魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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#51 紅魔館へ

―一方、朱雀・輪花。

「…意外と遠いね。」

 そんなことをぼやく。

《そんなこと言わないでください、あなたは転送魔法だから早いのでしょう。》

 朱雀の声が頭の中に響く。

「…ねえ、そういえばさ。」

《…なんでしょう?》

「女性なんだね。」

《はい、声はやや低めですが。…よくわかりましたね。》

「まあね、同じような感じだし。」

《…そうですか。…おっと、もうすぐですかね。》

 その言葉通り、紅魔館が見えてきた。

「‥見て分かる結界だね。」

 輪花の言う通り、結界は見え見えだった。

 

 

 

 

「よ、っと…。」

 輪花は朱雀から降り立つ。

「ありがとね。」

《いえ…。》

「ふ、ん‥。これが結界…残ってるのは…、晴れ、夏、雷、風、春だけかな?」

 そう言って結界に触ろうと手を置こうとしたら―

「うわっ!?」

 結界をすり抜けてしまった。

「…なにこれ、虚偽結界?朱雀、入ってみて?」

《…はい。》

 そう言って朱雀はあっさりと通った。

《…通れますね。》

「だね…。…朱雀、これは多分僕らを足止めさせるための偽物だ。みんなに紅魔館へ集まるようにいってきて!」

《…分かりました!》

 そうして、朱雀は飛び立っていった。

 

「さて、と…。」

 そう言って輪花は紅魔館に向き直った。

「美鈴がいない、この時点でおかしい。」

 そう言うと、輪花は紅魔館の中へ入っていった―

 

「…咲夜ー?」

 大きな扉を開けて咲夜を呼ぶが、反応がない。

「…どこいったんだろう…。」

―と。

「‥輪、花?」

 ボロボロの咲夜がやってきた。

「!…どうしたのさ、その傷!」

 慌てて輪花は咲夜を支える。

「私は、大丈夫、だから…。」

「どこが!?傷だらけじゃない!」

 咲夜は輪花の手をとって、すがるような目でこう言った。

「…亜紀、沙紀を…助けて、あげて…!」

「…え?」

「図書館、に…いる、わ…。」

「…わかった!」

 輪花は咲夜をかかえ、図書館へと急いだ。

 

―移動中。

「妖精メイドたちが…。」

 廊下に妖精メイドたちが次々と倒れている。

「っ!急がないと!」

 そういうものの、咲夜を抱えているので、スピードは遅い。

「私は、おいていきなさい…。」

 咲夜はそういったが、

「そんなこと、出来るはずない!」

 きっぱりと輪花は言い切った。

「…ほら、もうすぐだから!」

 そう言って、図書館に入った刹那―

「噴火『エルプス・ボルカー』」

 巨大なマグマをまとった溶岩が輪花を襲った。

 

「…あれ?」

 輪花はゆっくりと、目を開ける。そこには―

「…良かった…。」

 パチュリーの魔法壁があった。

「…パチュリー。亜紀と沙紀は―」

「…あれよ。」

 そう言って指した方は―

「…え?」

 沙紀でも亜紀でもなかった。




作者「最後の言い回しが思いつかなかった。」
朱莉「…途中なんか見てた?」
作者「…なんで?」
朱莉「文章が感動ものになりかけてたから。」
作者「…東方霊々夢見てました。泣けました。」
輪花「…。次回、#52『亜紀、沙紀だったもの』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「では!」
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