魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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結局サブタイトルそのままだという。


#35 白玉楼

「桜符『完全なる墨染の桜 -亡我-』」

「来るわよ、霊夢!」

「指示されなくてもわかってるわ、よっ!」

 幽々子のスペルが発動。Nが妖夢を倒したことにより、実力は同等となっていた。

 それぞれのスペルカードの枚数は、幽々子が現在のが最後、霊夢と咲夜も残り一枚ずつとなっている。

最後のスペルも厄介なもので、蝶弾がひらひらと二人に飛んでくる。まっすぐとした弾幕ではないので、逆に避けにくいのだ。

「くそっ!ふっ!」

 咲夜が幽々子に向かってナイフを投げつける。しかし、幽々子はそれを扇で軽々と弾いた。

 

 

 

―ヒュン、ストッ。

「わあ。」

「…え?『わあ』?」

 縁側に座っていた輪花の横で、壁ではない何かにナイフが刺さった音がした。

 恐る恐る横を見ると―

 ナイフが額に刺さった妖夢がいた。さっきの『わあ。』は妖夢にナイフが刺さり、思わず声を上げたのである。

―そのままゆっくりと後ろに倒れようとする妖夢。

「ちょっ、妖夢!?」

 慌てて輪花が横から支えた。

「どうしよー。このままじゃ妖夢が危ない…。」

―既に遅い。

 と、誰かが輪花の肩を叩いた。

「…ん?」

 後ろを見ると、妖夢の半霊が浮いていた。そして妖夢を背中から持ち上げ、運ぼうとするが、動かない。と、幽々子が弾いたナイフが次々と飛んできた。半霊はそれに驚き、妖夢―半身を盾にした。

「ちょお!君半霊だから刺さらないでしょう!」

 すると、あ、そうかとでも言うように、一瞬動きを止め、直ぐに作業に戻った。

「はあ…。手伝うよ。中に運べばいいんだね?」

 輪花がそう言うと、半霊は頷いた(ように見えた)。

「OK。‥はあ。絶対幽々子(あの人)こっち狙ってるでしょ…危なぁ!?」

 そういった時に、ナイフが輪花の横を掠めた。

「全く…悪魔だ。」

 その時、再び輪花にナイフが襲ってきたが、輪花は障子を締め、ナイフは障子の木枠に刺さり、止まった。

 

 

 

 

「行くわよ!咲夜!霊符『夢想封印』!」

 霊夢がスペルを使う。と同時に、

「時符『プライベートスクウェア』…。」

 夢想封印が幽々子に当たるように、咲夜のスペルカードで弾幕を消し、コースを作る。一番最初にやった手だ。

 幽々子は再び最初と同じように、被害を最小限に抑える。

 そして、咲夜が後ろからナイフで迎撃する。

 しかし、幽々子は扇で弾く。

 それと同時に、霊夢が御札を投げてきた。

 しかし、スペル発動中により、スペルの弾幕によって消される。

 そうして、スペルの弾幕が霊夢に集中したとき。

「そのあなたの後ろにある大きな扇さえ壊せばいいのね!」

 咲夜が近距離戦を仕掛けてきた。

「!くっ!」

 幽々子は扇で応戦する。そして、後ろから飛んできた御札に気がつかなかった。

 そうして、扇がはじかれる。

「なっ!」

 そうして、幽々子は霊夢のほうを見たが、霊夢はいなかった。そして、

「亜空穴!」

 霊夢の蹴りにより、大きな扇は破壊された。そして、動揺した一瞬の隙を付き、「もらったわ!」

 咲夜のナイフが幽々子を貫いた。

 そして、幽々子は消えた。

 

 

 

 

「…やっ‥た‥。」

 霊夢が安堵した、その時。

   身のうさを思ひしらでややみなまし

         そむくならひのなき世なりせば

 どこからかそんな言葉が聞こえた。そして。

「!西行妖が…。」

 咲夜がいい、霊夢が振り向くと、黒くなった西行妖の前に、灰色の幽々子が浮いていた。

そして、始まった。

―『反魂蝶 -九分咲-』




作者「八分咲ではありません、九分咲です。」
輪花「ギリギリ魔理沙と霊夢と咲夜はまにあったってことだね。」
作者「そうだね。」
輪花「次回、#36『優雅に散らせ、黒霊の桜』、ここまで見て下さりありがとうございました!」
作者「では!」
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