「着いたわね…。」
紅魔館についた三人。そこの門では、華人小娘―紅 美鈴が立っていた。
「…どなたか知りませんが、お帰りください。」
美鈴は、そう言って戦闘態勢を取る。
「…私は博麗霊夢。博麗神社の巫女よ。」
「私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだぜ!」
「僕は後来輪花。魔理沙の弟子だよ。」
「…お帰りくださいって言ってて何構えてるのよ。戦う気マンマンじゃない。」
「…どうせあなたたちはこの霧を止めに来たんでしょう…。」
霊夢が話している間に、魔理沙と輪花が小声で話していた。
「…どうする?ここで立ち往生ってのはちょっとなあ…。」
「…魔理沙。」
「…ん?」
「…それ、本気か!?」
「うん。僕を中心に三人で一斉に突っ込む…フリをして、二人は門を飛び越えて。」
「……でもなあ…。」
「…魔理沙。」
いつの間にか、そこに霊夢もいた。
「霊夢。聞いてたのか?」
「ええ。ところで、輪花…。囮なら誰でもいいんじゃないの?」
すると、輪花はこう言った。
「…この中で一番弱い僕が
「だ、ダメだぜ、輪花!いくらなんでも…。」
「…分かったわ。」
霊夢は承諾した。
「!!霊夢!見捨てるのか!?」
「そんなわけないじゃない!…魔理沙、彼女の気持ちも察してあげて…。」
「……っ!輪花!」
そして、魔理沙は輪花の肩を掴み、
「絶対に…終わったら追いついてこい!」
「…わかってるよ。」
「話はまとまったようですね…。」
「ええ…。行くわよ!」
霊夢の合図と同時に、三人は走り出し、美鈴に突っ込んでいく。
それを迎え撃つかたちで、美鈴は構える。
そして、魔理沙と霊夢は飛んだ―が。
「読めてますよ!」
美鈴は両手を高く上げて服をつかもうとした―が。
「やっぱりね!」
その美鈴の両肩目掛けて、輪花はレイピアを振り下ろした。
「!!っ!」
美鈴は咄嗟に避ける。が、その間に二人は門を飛び越えた。
「輪花!」
「任せたわ!」
そして二人は館へと入っていった…。
「…流石。先読みしていましたか…。もう一度、お名前を。」
「…後来輪花。霧雨魔理沙師匠の弟子だよ。」
「…私は紅美鈴です。いざ!」
「「勝負!」」
そして美鈴は気をまとって、輪花は2本のレイピアで応戦した。
美鈴が手刀を仕掛ければ、レイピアで受け止め、そして輪花が突けば、美鈴は軽く受け流す。
―しかし当然、美鈴優勢。
「ぐっ!!」
美鈴の拳が輪花の鳩尾にヒット。
そして美鈴がスペルカード―華符『芳華絢爛』を使用。
零距離で弾幕が襲う。
そして輪花は見計らっていたように転送魔法を展開―が。
美鈴は魔法陣を
「なっ!?」
そしてスペルカードがフルヒット。輪花は大きく飛ばされる。そして塀に激突する。
「…っ!」
激痛が襲う。
「あなたはスペカ、持ってないようですね…。さっきのはスペカで手加減しましたけど…。今度は骨、折りますよ。」
美鈴の手刀に気が固まる。
「……っ。」
言葉が出ない輪花に変わって、美鈴が言った。
「ああ、あなたの魔法陣…。あなたが魔法陣に乗っていたからこそ気づくことができたんですよ。あなたの魔法陣は
そう言って、美鈴は礼をした。
「……!!…よくわかったね。僕のスペカがないことも、魔法陣のことも。」
普通、魔法陣は魔法弾を撃って終わり、の場合が多い。よって実体はないことが多いが、輪花の場合、転送魔法や分身魔法などがあるので、実体があるのだ。
(その代わり、魔法陣を動かしたり、回転させて無造作に弾幕を打てたりできるけど…。)
―ふと。
(…あれ?もしかして…。)
その時、手元が光った。
「…。」
「何ですか?命乞いですか?」
「…いや。」
そして、美鈴の目に映ったのは―
『絶対に…終わったら追いついてこい!』
「…悪あがきだよ。」
作者「美鈴を強くしすぎた、破片です。」
輪花「…タイトル変わってない?」
作者「い、いいじゃん。別に。…ネタがない。というわけで、俺の能力発表!」
輪花「…は?」
作者「いいじゃん。俺の能力は、『欠片を生み出す・傷つけずに取り出す能力』と、『欠片を復元させる程度の能力』です!」
輪花「いわゆるチートだよ。」
作者「うん、まあ…。そうだね。だけど、生み出した欠片は滅茶苦茶弱いんだよね…。」
輪花「うん、知ってる。次回、#9『魔法陣は撃つもの?いいえ、投げるものです。』…何このタイトル。」
作者「はは、いいじゃん。遊び心あって。」
輪花「はあ…。ここまで見て下さりありがとうございました!」
二人「「では!」」