「ん…?」
―朝。
ゆっくりと目を覚ます輪花。と、
「おーい、輪花ー。朱莉ー。ご飯できたぜー。」
魔理沙の声が聞こえてきた。
「はーい。」
輪花はそう答えた。すると、
「わかったー。」
向かい合わせの部屋から朱莉の声が聞こえた。
と、同時に輪花と朱莉は部屋から出てきた。
「「あ、おはよう。」」
そして同時に挨拶。魔理沙はそれを見て、
「お前ら、息ぴったりだな!」
いつものように笑った。
―そうして、いつもの日々が始まった―
―異変が起きたのは、次の日のことだった。
夕方、いつものように輪花は夕食の準備をしようとしたら―
「おい輪花!宴会いくぜ!」
「はぁ!?」
魔理沙がいきなり宴会に誘ってきたのである。
「いや、やったの3日前だよ!」
輪花はそういうも、
「さっさと行くぜ!」
そう言って魔理沙は外に出たかと思うと、輪花が前やられたように、朱莉が襟首を掴まれ引きずられてきた。
「さあ、行くぜ!」
魔理沙の目は不自然なほどにギラギラ光っている(ように見える)。
「…わかったよ!」
ついに輪花は折れ、引きずられるのは嫌なので自力で飛んでいった。
―宴会。
「「「待て~~~!」」」
「いやああぁぁぁぁ!!」
…朱莉の叫びが聞こえる。その理由は―
「私の式神になりなさい!」
「紫様、もう二体持ってらっしゃるようなものでしょう!私が!」
「藍様だってもう持ってるじゃないですか!橙の式神になってよ!」
―動物の力を持っているので、マヨヒガの住人―紫、藍、橙に、式神(のような存在)にならないかと追われているのである。
「紫と藍はもう持っているからいいでしょ!橙は弱いからダメ!」
「ハッ!」
―この言葉により、橙に精神的ダメージを与え、橙は脱落した。
「ああ、橙!…貴様、よくも橙を!」
だが、藍に怒りが重なり、さらにしつこくなった。
「ああ、もう!面倒だなあ!」
それに合わせ、朱莉は逃げるスピードを上げる。
…といっても、博麗神社内をぐるぐる逃げ回ってるだけなのだが。
―と、朱莉の足元にスキマが開いた。
「……\(^ω^)/…オワタああああぁぁぁ~!」
そう言いながら朱莉はスキマに落ちていった。藍と紫はスキマを覗き込む―が、 そこに落ちていく朱莉の姿はなかった。
「はあ、はあ、はあ~~…。」
博麗神社、屋根。
「…ふう。…ありがとう、輪花。」
「…可愛そうだね。」
「同情するなら…いいや、何もくれなくて。」
スキマに落ちようとしたベストなタイミングで、輪花が魔法陣を展開、間一髪で助けたのだ。
「…にしても、なんでこんな早く宴会が…。」
「そうね。普通霊夢は絶対にやらせないように死守するはずだけど…。」
「…どうする?」
「…といっても、霊夢は今回の異変でつかれたみたいだし、連続でやってもおかしくはないんじゃない?」
朱莉の言うことももっともである。
「…とりあえず、様子を見ようか。」
輪花の言葉により、二人は今回の宴会は楽しむことにした。
―二週間後。
「うう…。」
魔理沙は寝込んでいた。二日酔いだ。
「全く…。あのあとから三日おきに計4回宴会があったし、二日酔いになるのは当然よ。」
「じゃあなんで僕はともかく、朱莉は酔わないのさ。」
輪花と朱莉は至って普通だった。そこで、
「…これはもう異変じゃない?」
朱莉がそう聞くと、
「そうだね…。どうするんだろう、こんなに宴会して。」
「さあ…。明日また宴会があるけど…。」
「…魔理沙も酔ってるし、…狙うなら明日の宴会終了後からだね…。」
「明日また宴会なの!?」
すると、輪花はため息をつき、
「仕方ないじゃん。じゃあ一日で終わらせられる?」
「うっ…。」
「…大丈夫。明日博麗神社に早めに行って、少し調査するから。」
「分かったわ。…だったら明日にでも解決してやる…!」
朱莉はやる気になっている。
「…飽きたんだね。」
「ええ。」
「じゃ、さっさと今日は休みますか。」
―こうして、異変終了に動き出した。
作者「…先に言います。この異変。速攻で終わります。」
輪花「ネタバレ…はいいか。」
朱莉「さあ、さっさと終わらせるわよ!」
作者「……もうあの三人に追われるのが嫌なんでしょ。」
朱莉「ええ、それが本音。」
輪花「あ、そうだったの?…次回、#40『半日で見つかった犯人』。…これでわかるよね、どれだけこの異変が早く終わるか。」
朱莉「ここまで見て下さりありがとうございました!」
作者「では!」