魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

42 / 65
#40 朱莉の種族

「おはよう。」

 輪花は魔理沙の家にやってきたが、

「おう、早かったな、輪花!」

―すっかり魔理沙は復活していた。

「…魔理沙、二日酔いは?」

「さあ?…何故か、二日したらケロッと治るんだよ。」

「…そうなんだ。」

 魔理沙が昨日のままよっていたら、楽だったのだが…。

 輪花が考えあぐねていると、

「おはよう!輪花、行くわよ!」

 朱莉が入ってきた。そして、輪花の後ろの襟首を掴むと、さっさと魔理沙の家から出て行った。

「は、はぁ!?どうした、朱莉!?」

 魔理沙が聞くも、

「ごめん魔理沙!朝食はいらない!」

 輪花が最後にそうさけび、ドアは閉められた。

 

 

 

 

 

「…で、どうするの?」

 輪花が聞く。

「とりあえずさっさと博麗神社に行くの。早く終わらせないと…。あの三人が…。」

 …どうやら朱莉はあの追われている三人に恐怖さえ覚えたらしい。

「分かった、分かったから。」

 その様子に輪花も手伝わざるを得なかった。

「ありがとう。じゃあ、行くわよ!」

 そう言うと、朱莉は朱雀の翼を生やし、飛んでいった。

 輪花も魔法陣を展開し、飛んでいった。

 

 

―博麗神社。

「あら、輪花、朱莉。…宴会はまだよ。」

「いや、そうじゃなくて…。」

「じゃあ宴会の準備を手伝いなさい。」

「なんで霊夢はこんなに連続で宴会をするの?」

 唐突に朱莉が聞いた。すると、

「う~ん…。やっぱりまだ疲れが取れないのよ。」

 霊夢はそういった。

「へえ…。」

 輪花は口では納得したが、明らかにおかしいと思った。

―が、霊夢はおそらく犯人ではないだろう。

 なぜなら、ただでさえ貧乏な博麗神社で、自ら金額を消費するほど霊夢は気前が良くないからだ。

「言われてみれば…そうね。あら…?」

 朱莉は何かに気がついたようだ。

「何かしら、霧…?」

 いつの間にか、ふたりの周りに霧があった。

「…これ、どこまで続いてるのかしら。」

 そう言って、朱莉は歩き出した。

「え、ちょっとまって!」

 輪花は慌てて後を追いかけた。

 

 

 

 

 

―結果。

「博麗神社一帯のようね‥。」

「…ねえ。なんでそんな霧が気になるの?」

「…わからない?これは妖力の霧よ。」

「妖力?」

 聞きなれない言葉に首を傾げる輪花。

「…もしかして、気の説明、魔理沙から受けてないの?」

 朱莉は聞き返した。

「うん。」

「はぁ~‥。何してるの、魔理沙は。…じゃあ、ざっと説明するわ。えっと、人間が持っているのが魔力、妖怪が持っているのが妖力、霊が持っているのが霊力、神が持っているのが神力よ。分かった?」

「…なんとなく違う感じがするのは、そのせいだったんだね。」

「そう。…あなたは魔力だけね。」

「朱莉は…。…?二つ感じるけど。」

 すると、朱莉の表情が硬くなった。…すると、頭を掻き、

「まさか、見破られるとはね…。幽々子にさえバレなかったのに。」

 そう言うと、朱莉はこう言った。

「私はただの妖怪じゃないわ。…怨霊、獣の妖怪…、この二つが合わさった、怨霊獣妖…。怨妖(おんよう)よ。」




作者「趣旨が大きく変わってしまい、すみませんでした…。」
輪花「よって次回も話は変わると思います。」
朱莉「怨妖は、オリジナルの種族だからね。」
作者「次回、#41『怨妖という種族』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「「「では!」」」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。