#45 四季、天候の分裂
「はあ~…。連続の異変だったよ…。」
輪花がため息をつく。
「何がだぜ?…あの冬のあと、異変なんかあったか?」
魔理沙が素できいてくる。
…輪花は、魔理沙に呆れたような目線を贈ろうとしたが、やめた。話してもきっと無駄だろう。
「にしても、今日は曇ってるな…。」
魔理沙はそう言って窓越しにそれを見上げる。
輪花も続く。…空は完全に雲が覆っており、青空が一切見えないほど曇っていた。
―と。
ザアアァァァ…
「あ、降り出してきたぜ!」
魔理沙がそういう。まあ、ここまでの曇り空である、土砂降りになっても仕方ないだろう。
「そうだね…。今日は散歩行けないか。」
輪花がそう言うと、
「じゃあ、私の研究を手伝ってくれないか?」
魔理沙が頼みごとをしてきた。
「あ、いいよ!」
輪花がそういったとき、
―バンッ!
窓が勢いよく開け放たれ、
「なによ、全く!
朱莉が不機嫌そうに
「「…え?」」
魔理沙と輪花の声が綺麗に重なる。
「え、ちょっとまって!」
輪花が再び窓に駆け寄る。そうして向こうの方で見たものは―
「…なにこれ…!」
確かに雨は降っている。が、遠くは晴れや雪、雷など、様々な天気になっているのだ。
「……これは、異変か!?」
いつの間にかにいた魔理沙がいうと、
「おい、霊夢のところに行くぜ、輪花、朱莉!」
といい、さっさと準備を始めた。
「分かった!」
「分かったわ!」
そう言って二人も準備を始めた。
―博麗神社。
「おい、霊夢!」
魔理沙が朱莉と輪花とともに飛んできた。
「魔理沙!…とんでもないことになってるわね…。」
霊夢がいう。博麗神社は曇っていた。
「こっちは土砂降りだぜ…。」
「それに…あっち。」
霊夢が指を指した方を見ると、向日葵畑の方は晴れていた。
「…?別に普通だぜ?」
魔理沙が言うが、
「じゃあ、なんであんなに向日葵が元気なのかしら?もう夏は終わるわよ。」
霊夢の一言に、
「「「…ああ!」」」
三人の声が綺麗に重なった。
「それに…ほら。」
次に霊夢は向日葵畑とは逆の方を指差す。
「あっち…。紅葉には早すぎない?」
その山々は、真っ赤に色付いていた。
「ええ…。」
輪花が呆然としている。
「さらにあそこの湖は、雪が降ってるわよ。」
あそこの湖―霧の湖のことだ。
「うわ…真っ白ね…。」
朱莉もそうつぶやくほど、雪が降っていた。
「…これは異変。そう言いたいんでしょ?魔理沙。」
霊夢はそう言って魔理沙の方を見る。
「……ああ。そうだぜ。」
「ま、これは異変ね…。」
朱莉がため息をつく。
そう言って三人は空を見上げた。
―が、唯一、輪花だけはうつむきつつ、
(天候、四季…これって…。)
一人、考えていた。
異変が起きる直前。
―紅魔館、ある部屋。
(もう、ダメ…!)
「…!沙紀、沙紀!?…っつ、体が…!…あ、ぁぁああ!」
亜紀の体が異常を襲った。
作者「はい、新章突入です!」
沙紀「…なにこのあからさまな伏線は。」
作者「…伏線貼るのわすれてただす(´・ω・`)」
亜紀「だめね。」
作者「亜紀にまで言われた…!」
沙紀「…次回、#46『異変の根源』ここまで見て下さりありがとうございました。」
亜紀「では!」
作者「…最後の締めまで言われた…。」