魔理沙の弟子は魔法初心者。   作:破片

7 / 65
#7 弾幕はカウンター

―霧の湖にて

「さあ、このさいっっっきょーのあたいと勝負よ!」

「そんな何度も言わなくてもいいって…。」

 張り切っているチルノに対し、若干呆れている輪花。

 そんな中、ほかの三人は不安がっていた。

 まず、大妖精。

(チルノちゃん、本当に大丈夫かな…。)

 そして、魔理沙と霊夢。

「ねえ魔理沙、輪花大丈夫なの?」

「だ、大丈夫だぜ!…多分。」

「…多分?」

 そう、転送魔法と分身魔法は安定していても、弾幕が打てなければ意味がない。

―二人はそう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、行くわよ!」

「いいよ!」

 と、チルノがスペルカードを出した。

「氷符『アイシクルフォール』!」

 左右から大量の弾幕が、前からも少し、弾幕がくる。

 輪花はそれを―大量の魔法陣を出し、前から来る弾幕を()()()()()()()

「え!?」

 思わず動揺してしまうチルノ。と、

「後ろだよ!」

 後ろからチルノの弾幕が飛んできた。が、

「何?あたいの弾幕を移動させただけで…。」

 しかし、

「!いたっ!」

 チルノが転送された弾幕からダメージを受けた。

「いったっ…。なによ、これ!」

「残念だったね。転送された弾幕は僕の弾幕と同じ扱いになるんだよ。」

「うそっ!」

「ほら、まだ終わってないよ!」

 話している間にも、後ろから弾幕がやって来る。

―そして、スペルカードは破られた。―『スペルブレイク』だ。

「だったら!凍符『パーフェクトフリーズ』!」

 チルノから弾幕が無作為に放たれる。

 輪花は再び魔法陣を展開する。が、

「残念ね!止まれ!」

 チルノの合図と共に、弾幕が止まった。

「!!」

「動け!」

 輪花が驚いている間に、チルノは弾幕を動かした。

「くっ!」

 輪花はなんとか数個の弾幕を魔法陣の中に入れるも、大抵は通りすぎてしまった。そして―一発当たってしまった。

「っ!い…たぁ…!こんな痛いんだ…。」

「そうよ!思い知ったか、あたいの実力!さあ、私に弾幕を返してきなさいよ!たった数個の弾幕、なんてことはない…!?」

 だが、輪花の口角が上がっているのに、チルノは不審に思った。

「わかってるよ…。ただねえ、じつは転送する弾幕は()()()()()()()()…。」

「…え?」

「…こうやってね!」

 刹那、チルノを囲むように球型に魔法陣が貼られていく。

「転送魔法と分身魔法の併用だよ!」

「うえっ!?」

 流石に魔法陣とチルノの間には距離があるが、囲まれているので終わるまで逃げられないに等しい。

 そしてチルノは、避けきることができなかった。

―そしてチルノは、意識を失った…。

 

 

―決着。

「流石、輪花だぜ!」

 一番に魔理沙が背中を押してきた。

「まさかカウンターに利用するなんてね。」

 霊夢も話しかけてきた。

「うん、ありがとう…。」

 が、輪花は息切れしていた。

「?どうしたんだ、輪花?お前ほとんど動いてないだろ?」

「うん…。どうやらこの二つの魔法、体力を使うみたいだね。」

「そうなの…。結構デメリットもあるのね…。」

 少し会話が止まっていると、

「あの…。」

 大妖精が話しかけてきた。

「この霧を止めに来たんですよね…?」

「ええ、そうよ。」

 霊夢が答える。

「だったら…。向こうに大きな館を見かけましたけど…。」

 大妖精が指した方を見ると、向こうは赤霧が濃くなっていた。

「多分、そこだと思います…。」

「なるほど。わかった、感謝するぜ!」

「じゃあね、大ちゃん!」

 そういって、三人はその館、紅魔館へ飛んでいった…。




作者「第七話投稿完了!」
輪花「お疲れー。いや、初戦だったね!」
作者「輪花は結構痛がってますが、それはリアクションほど痛いのではなく、輪花が想像していた以上に痛くて、思わずオーバーリアクションをしてしまったのです。」
輪花「といっても、これは僕が得意な魔法だからね、能力じゃないよ!」
作者「それでは次回、#8『格闘家・紅 美鈴』の()()()()!なぜ予定かというと、次回どこまで行けるかわからないからです…。」
輪花「ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「では!」
作者「あ、霊夢、いたの。魔理沙は?」
霊夢「何か体中が痛いって。」
輪花「あ、そう、なんだ……。」

…では。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。