という訳でサブタイトル変更。
―博麗神社。
「着いたぜ!」
魔理沙がそういい、輪花を投げ飛ばす。
が、輪花はうまく両手を地につけ、受身を取った。
―しかし、勢いだけは消せずに。
「あれ?あ、これまずi」
博麗神社の壁に激突。まあ、背中だったので良かったが。
「お!もう集まってるな。」
魔理沙はそんなことには目もくれず、さっさと一人で中に入っていった。
「まったくー、人使いが(物理的な意味で)本当に荒いんだから。」
そうつぶやき、輪花も中に入っていこうとした―が。
「あ…れ?」
真下にあったスキマに気がつかずに。
「あああぁぁぁ―」
落ちていこうとした―が。
「―ぁぁなんてね。」
転送魔法で自身を転送し、あっさり脱出。
「…なんだろこれ。」
そう言って、輪花はスキマを覗き込む。と、
ドン。
「…また?」
誰かに押され、スキマの中へ。が、再び転送魔法を利用。押したものの後ろに転送し、首元にレイピアを突きつける。
「…ねえ。勝手に押さないでくれるかな…?」
そう言いつつ、相手の顔を確認するが、
「…猫?人?」
それは、少女に黒猫の耳と、しっぽを二つ着けたような姿だった。…顔はレイピアを突きつけているため、青かったが。
「な、なんで落としたはずなのに戻ってきたの?」
震える声で聞いてきたのは、凶兆の黒猫―橙だった。
「ん?ああ、それは―」
輪花はそれに答えようとしたが、
「そこの者!橙を話せ!」
―別の声に阻まれた。輪花はめんどくさそうな顔をし、
「じゃあね。」
と言って、その阻んだ後ろに移動し、博麗神社に歩いて行った。
―その時。
「…待ってくださる?」
また別な声が聞こえた。
「はあ…。めんどくさいんだけど。」
頭を掻きながら目の前の女性に答える。
「…誰?」
そう聞いた。
「私は八雲紫。で、こっちが私の式の八雲藍、で、あなたを落とそうとしたのは藍の式、橙よ。」
「そうなんだ。…僕の名前は後来輪花。よろしくね。」
「ええ。よろしく。」
そう言って、挨拶が終わったあと、紫は唐突に聞いた。
「…あなたは何者?」
すると、輪花は一瞬だけ驚き、すぐに薄く笑い、
「…さあね。なんでそんなこと聞くのかなー。」
と、聞き返してきた。
「……私はこの幻想郷の管理者のようなものよ。」
そう答えると、
「‥そうなんだ。残念だけど、本当に僕は自分が何者かもわからないんだ。」
と、正直に応えた。
「…そう。そして、なぜそんなことを聞いたのか、と言うあなたの質問だけど、正直に言うと、…そうね、私が気がつかなかったからよ。」
「…ただボーッとしてただけじゃないの?」
「いえ。結界に一切の変化が感じられなかったもの。」
すると、輪花は少し浮かない顔になり、
「…だったらこっちも教えて欲しいよ。」
と、つぶやいた。
「ん?何か言ったかしら?」
紫には聞こえていなかったようだ。
「いいや。」
輪花はそう返す。
「そう。…何はともあれ、あなたも幻想郷の住人ね。これからよろしくね。」
「……うん。よろしく。」
すると、紫は博麗神社に向かって歩き出し、
「まあ、この宴会を楽しみましょうか。」
そういった。
「そうだね。」
そう言って、輪花も歩き出した。
作者「紫様の不意打ちが効かない者がいた、作者です。」
輪花「この頃には自身を転送できてた、輪花だよ。」
作者「いい加減新キャラ出したいな…。」
輪花「ところで作者、なんで新小説消したの?」
作者「…あの内容じゃ無理。…ごめんなさい。」
輪花「…そうなんだ。次回、#20…もう二十話なんだ。『in宴会』、ここまで見て下さりありがとうございました!」
作者「では!」