―博麗神社内。
宴会で、人妖が集まっていた。
「おお、輪花!いつまで外に居たんだ?」
「魔理沙が投げ飛ばすからでしょうが!」
師弟がそんな会話を交わしていると、
「あら、輪花。」
レミリアが入ってきた。
「お、紅魔館の連中もか。」
魔理沙がそんな事を言っていると、
「お姉ちゃん!」
「やあ、フラン!」
フランが輪花のもとへ。
「体は大丈夫ですか?」
「うん、もうすっかりだよ。」
美鈴に声をかけられた。
「輪花、魔理沙から料理が得意って聞いたけど…手伝ってくれない?」
「うん、いいよ。」
咲夜からも声をかけられた。と、魔理沙が、
「おいおい、輪花、随分と人気者だな!」
と言ってきたが、
「…一人足りないけどね。」
パチュリーの言葉に紅魔館の連中と輪花は黙り込んだ。
「ん?ひとり足りないって…。あ!あの青い腕輪をしたやつか!…どうしたんだ?」
すると、輪花は口を開いた。
「…自ら望んで幽閉されてるよ。」
「…は?」
輪花は次の言葉を言おうとしたが、
「ま、まあ、この宴会を楽しみましょうか!」
小悪魔が気遣ってきた。
「お、おう!そうだぜ!」
それに魔理沙が乗ってきた。
「…そうね。じゃあ輪花、手伝って。」
「うん。」
「あ、私も手伝います!」
そして、咲夜、輪花、小悪魔が離れていった。
そうして、賑やかさが戻ったところで、
「…パチュリー。」
レミリアが小声で注意した。
「…ごめんなさい。迂闊だったわ。」
パチュリーが謝った。
―宴会も本番にさしかかった頃。
輪花はひとり、博麗神社の屋根に上っていた。
「………。」
そうして、一人黙って夜空を見上げている。
その時。
「…何かしらこれ、デジャヴ?」
レミリアがそう言いながら、声をかけてきた。
「…かもね。」
輪花も苦笑しながら返す。
「………本当にやってるのね…。」
レミリアがそう呟きながら、隣に寝転がった。
―しばらくの沈黙が流れる。
星空は、毎日表情を変えていく。少しずつだが、着々と。だから飽きないのだろうか。
「…これからもこうしていくつもり?」
「…うん。そうするさ。」
そう答えると、レミリアは立ち上がり、
「…そう。せいぜい頑張りなさい。」
そう言うと、屋根を降りていった。
「…頑張るさ。亜紀と沙紀のためにも…。」
輪花は一人、そう呟いた。
「お~い輪花~、飲もうぜ~!」
完全に酔っ払った魔理沙が輪花に声をかけてきた。
「ええ!?いや、僕どうなるかわからないし!」
そう言って逃げようとしたら、美鈴に捕まった。
「ちょ、美r」
言い切る前に魔理沙に酒を突っ込まれる。
「はっはっは、鬼殺しだぜ~。」
…が、輪花から返事はない。
「…輪花~?『僕っ娘』がどうかしたのか~?」
魔理沙が顔を覗き込んだ、刹那。
―朝。
「…ん?僕はどうしたんだろ…ってうわぁ!?」
輪花が驚いた理由、それは、襖や障子、全てという全てが切られていたのだ。
「ちょ、ちょっと、起きて。」
輪花は周りのみんなを起こす。が。
「~~~~!!」
そのものたちは、輪花を一目見たとたん、声にならない悲鳴を上げると、逃げていった。
「…僕なにか悪いことしたの?」
その時、
「ええ、したわ。」
スキマがヴォンと開き、紫が出てきた。
「あなた、『僕っ娘』って言葉を聞いたとたん、魔法陣や操作できない弾幕をわざと撃ったりして周りの物をズタズタにしていったのよ。…鬼だか悪魔か、表現のできないくらい恐ろしい笑いでね。」
「………あ、そうなんだ。」
「…ま、私の能力で度数の弱いお酒(最高で8%)はなんともないってわかったから、これからは安心なさい。」
「あ…うん、わかった。」
こうして、初の宴会は終わったのであった…。
作者「宴会ほぼ暴走にて終了、作者です。」
輪花「と、いうわけで、度数の強いお酒は与えないでね、輪花だよ!」
作者「8%もありゃあ外界の酒は大丈夫か。」
輪花「といっても、外界じゃ未成年なんだけど。」
作者「そうだなwでは次回、#B『magic book of Rinka(スペカ紹介)』です。ここまで見て下さりありがとうございました!」
二人「では!」
※輪花の禁句は、『僕っ娘』と、『自身を男として扱う言葉』です。