朝、魔理沙が目を覚まして、台所に行くと、輪花が立っていた。
「り、輪花!?」
いきなりのことに驚く魔理沙。
「う~ん、もうちょっと薄めのほうがいいかな…。」
しかし輪花は、魔理沙が少々大きな声を出したにも関わらず、聞こえていないようだった。
「できたよ!」
「おお、美味そうだな。」
朝食にはシンプルに白ご飯に茸の吸い物、となっていた。
「「いただきます!」」
そして早速吸い物を飲んだ魔理沙。と、
「!う、うまい!」
「そうでしょ?料理は得意なんだ。」
茸の味と吸い物の汁の味がどちらも邪魔してないで、どちらも引き立てあっている、らしい。(魔理沙談)
「「ごちそうさまでした!」」
魔理沙宅の近くの魔法の森。
「さて、腹ごしらえも終わったことだし、特訓を始めるぜ!」
「うん!」
「じゃあ、まず、幻想郷についてだな。ここ、幻想郷では、戦いの時は、殺傷能力の無い弾幕と、使うことで得意技が打てる、『スペルカード(以下スペカ)』、主にこの二つで成り立ってるぜ。」
「なるほど。」
「とりあえず弾幕が打てないことには始まらない…」
言いながら木の方向に、指先を向け、
「…ぜ!」
言い終わるとともに、木に星型の弾幕をぶつけた。
「おお~。」
輪花が拍手する。
「いや、褒められると照れるぜ。さて、次は輪花の番だぜ!」
「うんっ!」
そう言って、緑色の玉を作る。水切りで投げる小石のように、やや平べったい、丸い弾幕だ。
「えいっ!」
放った……が、
「…あれ?(^ ^;)」
弾幕ではなくビームになり、しかも指を差し切る前に発射された。
…よって周りにビームの跡が。
「…あら?なんでこうなったぜ?…も、もう一回だ!」
「う、うん!」
再び弾幕を指先に出現させ、放つ。…が、今度は振った指先の軌道上から、カッターのような弾幕が。
…木にカッターの跡が付いた。
「「……………………。」」
「も、もう一回だ!」
「う、うん。」
結果。
なぜか勝手に転送魔法(らしきもの)が出現し、後ろに弾幕が発射される。しかも後ろの木の幹を貫くほど強力だった。
「だ、大丈夫!もう一回だ!」
結果。
今度はなぜか勝手に分身魔法(らしきもの)が出現し、様々な方向に弾幕が発射された。
ピチューン
―魔理沙、これにより一回被弾。
「大丈夫!慣れだ、慣れ!」
「……うん。」
……これ以降の結果は察してもらいたい。
「結局正しく打てなかった…。」
「…輪花は他のことはめっちゃ器用なんだけどな…。」
魔理沙が言ったように、輪花は、自分の部屋となった部屋の掃除を、一人で、たったの1時間で終わらせた。
「うう…。」
昨日のように再び落ち込む。orz。姿勢は違うが周りの空気がorzになっていた。
「だ、大丈夫だぜ!明日はきっとできる!」
「はい…。」
口ではそう言ってるものの、輪花はかなり落ち込んでいる。
結局そのまま特訓初日は終了した…。
夜。
「忘れ物だよ…。」
ある男が魔理沙宅に侵入。寝ている輪花の横に
輪花の横に置いていったもの、それは……。
作者「四話目終了!」
魔理沙「おつかれさん。」
輪花「お疲れー。」
作者「次回でようやく輪花が本格始動するよ。」
輪花「疲れた…。あれがないとダメだ、僕は。」
魔理沙「次回予告は誰が言う?」
作者「魔理沙、言っていいよ。」
魔理沙「わかったぜ。次回、#5『魔剣士・輪花』!…これで大抵の人はわかっただろうな。」
作者「ここまで見て下さりありがとうございました!」
全員「では!」