魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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#21 輪花の料理教室

「輪花っ!私に料理を教えてくれ!」

「……はい?」

 時は秋の初め。この頃は少し冷え込んでいる。

「でも、吸い物は今日の朝、作ったよ?」

「いや、別のものでいいぜ。」

 といってもいきなりそんな事を言われても悩んでしまう。

「う~ん…。食材何がある?」

―が、輪花だと別の意味になるらしい。

「へっ?いいのか?」

 輪花の対応力に魔理沙も思わず声を上げた。

「うん、別にいいよ。…で、何があるの?食材。」

「あ、ああ、こっちだぜ。」

 

 

 

 

 

 

「ふ~ん…。」

 食料を見ながら、輪花は考える。もう暗くなってきているので、買い物はできない。

―と、目に付いたのは大根、人参、もやし、そしてキャベツ。

「…ねえ、魔理沙。土鍋ってある?」

「…うん?ああ、あるぜ?」

 これで決まった。

「よし、じゃあ今日はあれにしよう!」

 

 

 

「さー、はじめよう!」

 こうして輪花の料理教室が始まった。

「よろしくだぜ!」

「よし、じゃあ…。…どれを切る?」

 そう言って出したのは、キャベツ、人参、大根。

「…どう切るんだ?」

「えっと…。キャベツの千切りくらいの細切りかな。…わかりやすく言うなら、刺身についてくる大根と人参位の細さだね。」

…いくら魔理沙が料理ができるからと言って、流石にできない。

「…キャベツで頼むぜ。」

「いいよー。えっと、味ぽ○…ないか。(というかなんだっけ、味○んって。)じゃあ、寄せ鍋風だね。」

 輪花はそのようなことを呟きながら、慣れた手つきで大根を細切りにしていく。

 その様子に魔理沙は驚いている。

「す、すごいな…。どこでそんな技術を手に入れたんだ?」

「…さあね、なんでだろ?」

 そう言って、あっさりと大根を切り終わった輪花。

「…そうか。」

 そして、魔理沙もキャベツの千切りの続きを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わったー?」

「おう、終わったぜ!」

 輪花と魔理沙はほぼ同時に終了。

―この結果から、輪花がどのくらい器用かが分かってもらえてだろうか。

「じゃ、もやし洗っておいて。僕は肉を切っておくから。」

「お、おう、わかったぜ。」

 そう言って、輪花は肉を切り始めた―

―その様子に魔理沙はまた驚いた。

 ブロック状の肉を、ベーコンくらいに薄くスライスしていったのである。しかも殆ど同じくらいの薄さで。

「…すごいな。」

 そう言いながら魔理沙も作業を進めていく。

 

 

 

「よっし、あとは…。」

 そう言って、鍋に切ったキャベツ、人参、大根、肉、洗ったもやしを入れていったのである。そして、寄せ鍋風に味付けをし、蓋をした。

「これで待つ…と。」

 

 

 

「そろそろかなー。」

 そう言って輪花は蓋を開けた。

「うん、ちょうどいいね。」

 そして、ご飯をよそい、

「肉に野菜を巻きつけて食べてね。」

 といった。

 

「「いただきます!」」

 夕食が始まった。

 魔理沙は言われた通りに、肉に野菜を巻いて食べた。

「うまい!」

「でしょ?」

 本当に輪花は器用である。

「…そういえば、輪花って裁縫はできるのか?」

「さあ?どうなんだろ?」

「…よし、アリスと勝負させてみよう!」

「…それはやめてくれない?」

「はっはっは、冗談だよ。」

 こうして、魔理沙宅で楽しい時が過ぎた…。




作者「実を言うとこれは最近自分が食べた料理だった、作者です。」
輪花「そのときは水炊きで○ぽんで食べたらしいね。」
作者「そう。いやー、美味しかったなあ。…食材の量とかはわからなかったけど。」
輪花「…これは第Ⅲ章ラストだっけ…。では次回、新章、#22『春に降り続ける暖雪(だんせつ)』の予定です。もしかしたらもう一話くらい入るかもしれません…。ここまで見て下さりありがとうございました!」
二人「「では!」」
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