魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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#4 特訓初日

 朝、魔理沙が目を覚まして、台所に行くと、輪花が立っていた。

「り、輪花!?」

 いきなりのことに驚く魔理沙。

「う~ん、もうちょっと薄めのほうがいいかな…。」

 しかし輪花は、魔理沙が少々大きな声を出したにも関わらず、聞こえていないようだった。

 

 

「できたよ!」

「おお、美味そうだな。」

 朝食にはシンプルに白ご飯に茸の吸い物、となっていた。

「「いただきます!」」

 そして早速吸い物を飲んだ魔理沙。と、

「!う、うまい!」

「そうでしょ?料理は得意なんだ。」

 茸の味と吸い物の汁の味がどちらも邪魔してないで、どちらも引き立てあっている、らしい。(魔理沙談)

 

「「ごちそうさまでした!」」

 

 

 

 魔理沙宅の近くの魔法の森。

「さて、腹ごしらえも終わったことだし、特訓を始めるぜ!」

「うん!」

「じゃあ、まず、幻想郷についてだな。ここ、幻想郷では、戦いの時は、殺傷能力の無い弾幕と、使うことで得意技が打てる、『スペルカード(以下スペカ)』、主にこの二つで成り立ってるぜ。」

「なるほど。」

 

「とりあえず弾幕が打てないことには始まらない…」

 言いながら木の方向に、指先を向け、

「…ぜ!」

 言い終わるとともに、木に星型の弾幕をぶつけた。

「おお~。」

 輪花が拍手する。

「いや、褒められると照れるぜ。さて、次は輪花の番だぜ!」

「うんっ!」

 そう言って、緑色の玉を作る。水切りで投げる小石のように、やや平べったい、丸い弾幕だ。

「えいっ!」

 放った……が、

「…あれ?(^ ^;)」

 弾幕ではなくビームになり、しかも指を差し切る前に発射された。

…よって周りにビームの跡が。

「…あら?なんでこうなったぜ?…も、もう一回だ!」

「う、うん!」

 再び弾幕を指先に出現させ、放つ。…が、今度は振った指先の軌道上から、カッターのような弾幕が。

…木にカッターの跡が付いた。

「「……………………。」」

「も、もう一回だ!」

「う、うん。」

 結果。

 なぜか勝手に転送魔法(らしきもの)が出現し、後ろに弾幕が発射される。しかも後ろの木の幹を貫くほど強力だった。

「だ、大丈夫!もう一回だ!」

 結果。

 今度はなぜか勝手に分身魔法(らしきもの)が出現し、様々な方向に弾幕が発射された。

  ピチューン

―魔理沙、これにより一回被弾。 

「大丈夫!慣れだ、慣れ!」

「……うん。」

……これ以降の結果は察してもらいたい。

 

 

「結局正しく打てなかった…。」

「…輪花は他のことはめっちゃ器用なんだけどな…。」

 魔理沙が言ったように、輪花は、自分の部屋となった部屋の掃除を、一人で、たったの1時間で終わらせた。

「うう…。」

 昨日のように再び落ち込む。orz。姿勢は違うが周りの空気がorzになっていた。

「だ、大丈夫だぜ!明日はきっとできる!」

「はい…。」

 口ではそう言ってるものの、輪花はかなり落ち込んでいる。

 結局そのまま特訓初日は終了した…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜。

「忘れ物だよ…。」

 ある男が魔理沙宅に侵入。寝ている輪花の横に()()()を置いていき、去っていった。

 輪花の横に置いていったもの、それは……。




作者「四話目終了!」
魔理沙「おつかれさん。」
輪花「お疲れー。」
作者「次回でようやく輪花が本格始動するよ。」
輪花「疲れた…。あれがないとダメだ、僕は。」
魔理沙「次回予告は誰が言う?」
作者「魔理沙、言っていいよ。」
魔理沙「わかったぜ。次回、#5『魔剣士・輪花』!…これで大抵の人はわかっただろうな。」
作者「ここまで見て下さりありがとうございました!」
全員「では!」
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