魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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#27 レイピアvs日本刀

―冥界の入口。

「長い階段ね…。全く、面倒だわ。」

 霊夢がそうぼやいた。無理もない、なぜなら、かなり長い階段で、300段は軽く超えているだろう。…そのせいで、終わりが見えないのである。

「とりあえず、上って行きましょう。」

 咲夜の声で、三人はゆっくりと登っていった。

 

 

 

 

―階段はまだ続く。両脇にある明かりは明るく輝いている。

…その時、階段の続きを見上げると、

「…春真っ盛りね…。」

 終わりはまだ見えないが、ピンク色に明るく輝いていた。何より、桜の花びらが階段にも落ちている。さらに。

「とてつもない妖力を感じるわ…。3つね。」

 霊夢がつぶやく。

 

 

 

 

「はあ…。やっと着いたわ…。」

 霊夢が言う。そこには平地がある。が、その先にはまた階段が続いており、終わりではなかった。その時、

「…誰だ。」

 前方から声がした。三人はその方を見ると、幽霊を連れている、白いシャツに、青緑のベストとスカートを着た少女。腰には二本の刀を下げている。

「ここは冥界。幽霊たちの住まう処…。帰れ、人間。」

 その言葉一つ一つに重圧がかけられていた。が、それに臆する三人ではない。

「私は博麗霊夢。…博麗の巫女よ。…半人半霊かしら?」

「…十六夜咲夜。紅魔館のメイド長をやっております。」

「後来輪花。魔理沙の弟子だよ。…人間かは知らない。」

「……何をしに来た?」

 その少女、幽人の庭師―魂魄妖夢は聞く。

「春を取り返しに来たのよ。このままじゃ花見も出来やしないわ。」

「この長冬のせいで食料の備蓄がなくなりかけてるのよ。」

「…付き添い。」

 輪花は苦笑しながら答えた。他の二人はしっかり理由があるのだが、輪花だけははっきりしていないのだから。

「…まあ、ちょうどいい。西行妖を満開にするため…。」

 そう言いつつ、妖夢は長い刀の、楼観剣を鞘から抜く。

「貴様達のなけなしの春、全ていただこう!」

 そう言って、妖夢は構える。

「…行くわよ!」

 三人が走り出す。―その時だった。

「先行って!」

 という輪花の声とともに、霊夢と咲夜の目の前に魔法陣が現れ、妖夢の後ろへと二人を転送した。

「!?輪花!?」

 咲夜が走り続けながらも叫ぶ。

「また、無茶をして…!………っ!仕方ない!咲夜、行くわよ!」

 そう言って、霊夢と咲夜は走り出した。

「!!待て!」

 そう言って、妖夢はふたりの方へ向こうとしたが、

「陣符『仭魔円』―」

 後ろからやってきた二つの魔法陣が妖夢を襲う。

「っ!」

 それを楼観剣と、抜いた白楼剣で防ぐ。が、不意打ちだったため、妖夢の刀の方が負け、妖夢は弾くのは無理だと判断し、受け流した。

「…やるね。」

 そして、魔法陣を放った張本人―輪花の方へ向き直った。

「……仕方ない。貴様は幽霊じゃないからな‥。白楼剣でも相手をしよう。まずは貴様の春から頂く!」

 そう言って、二刀流となった妖夢は構えた。

「…どっちが強いのかな。」

 そう言って、輪花も二本のレイピア―グロウスを抜いた。

「この楼観剣に、斬れぬものなど滅多にない!」

 その言葉を合図に、二人は同時に走り出した―




作者「妖夢だ!わーい!」
輪花「妖夢と同じくらいに藍と大妖精が好きなんだっけ?」
作者「そう。大妖精は(チルノのせいで)出番が少なかったからね…。」
輪花「人‥いや、妖精のせいにしない。」
作者「わかってるよ。次回、#28『infight』、ここまで見て下さりありがとうございました!」
輪花「では!」
  ※番外編の方にて二つ目のコラボ投稿しました!よろしかったらそちらもどうぞ!
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