霊夢、輪花、咲夜の三人は、順調に進んでいた。と、
「春ですよー…。」
遠くから近づいてくるものが。
「?…何か聞こえなかった?」
咲夜が聞く。
「うん、さっき…。」
「?何も聞こえなかったわよ。」
輪花は聞いていたが、霊夢には聞こえていなかったようだ。さらに、
「春ですよー。」
「?そうね、聞こえたわ。」
霊夢も気が付いたようだ。刹那、
「春ですよ~!」
そういう声とともに、弾幕がこっちに向かってきた。
「「「!!」」」
全員がそれに気がつく。慌てて避ける。が、
「っ!痛っ!」
輪花が一度被弾してしまった。
「大丈夫?」
咲夜が心配してきた。
「う、うん、大丈夫だよ。」
と、霊夢がこう指摘した。
「輪花。転送魔法の使いすぎね…。」
「…魔力が上がってから、多く使えるようにはなったんだけどね…。ここまで連続で使うのは初めてだったからね。」
ここまで転送魔法を連続で使った輪花。その今までの疲労のせいで、動きが鈍くなっているのである。…そんなことより。
「はーるでーすよー…。」
すっかりおいてけぼりを喰らった春を運ぶ妖精―リリーホワイトのほうを向いて、輪花はいった。
「…あっちにもっと春があるよ。」
そういった刹那、リリーホワイトは三人の進行方向へ進んでいった。
「…さ、私たちも先に進みましょう。」」
霊夢の指示で、三人は再び進み始めた。
「何かしら、ここ…。」
そこには、四本の木の柱。さらにその先には―
「結界、だね。」
結界が張られていた。と、
「いぬにく~。」
一人のピンク色の服を着た少女が降りてきた。が、
「犬肉?美味しいのかしら…。」
「…そもそも、
「犬型の妖怪ならあったことがあるわよ。」
さっきの少女の言葉によって、犬肉談義が始まった
「そうなんだ…。犬って、赤黒白の順に美味しいって聞いたことがあるよ、多分。」
「「そうなの!?」」
「うろ覚えだけどね。」
輪花が答えた直後、
「お~い。」
さっきの少女が話しかけてきた。
「私のことを忘れないでよ!」
少女はほったかされたことに怒っているようだ。
「ああ、ごめんごめん。」
輪花が謝る。と、
「メルラン、私
そう言ってまた別の、黒い服を着た少女が降りてきた。さらに、
「私はソロでやりたいなー。」
赤い服の少女も降りてきた。
「……合奏団?」
輪花がそう呟いた。ピンク色の服の少女はトランペット、黒い服の少女はヴァイオリン、赤い服の少女はキーボードを持っている。…いや、浮かせている、というべきか、少女たちは楽器を触ってはいなかった。
「ええ、そうよ。」
黒い服の少女、騒霊ヴァイオリニスト―ルナサ・プリズムリバーが答える。
「私たちはプリズムリバー合奏団!」
ピンク色の服の少女、騒霊トランペッター―メルラン・プリズムリバーが言った。
「よろしく。」
赤い色の服の少女、騒霊キーボーディスト―リリカ・プリズムリバーが最後に言った。
「あ、そうなの。」
霊夢はそれをあっさりと受け流す。ルナサが切り出した。
「…貴方達、この結界の奥を通るつもり?」
「ええ、そうよ。春を取り戻しに、ね。」
霊夢が答える。実際、ここは春度がかなり多くなってきているのだ。
すると、ルナサの目つきが鋭くなった。
「…やめたほうがいいわ。ここから先は冥界。人間は通ってはいけないの。」
「……心配して言ってるんだね。」
輪花が確認する。
「ええ、当然よ。」
「…そ。でも、そんな心配は無用よ。」
霊夢が一蹴した。
「だったら‥。ここは通さないわ。」
「…3vs3ね。輪花、行ける?」
「うん。大丈夫だよ!」
こうして3vs3の勝負が始まった。
作者「二話分になった…。」
輪花「まあいいじゃん。」
作者「今日は公立入試だったからね、終わった俺らは午前中で終わったー。」
輪花「次回、#26『姉妹の協(強)力』ここまで見て下さりありがとうございました!」
作者「では!」