―向日葵畑。
「ここは…。」
霊夢が向日葵畑に着地をする。と。
「お出ましか…。」
という声が聞こえ、横を見る。すると、そこには二人の少年が。
「…あんたらも精?」
「そうだ。俺は晴れの精。」
「俺は夏の精。」
二人は自己紹介をとっとと済ませる。
「さあ、やろうぜ!」
そうして二人は構える。と、
「私も加勢するわ。」
「私も!」
精の後ろに人影が。
「…げ。」
霊夢も思わず声を出してしまった。四季のフラワーマスター―
「私は向日葵が一番好きなの。…この天気を止めてもらっちゃ困るわね。」
「暇だから。」
「…四対一…。」
霊夢はつぶやき、構える。
「…来なさい!」
―現状説明。劣勢。
地面からは向日葵が襲ってくる。向日葵がないところではスーさん―鈴蘭の毒が充満しており、上空では二人の精がいる。
「面倒ねぇ!霊符『夢想妙珠』!」
そう言って霊夢はカラフルな玉を二人の精に向かって放つ。
「ダメだねえ!夏符『ロケット花火』!」
しかし、夏の精から放たれる弾幕に阻まれ、霊夢の後ろに晴れの精が回り込み、
「晴符『ヘルファイア』!」
蛇のように唸る炎が霊夢を襲った。
「くっ!亜空穴!」
霊夢は亜空穴を使用し抜け出す。
「おい、どうした?その程度か?」
夏の精が挑発をする。
「くっ…。連戦が…。」
実を言うとあの最後のクラドのスペル、少し掠ってしまったのだ。
「さあ、行くぜ!」
そうして二人の精が襲ってきた。
「晴符『ブレイジング・サン』!」
晴れの精の右手が太陽のようなものに包まれ、それで霊夢を殴ってきた。
「くっ!警醒陣!」
霊夢は警醒陣で防ごうとするが、破壊されてしまった。
「嘘!」
そして、直接ダメージをくらってしまった。
地面に叩きつけられる。
「うっ!」
全身に痛みが走る。
「はあ、はあ…。」
―そこは、鈴蘭畑だった。
「ぐっ!」
毒の痛みが走る。
「どうかしら、スーさんの毒は?」
メディスンが話しかけてくる。
「うっ、さいわ、ね…。」
その時だった。
「…失礼する。」
隣に声がかかった。ふと霊夢が声をした方を見上げると、一人の少年が立っていた。
「…ここは幻想郷か?」
編笠をかぶっており、腰には刀、背中には両刃剣が鞘にしまわれてある。左目は傷がついていて、あかないようだ。
いきなりの突拍子もない質問に、霊夢はきょとんとする。
「え、ええ。そうよ…。あんた、誰?」
ゆっくりと立ち上がりながら、霊夢は聞いた。
「俺の名前は
「…そう。でも、あなた、ここは鈴蘭の毒が…。」
なぜ自分は答えているのだろうか。霊夢自身もわからなかった。
「そうか…。…苦しそうだな。」
「うるさいわね…。」
そうやって霊夢は次の言葉を言おうとしたが、
「ならば…。助太刀いたそう。」
そう言って風雅は二本の剣を抜く。背中の両刃剣はやや細く、刀と同じくらいの細さだった。右手に両刃剣、左手に刀の、両刃剣と刀の二刀流である。
「…行くぞ!」
作者「男キャラああああァァァァァ!!」
輪花「…元気すぎる。」
朱莉「まあ今回はいいとしましょう。」
輪花「まあ霊夢が不利ですこと。」
朱莉「…白虎はまだつかないのかしら?」
作者「探してるよ。博麗神社にいなかったからな。」
輪花「次回、#50『その男、風雅』ここまで見て下さりありがとうございました!」
作者「私が消した旧作、『二刀流の真意』を覚えている方なら知っているはず、この名前。キャラの性格などはそのままです。」
朱莉「では!」