった体型が好きだという可能性は捨てきれませんよね。それに、記憶喪失のドクターにそう刷り込ませていけば……!

 

「……ドクt」

 

「おいドクター!そんなところでぼさっと突っ立ってないで、オレサマ達のところへ来いよー!」

 

「イフちゃんがね、お肉焼いてくれてるよー!」

 

そういって大声を張り上げるのは、笑顔でバーベキューをしているイフリータさんやマゼランさんなどのライン生命の方々……。ドクターたちも、美味しそうな海鮮物やお肉の匂いに釣られてフラフラと吸い込まれていきます。

 

「あぁ、ドクター……」

 

行ってしまいました。

折角、ドクターと二人で遊べると思ったのに……そう思いながらも私もイフリータさんたちの元へと向かいます。

 

今日やってきたのは南国の独立都市国家、シエスタ。

いつも殺伐とした戦いに身を投じているドクターやオペレーターの皆さんの心と身体、両方を養ってもらうためのリゾートバカンスです。

 

周りには、スイカ割をしているクオーラさんやアンセルさんたち、砂浜でアイスシャーベットを頬張るペンギン急便の皆さんなど、みなさんとても生き生きとした笑顔を浮かべています。

ドクターの元へと追いつくと、イフリータさんが早速焼けた串焼きを私にもくれて……

 

「こういった日がいつまでも続けば良いですね。ドクター」

 

そうだな。もにゅ、本当にそうだ。

 

お肉を頬張りながらそういうドクター。

 

とはいえ。

 

こういった皆で過ごす日も良いですが……二人きりで過ごす夏も……悪くはないと思いますよ?

 

このシエスタに滞在している限りまだチャンスはあると思うのです。

例えば、明日になれば皆さん遊び疲れて、きっと……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございます。ドクター。一緒に朝食にいきませんか?」

 

次の日の朝、昨日はグムさんの屋台の手伝いなどに駆り出されてしまい、一日会えなかったドクターの部屋を訪れます。このホテルには美味しい朝食バイキングが付いているのです。それを、ドクターと二人で……ふふ、ちなみに私のおススメはシェフの方が目の前で作ってくれるふわふわオムレツです!ネギやベーコンなど好きなトッピングをお願いできるのですが、今日は二つほど頂きたいと思っています……?あれ?

 

「ドクター?」

 

ガチャリとドアを開けると……座って紅茶を飲むドクターの隣に、見知らぬ女性が立っていて……!?

 

銀色のボニーテールにときよりピクリと動く耳、水着と見間違うほどの軽装で鍛えぬかれた身体にはいくつかの傷跡が散見されます。そして、その金色の鋭い眼光はドクターを守るようにして私を威圧して……!?

 

「ど、ドクター!……離れて……」

 

ああ、おはようアーミヤ。大丈夫、こっちは……

 

「おはようございます。アーミヤ代表。私はセイロン様のボディガードを務めさせていただいております、シュヴァルツと申します。よろしくお願いします」

 

お手本のような美しいお辞儀をする女性……。

ドクターもこう言っていますし、刺客の方ではなさそうですが……とても近寄りがたい冷たい機械のような表情が少なからず私を緊張させます。

 

「よ、よろしくお願いしますシュヴァルツさん…………えっと、どうしてセイロン様?のボディガードであるあなたが、ドクターの部屋に……?」

 

「はい。今日からドクターの周辺を警護するよう、セイロン様からご指示いただきましたので……」

 

視線でドクターに説明を求めると、

 

彼女たちまとめてウチで引き取ることになった。頼もしい人たちなので期待していてくれ。

 

そう笑いながら言うドクター。私の耳が、ピーンとイキリ立ちます!

 

「ドクター。私はそのような報告を受けていませんよ?」

 

えっと、それは……うん、この後しようと思っていて……。

 

「そうですか……シュヴァルツさん。ドクターには既に優秀なオペレーターの皆さんが近辺を警護しています。ですから、ボディガードなど特にはふy……」

 

そう話をしていると、バァンと扉が開け放たれます。

こ、このタイミングの悪さは……!

 

「ドクター!一緒に朝食を食べに行こうよ!それから、お昼は古城を見に行って……えっと、デートしよ!」

 

アンジェリーナさん!?

私の隣を抜けてドクターへと近寄ると、いつものように腕を組みに……!?

 

「あ。あれ?」

 

アンジェリーナさんの手が空を切ります。

よく見ると、シュヴァルツさんがドクターの前へと躍り出ていて、アンジェリーナさんを制しています!

 

「申し訳ございませんが、ドクターは午前中からアーミヤ代表と打ち合わせが入りましたので……午後からはシルバーアッシュ様との会食があり、それ以降も予定がございますので朝食はご一緒出来るかと思いますが、“デート”はまたの機会にお願いします」

 

「そんな~!」

 

……!!

な、なんと素晴らしい!

アンジェリーナさんの急接近をいともたやすく跳ねのけるシュヴァルツさん。ドクターに近寄った“危機”を見事に防ぎ切ったではないですか!しかも、さり気なく私とドクターの二人きりの時間まで……!!

 

他のドクターの護衛の方々と言えば、二人きりになれば逆にドクターに襲い掛かりそうな方々ばかりですから……

 

この方こそ、私が、ロドスが求めていた人材なのでは……!?

 

「すみません、アーミヤ代表。お話がまだ途中「採用です!」え?」

 

「正式な加入はまだ手続きが必要ですが……ロドスはあなた方を歓迎します!シュヴァルツさん、よろしくお願いします!」

 

「?……はい、お嬢様ともども、よろしくお願いします」

 

私は確信しました、彼女はドクターの護衛にピッタリです!

その後も、朝食を一緒に食べに行きましたが、グラベルさんやスワイヤーさんなど、ドクターに忍び寄る“危険”を悉(ことごと)く退けるシュヴァルツさん……本当に瀟洒で忠実な信頼できる従者なのだと確信しました!

 

彼女が傍に居れば、ドクターの“安全”は保障されたようなものです!

 

その後、ドクターと浜辺でイチャイチャしていたら、変なおじさんにドクターを取られてしまいました……。

 

ドクター、ヘラグさんといい、もしかして、そういうナイスミドルがお好みなんですか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

File6 シュヴァルツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……本来お嬢様の従者である私が、なぜドクターの警護を任されたのか。

それは、お嬢様の突拍子もない一言によるものです。

 

(シュヴァルツ!あなたはまだ、ほとんどロドスのことを知らないでしょう?ドクターと一緒に居れば、きっと勉強になると思うの!)

 

そう言って、お嬢様はプロヴァンス様などの新しく出来たお友達と出かけてしまい、私は同行を許されなかった……。単純に見れば、厄介払いにも見えますが……。

 

(あなたにも、視野を広げてほしいのよ。シュヴァルツ)

 

「……」

 

「なるほど。それで、好き勝手に暴れてアーミヤに絞られていたと……くくく、相変わらずお前は…………面白い奴だ」

 

ドクターと対面し機嫌よくワイングラスを傾けている男性のコードネームはシルバーアッシュ……あのイェラグ三族議会に名を連ねる大貴族のシルバーアッシュ家の若き当主だ。

現在はカランド貿易という国営企業を運営しているようだが、裏では歯向かうものには容赦をしない冷徹な男だとして有名であった。しかし……今、目の前のこの男は……

 

「どうしたドクター?このワイン……なかなかの上物だ。遠慮はするな」

 

……厳格さが砕け、親しみやすさすら感じる柔和な笑みを浮かべている。

それは、ドクターが気を許した友人であるが故か、或いはその笑顔の下には私には計り知れない本性が隠されているのか……。

私が一人警戒態勢を強めている中、シルバーアッシュはこちらを一瞥もせずにドクターとの談笑を続けていた。

 

「ほう、良い飲みっぷりだ。肴も美味い?……あぁ、それはクーリエとマッターホルンが用意したものだ」

 

噂によると、ロドスとカランドで結んだ条文は明らかに不平等であったが、シルバーアッシュはそれを受け入れ、今もこうして協力関係にあるという。

お嬢様も、そして、これほどの威光を持つ男までもが惹きつけられる何かが、ロドスにはあるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドクター。次のスケジュールですが……!!」

 

街を歩きながら次の目的地へと向かっていると、周囲から複数の視線を感じる。

一つ……二つ……いや、これはもっと複数の……。

 

シュヴァルツ?

 

「ドクター……何者かに監視されています。ですが、そのまま気にせず歩みを進めてください」

 

わかった。と答えるドクターとスケジュールの話をしながら気配の元を探っていく。

建物の上、看板の後ろ……いや、他の観光客にも紛れて……?

気配を掴もうとすると、たちまちそれは立ち消えてしまう……。

 

「ドクター……かなり手練れのようです。殺気は感じませんが、ずっとこちらの様子を伺っています……」

 

もしや、クローニンの件で解雇された者たちが腹いせに……?

いや、あそこに居たのははごろつきのような者ばかりだった。とても私が気配を見失うような者が居るとは思えない……

もしかしたら、計画失敗の復讐のために、秘密裏に殺し屋を雇っていた?

あの蛇のように執念深い男ならば……やりかねない。

 

「ドクター……申し訳ございません。少し、スケジュールを変更させていただく必要があるようです」

 

わかった。セイロンの信じている、君を信じよう。

 

っ!…………卑怯な人だ。

私ではなく、行動を共にしていたお嬢様を引き合いに出すなど……。

既に、ドクターは私の薄暗い過去については知っているはずだ。

であれば、ドクターの必要としている私はお嬢様のわがままに困り笑いを浮かべる従者ではなく……

 

「……では、まずはそこの路地を曲がって、まっすぐに駆け出してください。いざとなれば……戦闘の覚悟を」

 

殺し屋であったころのような、本来の私だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

想像以上の相手だ!

 

こちらは複雑な路地と、この地に詳しい者でしか入り込めない屋内、時には溢れ返す人ごみの中に紛れて追手を振り払おうとしているが、一向に撒くことが出来ない者が複数いる。

 

不気味なのは、相手はこちらに干渉することなく、ただひたすらに静観を決め込んでいることだ。幾度か、挑発を仕掛けてみたが、いずれも乗ってくることはなかった。

 

相手の目的はなんだ?こちらの隙を伺っている?

……このままでは、ドクターの体力にも限界が来る。

 

「ドクター。ここで……」

 

更に複雑に曲がった路地で、ドクターの手を強く引っ張ると、その体を覆うようにして壁に身体ごと押し付け、気配を殺す。

 

これ以上、追跡を振り切るのは不可能だ。

であれば、ここで誘い込むか、やり過ごすことに期待するしか……。

 

「ドクター?……ああ、すみません。暑いうえに、苦しいかと思いますがもう少し我慢を……」

 

お互いの汗ばんだ身体が密着しているのだ、気持ちがいいものではないだろう。

ドクターの体温を身体の全体で受けながら、呼吸をすると、互いの吐息が混ざり合う……。

 

「ドクター?……ん!あ、あまり動かれると」

 

……!!!

殺気!!!?

 

気付かれた、いや、どうして今頃になってこちらを!?

咄嗟にドクターを抱きかかえてその場を飛びのくと何発か弓矢が壁に刺さっている……。

すると、更に鋭い殺気が身体を貫こうとしているのがわかる……。

 

「く、ドクター。こちらに、あなたの安全が第一ですから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ~、プラチナ~?あなた、今ドクターごと撃ったわよね~?」

 

「……手が滑った」

 

「危険。警戒された」

 

「そうそう危ないわよ~……それに、何かあったらどうするの?」

 

「イライラしてやった、反省はしてない」

 

「……はぁ、もういいわ。それにしても、すごいわね~私たちの追跡をここまで振り切るなんて」

 

グラベルの後ろに控えていた部隊は既に目標を見失い、追跡の放棄を命じている。

新しいボディガードを迎え入れるということだったので、専門チームで遠巻きに様子を伺っていたが、相手の感覚が予想以上に鋭く気取られてしまったのだ。

 

そこからは先の顛末の通り、こちらとしてはドクターを見失うわけにも行かないために“本気の鬼ごっこ“の始まりである。

こちらから攻撃することは一度もなかったが、要所に挑発するように殺傷能力のあるトラップまで仕込まれていたのだからたまらない。

 

「……撤退する」

 

「そうね、これ以上はシャレにならないわ~」

 

「……」

 

今の一射は、完全に彼女の眠っていた“魔物“を刺激してしまっただろう。

下手をすると、味方同士で理由もなく殺し合いをすることになる。

また、今日一日の行動を見て、彼女が「信頼」はともかく「信用」の出来るボディガードであることは確認できた。

 

「……ドクター」

 

「何をしているの~?もう行くわよ~」

 

「私だって、ドクターと一緒に居れば……あれくらいできる」

 

「そうね~。私ならあそこからベッドの上まで行ってみせるわよ~」

 

「……そ、そういう意味じゃなくて」

 

「うふふ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドクター。追手は完全に引いたようです」

 

陽が沈み、店の明かりがつき始めたころ、……あの“当てる気のない一射”を最後に、追手はこちらへの監視を完全に諦め、姿を消したようであった。

 

「ドクター。普段からあのような存在に狙われているのですか?」

 

そう尋ねると、ドクターは、まぁ、よくあることだよ。とそう言ってのける。

 

……なんと危うい人だろう。

無防備にもほどがある。

 

「ドクター。もうこの仕事から手を引かれることをお勧めします。先ほど連中が、もし本気で襲って来れば次は私が居ても逃げ切れるかどうか……」

 

いや、そういうわけにはいかない。

 

「なぜそこまでして」

 

そう聞くとドクターは笑った。

 

 

 

 

「―――――――………」

 

 

 

 

「…………それは」

 

それに、自分は一人で戦っているわけではない、例えば……

 

「ドクター……奇遇ね、こんなところで」

 

突然、声を掛けてきたのは黒のケープコートにハット、携えているのは漆黒の大剣……。

 

「ちょ、スカジ!どうしたの、急に走り出して、はぁはぁ……あ、ドクター!」

 

今度現れたのは小柄なクランタ人の少女で、先ほどの発言の通り、急に走ったためか膝に手を突き、息を切らせている。かなりの距離を走ってきたことが窺える。

 

「そうだ。ドクター!今からスカジとピザを食べに行こうって話をしていたの!一緒にいかない?」

 

それは良い、グラニ。今日はちょうど良い運動をしたところだ。

 

ドクターが腰を屈めて少女に目線を合わせて答えると、グラニと呼ばれた少女はやった!とその場で指を鳴らした。

 

「………………あなたも来る?」

 

そう聞かれ、驚いてしまう。

あの“厄災“と呼ばれた彼女からそんな言葉を聞く日が来るとは……。

 

「そうそう、来てよ!食事は大勢で食べた方が美味しいよ!えっと……」

 

「シュヴァルツと申します」

 

「うん、シュヴァルツさん!どうかな?」

 

「私は、ドクターの護衛として付き添っていますので、ドクターが行かれるということであればご一緒したいと思います」

 

「……護衛?」「やった!じゃあ、決定だね!」

 

そう言って、楽しそうに私の背中を押す少女……。

 

ドクター。

 

あなたがどういった人か、私にはまだわかりません。

ですが、ロドスに人が集まってくるのは、その信念が素晴らしいものであるということだけではなく、あなた自身の魅力によるところが大きいのだと思います。

 

それに、先ほど見た“あの目”……あの目が出来る……あなたになら

 

「今から行くお店はマルゲリータピザが有名らしいんだ!それから……アップルパイも!」

 

「……ドクター。その、夜は時間あるかしら?この後、少し海辺を散歩しましょう……?」

 

 

いつの日か、私の内に眠る“魔物”も飼いならせるかもしれません。

 

 

ドクター。私は、アナタのことを護り続けましょう。

セイロン様と同じ夢を……いえ、その更に先を見つめる、あなたのことを……。

 

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