魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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#52 亜紀、沙紀だったもの

「…誰?」

 私はその人に聞いた。

『私は沙紀よ。』

 声が二重に聞こえてきた。

「…本当?」

『ええ、性格は沙紀。』

「…性格は?」

『そう…。私の体、亜紀は私の案で出したのよ。一つになれないか、ってね。ただ、そのせいで理性(わたし)がぶっ壊れてね…暴走してる。だから、私はどちらでもない。そのせいで…。』

 そう言って、沙紀はスペルを構えた。

「…?」

『…全員ぶっ倒そうってこと!』

 こうして、発動した。

『天災『ハリケーン』』

 輪花を巨大な竜巻が襲った。

「…!!」

 慌てて輪花は避ける。

『…さあ、楽しみましょう?』

 寒気のするような笑顔で言った。

 

 

 

 

「くっ!」

『さあ、避けなさいよ!天災『サイクロン』!』

 大きな竜巻が襲う。

「…っ!」

 輪花の吸収能力は無理だ。なぜなら―

(一撃一撃が…。重すぎる!)

 弾幕なんてものは打っていない。ただ、災害を起こしている、それだけだ。

『私の二つの能力が重なれば災害なんて起こすのは容易よ!』

 そうやって、スペルを唱える。

『隕石『the・スターハレー』!」

 すると、輪花に向かって超巨大な彗星が襲ってきた。

「…くっ!」

 輪花は直撃を避けた。…が。

「うわっ!?」

 衝突した勢いにより、衝撃波が発生。大きく吹っ飛ばされた―

 

 

 

 

 

 

「…ん?」

 ゆっくりと目を開けると―

「……本は?!」

 図書館にあるはずの本が全て消え去っていた。

『あー…邪魔者が綺麗に消え去ってくれたわ。』

 その声をする方を見ると、沙紀が立っていた。

『そこの吸血鬼姉妹、メイド長、門番、図書館主、書記、メイドたち!…みんな、吹き飛んだわね…。』

 その声に、輪花は周りを見る。…全員が倒れていた。

 そう言うと、輪花の方を向いた。

『…まだ、あなたは殺さない。』

 そう言うと、スペルカードをまた構えた。

『行くわよ‥。震災『地球滅亡寸前―大津波―』!』

 スペルを唱えた瞬間、両サイドから大津波が襲ってきた。

「!!??」

 完全に大きい。これは吸収されるわけがない。輪花は宙に浮いて避けようとした。が、

『上にこないでくれる?災害『土砂崩れ』。』

 上からは土砂が襲ってきた。

「…もう、ダメなの?」

―強すぎる。比にならない。

 諦めかけたその時―

「霊符『夢想封印』!」

「恋符『マスタースパーク』!」

「青龍『二重からなる蒼き波動』!」

「二刀『対斬』!」

 カラフルな弾幕が、黄色の閃光が、青の閃光が、大きな斬撃が、上下二つの恐怖を打ち消した。

『…新たな人が来てくれて、私も嬉しいわ。』

 そう、笑っている。

「大丈夫、輪花?」

「まだやれるぜ!」

「朱雀が遅くてね。」

「そちらも仲間と聞いた。」

 四人の人影が、そこにはいた―




作者「予定より大きく短くなりそうです。」
朱莉「十話行くの?」
作者「…行く。多分。」
輪花「大丈夫?」
作者「…では次回、#53『スペルカードルール』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「では!」
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