魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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…今回、結構ややこしいかもしれません。


#10 操れない者と、操られる者

「…誰?」

「私は沙紀(さき)有間(ありま) 亜紀(あき)のもうひとつの人格よ。」

 と、その少女―沙紀は言った。

「…ん?どういうことだ?さっぱりだぜ…。」

 悩んでいる魔理沙に対し、

「二重人格者…。」

 輪花はそうつぶやいた。

「そうよ。ただ、私と亜紀は意思を疎通できるの。ちょっと特殊な二重人格者ってとこね。」

 首に届くかどうかというぐらいのセミロングの髪。輪花と同じ12、3歳ぐらいの少女。そしてその目、髪色は、暗めの青に染まっていた。まるで全てを疑っているような。

 そして、沙紀は冷たく言った。

「亜紀がもたもたしてるから私が出てきたの。そして…、っていいか。すぐに逃げることになる者にはこれ以上話しても無駄ね。」

―辛辣。そして冷酷。この言葉が似合う少女だった。

「なにを…言ってくれるぜ!」

「…魔理沙。僕があの子を相手する。魔理沙は向こうの子(パチュリー)と戦って。」

「…わかった!」

 そう言って、魔理沙と分かれる。

 

 

 

 

「…あなたが最初の脱落者?」

「…さあね。」

「まあ、いいわ。始めましょう。」

 刹那、大量の弾幕が襲ってきた。

「!!ちょっ!」

 輪花は転送魔法を展開、沙紀の後ろへと弾幕を転送する。

―が、沙紀はそれを軽く避けた。

「!!」

「…甘いわね、あなた。ダメージを受けるってことぐらい知ってるわよ。…さて、こっちの番ね。」

 そして、沙紀はスペルカードを使用した。

「スペルカード発動―晴符『ヘルプロミネンス』」

 そして、輪花に巨大な炎が襲ってきた。

「くっ…。」

 慌てて転送魔法を展開。が、その威力は異常なものだった。

「…じゃあね。」

 その声とともに、魔法陣が破壊された。

「!うわっ!」

 爆発に巻き込まれ―ようとしたとき、炎を切り裂く魔法陣が。

「…へえ。」

 輪花のスペルカード―陣符『仭魔円』。

 咄嗟に輪花が発動させ、炎を切った。

 が、スペルブレイクと同時に、仭魔円もスペルブレイクした。

「…じゃあ、これも切ることができる?」

 再び沙紀はスペルカードを発動させる。

「雷符『ライトニング・ボルテックス』」

 その時、一直線のレーザーが来た―ように見えた。

「…がっ…!」

 その弾幕は、一瞬で輪花の元に届いた。レーザーではなく、早すぎて残った残像だったのだ。

「残念だったわね。流石に切れなかったか、速すぎて。」

「…くっ!」

「…まあ、この状態で立ってられることに免じて、教えてあげる。私の能力は『天気を操る程度の能力』。さっきのは晴れと雷よ。」

 続けて沙紀はこう言った。

「…あなた、なんで他のスペルカードを使わなかったの?もしかして…ないの?」

「…いいや、あるよ。」

 そう、実はあの他にある。が、発動しても使えないのである。そのスペルカードは―

 ・似非(えせ)『unknown fall』

 ・似非『unknown +α』

 など、わからないものばかりなのだから―




作者「10話達成!ありがとうございます、作者こと破片です!」
輪花「そして新メンバー!…はまだ完全に出ていないのでまだです!」
作者「まあ、新キャラは、二重人格者です。今回出てるのは冷酷な方ですね。」
輪花「10話目なのにあっさりしすぎてない?次回も…オリキャラは出れないかもね。次回、#11『輪花の能力』です。ここまで見て下さりありがとうございました!」
二人「では!」
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