「…誰?」
「私は
と、その少女―沙紀は言った。
「…ん?どういうことだ?さっぱりだぜ…。」
悩んでいる魔理沙に対し、
「二重人格者…。」
輪花はそうつぶやいた。
「そうよ。ただ、私と亜紀は意思を疎通できるの。ちょっと特殊な二重人格者ってとこね。」
首に届くかどうかというぐらいのセミロングの髪。輪花と同じ12、3歳ぐらいの少女。そしてその目、髪色は、暗めの青に染まっていた。まるで全てを疑っているような。
そして、沙紀は冷たく言った。
「亜紀がもたもたしてるから私が出てきたの。そして…、っていいか。すぐに逃げることになる者にはこれ以上話しても無駄ね。」
―辛辣。そして冷酷。この言葉が似合う少女だった。
「なにを…言ってくれるぜ!」
「…魔理沙。僕があの子を相手する。魔理沙は向こうの子(パチュリー)と戦って。」
「…わかった!」
そう言って、魔理沙と分かれる。
「…あなたが最初の脱落者?」
「…さあね。」
「まあ、いいわ。始めましょう。」
刹那、大量の弾幕が襲ってきた。
「!!ちょっ!」
輪花は転送魔法を展開、沙紀の後ろへと弾幕を転送する。
―が、沙紀はそれを軽く避けた。
「!!」
「…甘いわね、あなた。ダメージを受けるってことぐらい知ってるわよ。…さて、こっちの番ね。」
そして、沙紀はスペルカードを使用した。
「スペルカード発動―晴符『ヘルプロミネンス』」
そして、輪花に巨大な炎が襲ってきた。
「くっ…。」
慌てて転送魔法を展開。が、その威力は異常なものだった。
「…じゃあね。」
その声とともに、魔法陣が破壊された。
「!うわっ!」
爆発に巻き込まれ―ようとしたとき、炎を切り裂く魔法陣が。
「…へえ。」
輪花のスペルカード―陣符『仭魔円』。
咄嗟に輪花が発動させ、炎を切った。
が、スペルブレイクと同時に、仭魔円もスペルブレイクした。
「…じゃあ、これも切ることができる?」
再び沙紀はスペルカードを発動させる。
「雷符『ライトニング・ボルテックス』」
その時、一直線のレーザーが来た―ように見えた。
「…がっ…!」
その弾幕は、一瞬で輪花の元に届いた。レーザーではなく、早すぎて残った残像だったのだ。
「残念だったわね。流石に切れなかったか、速すぎて。」
「…くっ!」
「…まあ、この状態で立ってられることに免じて、教えてあげる。私の能力は『天気を操る程度の能力』。さっきのは晴れと雷よ。」
続けて沙紀はこう言った。
「…あなた、なんで他のスペルカードを使わなかったの?もしかして…ないの?」
「…いいや、あるよ。」
そう、実はあの他にある。が、発動しても使えないのである。そのスペルカードは―
・
・似非『unknown +α』
など、わからないものばかりなのだから―
作者「10話達成!ありがとうございます、作者こと破片です!」
輪花「そして新メンバー!…はまだ完全に出ていないのでまだです!」
作者「まあ、新キャラは、二重人格者です。今回出てるのは冷酷な方ですね。」
輪花「10話目なのにあっさりしすぎてない?次回も…オリキャラは出れないかもね。次回、#11『輪花の能力』です。ここまで見て下さりありがとうございました!」
二人「では!」