Marker   作:ワワ

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前話でオリ主が脳無の腕を受け止めたじゃないですか。
あれについて補足説明させていただくと、以下の通りです。
①USJでの脳無とはオールマイトに対抗するため造られた改人である。
②オリ主は反動を受けないギリギリである青5つの重ね掛けによる衝撃吸収で受け止めた。
③その際の衝撃は吹き飛ばされるほどのモノではなかったが、しかし右腕に大きなダメージを与えた
④マークは重ねるほどに高い効力を発揮《重ねるほどに効力の伸び代も高まる》
⑤ただし、このマークによる衝撃吸収は効力分の衝撃を吸収すれば終了。
⑥重ね掛けは再度発動するのに少しの手間がかかる

よって何が言いたいかと言うと、オリ主は反動を恐れなければ、オールマイトの一撃だって受け止められます。ただ現時点ではそれほどの吸収による反動が重すぎる事。また精々一発きりで連続使用に向かない事から今回のように敵に即座の二撃目を撃たれれば対応しきれずにやられることが大半です。

無論記田くんの個性ですからその程度本人は理解の上ですが、個性使用が即反動による自傷に繋がってしまうデク(当時はそんな認識されてますからね)があのまま脳無に攻撃を受けてしまうよりは、自分が(あの前話の展開よろしく)やられてしまうくらいの方が、結果としてマシだろうと考えて飛び出していった訳です。決して無謀かつ無意味な割り込みじゃないんですよ。

原作のあのシーンでもしオールマイトが来なかったら、デクはまずかなりの重症に至ったと思います。(ハイそこ、デクは自傷して重症は避けられないとか言わない!)
どんなに希望的観測しても、掴まれてた腕は折られ、そのまま水難ゾーンか遠くにポイッは避けられないでしょう。梅雨ちゃんも一歩間違えれば(顔を)キズモノにされちゃってたのでは…? とか。


オールマイト /USJ襲撃編④

 「待ったよヒーロー。社会のゴミめ」

 

嫌な予感がしたんだ。 相澤くんも13号くんも留守電ならまだしも繋がらないと来ていた…。その原因がこれか。

 

階段下には(ヴィラン)が数十人―しかし大部分が倒れ伏している様子を見るに、相澤くんがやったのだろう。ただその相澤くんも倒れている。こうはなんだが、あの人数の中にも彼を相手にできそうな者は居まい…別の者による仕業だな。

そして(ヴィラン)自体は水難ゾーン脇に二人と噴水の近くに一人。全身に手を着けた者と黒い靄のような姿の者―これは飯田少年の話していたワープゲートのような“個性”のヤツだろう、そして黒い肌の巨漢―脳が露出している異形。十中八九、相澤くんを倒したのはあの(ヴィラン)か!

更に生徒が数名…。水難ゾーンの水面に顔を出しているのが蛙吹少女と峰田少年。敵二人を前に構えているのが爆豪少年。噴水の横に緑谷少年と記田少年。また少し離れたところの敵に対しているのが切島少年に轟少年か。

 

―――これは、やることが多いな!

 

 

―――まずは階段下の(ヴィラン)からだ。

 

 「あれが…生で見るの初めてだぜ…!!」

 

 「尻ごみすんなよ。アレを殺って俺たちが…!!」

 

一息にまとめて倒していく。これで意識を奪うことはできた筈。しかし相澤くん、近くで見るとかなり酷い…!

 

 「相澤くんすまない」

 

―――次は蛙吹少女らの安全確保。

 

今出せ得る最高速度で移動。二人の敵に一撃ずつ入れながら爆豪少年、蛙吹少女、峰田少年を抱えて相澤くんの下へ。

 

 「皆、入口へ。 相澤くんを頼んだ、意識がない。早く!!」

 

―――今度は緑谷少年らの安全確保。

 

再度今出せ得る最高速度で移動し、緑谷少年、記田少年、切島少年、轟少年を抱えて敵から距離をとる。

 

 「助けるついでに殴られた…ははは、国家公認の暴力だ」

 

手を着けた白髪の敵がボソボソと呟いている。

 

緑谷少年や轟少年からこの広場でのあらましを聞く。なるほどね。超パワーに再生能力。記田少年もまた意識がなかったりするのはそのためか!

 

 「オールマイトだめです!! あの脳ミソ敵!! ワン…っ僕の腕が折れないくらいの力だけど、ビクともしなかった!! きっとあいつ…」

 

 「緑谷少年。 大丈夫!」

 

やはり不安だろうな。そりゃそうだ。こんなにも敵の脅威に曝されたんだ……私がなんとかせねば!

 

脳無という敵が死柄木という男の下へ移動している。ならば…

 

 「CAROLINA…SMASH!」

 

 「脳無」

 

 「ムッ!!」

 

防がれた。どころかこの巨漢の敵(脳無とやら)

 

 「マジで全っ然…効いてないな!!!」

 

腹への一撃。横で手だらけの敵(死柄木)が語る。

 

 「効かないのは“ショック吸収”だからさ。 脳無にダメージを与えたいならゆうっくりと肉をえぐり取るとかが効果的だね……」

 

この男、わざわざ仲間の“個性”を空かすなど何のマネを…?

だが!

 

 「わざわざサンキュー、そういうことなら!! やりやすい!!」

 

つまりは動きを封じ込めれば早いんだからな! 脳無の体を持ち上げて――バックドロップ!

 

 

 

 「っ~~~!!」

 

ワープゲート…!

 

 「そういう感じか…!!」

 

黒霧とやらが脳無のカバーに入り、そのまま私の腰を上半身だけ現れた脳無が両腕で掴む…。なんというパワー!! 更に掴まれる場所が悪い。脇腹(そこ)は弱いんだ、やめてくれ!

 

 「君ら初犯でコレは……っ覚悟しろよ!!」

 

 「私の中に血や臓物が溢れるので嫌なのですが…あなた程の者ならば喜んで受け入れる」

 

目にも止まらぬ速度のあなたを拘束するのが脳無の役目。 そしてあなたの身体が半端に留まった状態でゲートを閉じ、引きちぎるのが私の役目。

 

コレは…ヤバいぞ!!

 

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

 

詳しくは分からないけど、ピンチだ…!!

USJに着いた時。13号先生と相澤先生が話してたのは、きっとオールマイトが制限時間を使いすぎたとかそんな話だ。それに加えて、こうして今戦っている…。僕らのために戦って、今、ピンチに陥っている…!!

 

 「切島くん! 記田くん担ぐの、代わって…!!」

 

 「おう、良いけどよ…どうした?」

 

 

―――嫌だよ、オールマイト

 

ワン・フォー・オールを体が壊れないギリギリ(5パーセント)まで発動して走り始める。

 

―――教えてもらいたいことが、まだ!! 山程あるんだ!!!

 

 

 「オールマイトォ!!!!」

 

オールマイトを抑えている敵に向かう。拳を握る。そしてすぐ近くに来て拳を振りかぶって―。

 

 「どっけ邪魔だ!! デク!!」

 

かっちゃんが黒い靄の敵を攻撃する。それに同じくらいのタイミングで、轟くんの氷がオールマイトを拘束する脳無の半身を凍らせる。

 

 「かっちゃん…!」

 

 「平和の象徴はてめぇら如きには殺れねぇよ」

 

それらに合わせてオールマイトが拘束から逃れる。

 

 「こりゃあ…ピンチだなあ…」

 

 「やっぱ思った通りだ!」

 

モヤ状のワープゲートになれる箇所は…限られてる(・・・・・)!そのモヤゲートで実体部分を覆ってたんだろ!?」

 

 「ぬぅっ…」

 

 「っと動くな!!」

 

かっちゃんと轟くんが抑えてるおかげで敵側は一人。対してこっちは記田くんを除いても五人。 残る(ヴィラン)はボソボソと呟きながら動かず、こちらが優勢であると思われた。

 

 「脳無。 爆発小僧をやっつけろ。出入口の奪還だ」

 

思っていたんだ。 …そう、忘れていた。この脳無という(ヴィラン)は再生能力があるのだと。

自らの体を砕きながらまたも轟くんの氷結を振り払った脳無は再生の後、瞬く間にかっちゃん目掛け攻撃をする。

 

圧倒的パワーのもたらした風圧が僕らを襲い、そんな中かっちゃんがドーム目掛けて吹き飛ばされ――

 

 「かっちゃん!!?」

 

―たハズのかっちゃんが避けて横にいた。

 

 「避っ避けたの!?」

 

 「違えよ、黙れカス」

 

風圧が収まり、吹き飛ばされたのがオールマイトだと分かる。

 

 「加減を知らんのか……」

 

 「仲間を助けるためさ、仕方ないだろ? 他が為に振るう暴力になるんだ。そうだろ?ヒーロー?」

 

俺はな、オールマイト!怒ってるんだ!

同じ暴力がヒーローと(ヴィラン)とでカテゴライズされ、善し悪しが決まるこの世の中に!!

 

 「何が平和の象徴!! 暴力は暴力しか生まないのだと、お前を殺すことで世に知らしめるのさ!」

 

敵が語る。

 

 「めちゃくちゃだな。そういう思想犯の眼は静かに燃ゆるもの。 自分が楽しみたいだけだろ、嘘吐きめ」

 

その言葉に対しオールマイトは一刀に伏せた。

 

 「バレるの、早…」

 

 

 「君たちは逃げなさい!」

 

 「……さっきのは俺がサポートしなかったらやばかったでしょう」

 

 「それはそれだ轟少年!! ありがとな!! しかし大丈夫!! プロの本気を見ていなさい!」

 

やる気の僕らに避難を促すオールマイト。しかし敵はやるつもりのようで…。

 

 「脳無。黒霧。やれ。 俺は子供をあしらう」

 

クリアして帰ろう!

 

こっちへ走り来る敵。

 

 「おい来てる、やるっきゃねぇって!!」

 

しかし何かを感じたのか動きを止める。 …それはオールマイトの気迫。

 

オールマイトが脳無と拳を撃ち合う。

 

 「“ショック吸収”って…さっき自分で言ってたじゃんか」

 

 「そうだな!」

 

そう。ショック吸収をもつ脳無にパンチ(ショック)は無意味。しかしオールマイトは真正面から目にも止まらぬ速度でラッシュを行う。

 

 「“無効”ではなく“吸収”ならば限度があるんじゃないか!? 私の100%を耐えるなら!! さらに上からねじふせよう!!」

 

 

ラッシュの中で血を吐くオールマイト。それは、このラッシュの一発一発が全て、100%以上なのだと物語っていた。

 

 「ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの!」

 

 「(ヴィラン)よ。 こんな言葉を知っているか!!?」

 

 

――更に(Plus)向こうへ(Ultra)!!

 

そのラッシュの果てに、USJのドームすら越えて飛んでいく脳無。

 

 

 「ショック吸収をないこと(・・・・)にしちまった…究極の脳筋だぜ」

 

 「やはり衰えた。 全盛期ならば5発も撃てば充分だったろうに」

 

300発以上も撃ってしまった。

 

 

 「さてと(ヴィラン)。 お互い早めに決着つけたいね」

 

 「チートが…!」

 

 

 

 

 




前書き書きすぎた。

ご存知オールマイトはチート。
なら100%を扱えるデクもまたチートのハズ。

死柄木もマンガの方じゃだいぶだけど、個人的にはトゥワイスだね。本作でも早く書きたい。なんなら林間合宿までさっさと書きたい。
コミックス派の作者的には、今回でまだ3巻ですからね。先が長いぜ。
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