「っつう!」
輪花は殴られた部分を手で押さえる。が、休む間もなく、
「ほら、どうした!?」
萃香の拳が襲ってくる。
「うわっ!」
そのまま弾き飛ばされ、博麗神社の壁に頭から当たった。
そのまま萃香は追撃しようとしたが―
「もうやめなさい…。」
朱莉にストップをかけられた。
「もう、その子は気絶してるでしょ?」
そう言うと、朱莉は輪花を持ち上げ、博麗神社の縁側に寝かせた。
「…あんた、どうしてだい?」
急に萃香が聞いてきた。
「どうしてその子と戦わせたんだ?」
「…輪花のためになるだろうと思ってたから。…さ、一時休戦と行きましょうか。」
そう言うと、朱莉は気絶している輪花の隣に座った。が、
「いや、いいさ。彼女の戦いは
ケロリとした表情で萃香は言った。
「‥まあ、2分経ってないものね…。じゃあ、いいかしら?」
そう言って朱莉達は縁側から離れ、博麗神社の庭でお互いに構える。
すると、萃香は笑いだした。
「ハッハッハ!いいねえ、
「いいわね…最後にしましょう!私は示唆朱莉…。行くわよ、萃香!」
そうして、二人が同時に駆け出す。
先に仕掛けたのは、朱莉だ。
大きくハンドクローをつけた右手で振り落としてきたのだ。
「動きが大きいよ!」
萃香はそれを軽く避けて反撃に出ようとしたーが。
朱莉はその振り下ろした腕を地面につけ片手で逆立ち、その勢いを利用してこちらもハンドクロー、いや、フットクローというべきか―をつけた両足を振り下ろしてきた。
「くっ!」
萃香は両腕を顔の前で交差させ、足の攻撃を防ぐ。しかし、まだ朱莉の攻撃は続く。
今度はその防いでいる萃香の両腕を踏み台にすると、その両腕にのり、余っていたもう片方の手で追撃をしてきた。が、
「!うわっ!」
萃香は能力を使用し、霧になり、攻撃を避けた。
そして、霧から戻り、後ろから朱莉に蹴りを入れる。
それを朱莉は振り向きざまの回し蹴りで防ぐ。
ふたりの勢いが強いのか、そのぶつかりあった脚の真下の地面が凹んだ。
そうして、二人は同時に離れ、間合いを取る。
「やるね…。」
萃香が構え直しながら朱莉を見つめる。
「そりゃどうも…。」
朱莉は構え直すが、その手にはスペルカードが。
「お、そう来るかい。なら私もいくよ!」
萃香もスペルカードを取り出す。そして―
「青龍『二重からなる蒼き波動』!」
「符の壱『投擲の天岩戸』!」
二人が同時にスペルカードを唱えた。
朱莉の両手の掌に青い光が貯まり、放つ。すると、二本の光線が途中で合わさり、魔理沙に放ったあの『蒼き波動』よりも大きな波動がドリル状に回転しながら萃香に向かって飛んでいく。
一方萃香は、腕を振り回したかと思うと、その腕の周りに岩が大量に集まり始め、それを朱莉に向かって投げてきた。
二つの攻撃がぶつかる―が。
「懐がガラ空きだよ!」
萃香が突っ込んできた。萃香のスペルは放てば終わりだが、朱莉は打ち続ければならない。萃香はそこをついたのだ。
「しまっ…!」
そのまま、萃香は思いきり朱莉の鳩尾に拳を放った。
「がっ…!」
そのまま朱莉は吹き飛ばされる。博麗神社の障子を突き破り、そのまま裏庭に出てきてしまった。
「はぁ、はぁ…。流石、鬼ね…。」
殴られた部分を抑えながら朱莉は立ち上がる。
「…でも、私は負けない…!」
そう言って、スペルカードを構え、庭へと飛び出していった―
作者「二人の全力がぶつかり合う、この戦い。」
朱莉「実は魔理沙の時は本気じゃなかったのよ。」
輪花「萃香強いんだけど…。」
作者「お前が近距離戦苦手なだけだろ。」
輪花「うっ…。」
朱莉「…といっても、これで三ターンしかたってないのよ?」
作者「朱莉の連続攻撃、萃香の霧になってからの反撃、そしてスペルカード合戦…。これだけなんだよね、今回。」
輪花「もうちょっと長く書いたら…?」
作者「…。う~ん、今それ悩んでるんだ…。」
朱莉「…そ。ま、頑張りなさい。」
作者「なんか朱莉が初期設定と大きく外れてきてるだす(´・ω・`)」
輪花「次回、#43『朱莉の本気』、ここまで見て下さりありがとうございました!」
朱莉「では!」