「おはよう。」
輪花は魔理沙の家にやってきたが、
「おう、早かったな、輪花!」
―すっかり魔理沙は復活していた。
「…魔理沙、二日酔いは?」
「さあ?…何故か、二日したらケロッと治るんだよ。」
「…そうなんだ。」
魔理沙が昨日のままよっていたら、楽だったのだが…。
輪花が考えあぐねていると、
「おはよう!輪花、行くわよ!」
朱莉が入ってきた。そして、輪花の後ろの襟首を掴むと、さっさと魔理沙の家から出て行った。
「は、はぁ!?どうした、朱莉!?」
魔理沙が聞くも、
「ごめん魔理沙!朝食はいらない!」
輪花が最後にそうさけび、ドアは閉められた。
「…で、どうするの?」
輪花が聞く。
「とりあえずさっさと博麗神社に行くの。早く終わらせないと…。あの三人が…。」
…どうやら朱莉はあの追われている三人に恐怖さえ覚えたらしい。
「分かった、分かったから。」
その様子に輪花も手伝わざるを得なかった。
「ありがとう。じゃあ、行くわよ!」
そう言うと、朱莉は朱雀の翼を生やし、飛んでいった。
輪花も魔法陣を展開し、飛んでいった。
―博麗神社。
「あら、輪花、朱莉。…宴会はまだよ。」
「いや、そうじゃなくて…。」
「じゃあ宴会の準備を手伝いなさい。」
「なんで霊夢はこんなに連続で宴会をするの?」
唐突に朱莉が聞いた。すると、
「う~ん…。やっぱりまだ疲れが取れないのよ。」
霊夢はそういった。
「へえ…。」
輪花は口では納得したが、明らかにおかしいと思った。
―が、霊夢はおそらく犯人ではないだろう。
なぜなら、ただでさえ貧乏な博麗神社で、自ら金額を消費するほど霊夢は気前が良くないからだ。
「言われてみれば…そうね。あら…?」
朱莉は何かに気がついたようだ。
「何かしら、霧…?」
いつの間にか、ふたりの周りに霧があった。
「…これ、どこまで続いてるのかしら。」
そう言って、朱莉は歩き出した。
「え、ちょっとまって!」
輪花は慌てて後を追いかけた。
―結果。
「博麗神社一帯のようね‥。」
「…ねえ。なんでそんな霧が気になるの?」
「…わからない?これは妖力の霧よ。」
「妖力?」
聞きなれない言葉に首を傾げる輪花。
「…もしかして、気の説明、魔理沙から受けてないの?」
朱莉は聞き返した。
「うん。」
「はぁ~‥。何してるの、魔理沙は。…じゃあ、ざっと説明するわ。えっと、人間が持っているのが魔力、妖怪が持っているのが妖力、霊が持っているのが霊力、神が持っているのが神力よ。分かった?」
「…なんとなく違う感じがするのは、そのせいだったんだね。」
「そう。…あなたは魔力だけね。」
「朱莉は…。…?二つ感じるけど。」
すると、朱莉の表情が硬くなった。…すると、頭を掻き、
「まさか、見破られるとはね…。幽々子にさえバレなかったのに。」
そう言うと、朱莉はこう言った。
「私はただの妖怪じゃないわ。…怨霊、獣の妖怪…、この二つが合わさった、怨霊獣妖…。
作者「趣旨が大きく変わってしまい、すみませんでした…。」
輪花「よって次回も話は変わると思います。」
朱莉「怨妖は、オリジナルの種族だからね。」
作者「次回、#41『怨妖という種族』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「「「では!」」」