魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

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サブタイトルは私の思ったことです。


#58 てゐって…

「…で、何か用?」

 ミスティアが聞いてくる。

「ああ、医者の場所がわからなくなってな。」

 ここは迷いの竹林。…これでお分かりだろう。ミスティアの件もあり、三人は絶賛迷子中なのだ。

「あー…。だったら逆よ。」

「「「は?」」」

 三人の声が綺麗に重なった。

「永遠亭でしょ?だったら逆よ。」

 その言葉が終わらないうちに、朱莉と霊夢は風雅を睨む。…風雅は気がついていなようだが。

「お、そうか、ありがとう。」

 そう言ってさっさと歩き出す。

「「待ちなさい!」」

 二人は一斉に追いかけてきた。

「…おい、偶然だろ?」

 風雅はそう言った。

「う‥。」

 霊夢はその言葉は本当なので言い返せない。

「しかも、あの歌声が聞こえる方へ行こうとしたろ?」

 風雅はそう言って朱莉をみる。

「ぐ…。」

 朱莉も何も言い返せない。

「…ほら、いくぞ。」

 固まってしまった二人を促すように、風雅はさっさと歩き出した。

 

 

 

 

 

-数十分後。

「戻ってきたな…。」

 さっきの場所に戻ってきたようだ。

「あら、迷ったの?」

 リグルが聞いてきた。

「もう、どうするのよ?」

 霊夢が聞く。風雅はしばらく考えていると、

「…なあ、その永遠亭とやらは直線で考えるとどの方角だ?」

 と、リグルとミスティアに聞き直した。

「あ、それは…。」

「「こっち。」」

 二人の声が綺麗に重なる。

 その方向はふたりとも一緒だった。それを見て、

「…そうか。」

 風雅は両刃剣を抜いた。

「…………?何するのよ?」

 霊夢の言葉にも何も言わない。すると、

「はあっ!」

 いきなり斬撃を指をさした方向に向かって発射した。斬撃は地面に跡をつけながら、まっすぐに進んで行った。

「さあ、この跡を進むか。」

 そう言って風雅は歩き始めた。

「ちょ、ちょっと、どういうこと?」

 霊夢は追いついて平行に並び、聞いた。

「人の平衡感覚がずれるのなら、真っ直ぐ進むものに頼ればいいのさ。だから指をさした方向に斬撃を放ったんだ。」

 あっさりとそういったのである。

「‥そうだったの。」

 朱莉はそうつぶやいて、

「さ、急ぐわよ!」

 スピードを上げていった。

 

 

 

 

 

「…あれ?」

 霊夢の指さした方には、ひとつの屋敷が。

「それらしいわね‥。」

 朱莉はそうつぶやいて、先に進もうとした。と、

「うわっ!?」

 落とし穴があったようで、落ちていく。が、

「…ここに根があって助かったわ。」

 落とし穴の縁近くに根が出ていたので、それを掴んで助かったのだ。

「そうか。にしても、誰がこんな罠を…。」

 風雅がつぶやいたが、情報が少なすぎるので、分からない。そこで、二人は進む。すると、ミシミシと音がしたかと思うと、左から竹が倒れてきた。

「きゃあっ!?」

 霊夢はとっさに腕で防ごうとしたが、それは当たることなく、霊夢の横に竹は倒れた。

「危ないわね…。」

 そう言ってまた歩き出す。

 

 

 

 

-永遠亭の入口前。

「…また罠がありそうだな…。」

 風雅はそうつぶやいた。明らかなさら地。怪しむのも当然と言えるだろう。

-と。

 風が吹いてきて、風雅がかぶっている編笠が飛ばされた。

「あ…。」

 編笠はやや遠くに落ちた。風雅たちはそこに向かって一直線に歩き、さらに無意識に門に向かって一直線に歩いた。…罠にはかからなかったようだ。

「…運がいいな。」

 そうつぶやいて風雅たちは門をくぐった-

 

 

 

 

 一方、罠を仕掛け、竹を倒した張本人、因幡てゐ。

「…なんで引っかからないのよ…。」

 ‥自分の能力が悪い。

 能力…人間を幸運にする程度の能力




作者「てゐって能力と性格が矛盾している気がする…。
  ・霊夢…人間。
  ・風雅…半人半妖。
  ・朱莉…怨霊の中に人間の霊も勿論入っている。
  なので能力が効いてしまったんですな。」
風雅「そうだったのか。」
作者「サブタイトル勝手に変えてしまい申し訳ありませんでした。次回、#59『狂気の瞳』…だとおもいます。ここまで見て下さりありがとうございました!」
風雅「では。」
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