ナザリックのお姫様   作:この世すべてのアレ

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※性的なことを連想させる描写があります、ご注意下さい。
 
 


ゲヘナⅡ 疾風走破 対 鋼の執事

 

 

 暗い夜道に身を隠すかのように、クライムは静かに走っていた。

 隣には天才剣士ブレイン・アングラウスと、レエブン侯の私兵ロックマイアーが並走している。

 

 ラナーとラキュースが主導する巨大犯罪組織「八本指」の壊滅作戦。

 当初はもう少し準備に時間をかけるはずだったが、急遽予定を早めて実行に移された。

 クライムも実行部隊として斥候及び制圧の任務を与えられている。

 

 走りながら見送りを受けた時の事を思い出す。

 ラナーはいつも通りの微笑みを浮かながら、どこか顔色が悪く怯えているようにも見えた。

 身を寄せられてそれどころではなくなったが、あれはクライムへの心配だけではなさそうだった。

 

 無理もない、攫われたクローネはラナーの数少ない友人であり、王城に来られなくても手紙を送って交友を深めるほどだ。そんな友人が攫われてあの心優しい姫様が平気でいられるはずがない。

 一刻も早くラナーの宝石のような笑顔を取り戻すべく、決意を固める。

 

 そして八本指の拠点に到着したクライム達は、門の前に人影を見つけた。

 

 黒い執事服の屈強な老人。

 彼は黙って門を睨みつけるように見上げていた。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 八本指の拠点である館の廊下を、一人の男が歩いていた。

 

 男の名はエドマン。太めの体型に整えたブラウンのおかっぱと口髭に、タレた糸目。見た目だけならば温厚そうな男だが、彼は貴族派閥の傘下として名を連ねているそこそこ力のある貴族。

 見た目とは裏腹に野心家であり、八本指のスポンサーとして金を出しているのもその一環だ。

 

 そんなエドマンのもとにある日、法国から使者が送られてきた。

 「カルネ村でガゼフ・ストロノーフに加勢した魔法詠唱者の情報を流してほしい」と。

 報酬がそれなりの額だったこともあり、宮廷会議に参加した貴族を酔わせて聞き出した内容をそのまま伝えたエドマンは、法国とのパイプを利用できないかと考えた。

 内通者としてより高い地位に食い込むための支援を受ければ成り上がることもできる。仮に戦争状態になっても早いうちに信頼を得て恩を売ればそれなりの待遇は約束されるだろう。金も入って一石二鳥だ。

 

 祖国を売り払う悪魔じみた企み。そこで目をつけたのがクローネだった。

 法国には「スカウトはこちらでやる」と断られたが、手間を省けるならばそれに越したことはないだろう。気前よく差し出してやれば取引も有利に運べるというもの。

 なんでも魔法詠唱者らしいが所詮は少女、人質をとってしまえばなんのこともない至極簡単な仕事。

 

 廊下を歩いて牢屋代わりの一室にたどり着く。

 見張りが居ないのは気になるが、そんなことよりも今はこの部屋の中に用がある。

 エドマンは興奮で震える手をドアノブにかけた。

 

 月明かりが差し込む一室。お目当ての少女がベッドに横たわっている。

 鎧を剥ぎ取られ、簡素なワンピース姿で眠る可憐な少女。

 

「おお……これは素晴らしい……」

 

 エドマンにとって唯一誤算があったとすればクローネの外見を知らなかったことだ。

 少女であり珍しい色を持つとは聞いていたが、詳しい容姿は知らなかった。

 

(法国への土産でなければ屋敷で囲ってやったものを。実に惜しい。

 気に入っていたあいつも売って、なかなか好みの女が見つからなかったというのに)

 

 するりと撫でた頬と細い首筋にゴクリと喉が動く。

 

(ああ、ひと思いに散らしてしまいたい!)

 

 エドマンにとって美しい少女とは蕾だ。

 どんなに美しく花開くのか、輝かしい将来を感じさせる蕾。

 それが咲く前に無理矢理開かせるのがどうしようもなく好きだった。

 

 普通に生きていれば村でほそぼそと暮らし、夫を得て子供を作る。

 その幸せな未来を取り上げ、己の下で快楽で喘がせるのがたまらない。

 美しい少女が涙を拭う手で男を悦ばせる光景のなんと甘美なことか。

 心を手折っても身体は成長するので、飽きたら売り払えば金にもなる。

 

 そして目の前にいる少女は、気高く咲くのか可憐に咲くのか、無数の可能性を感じさせるあどけなさ。まさにエドマンにとってこれ以上にない逸材だった。

 

(引き渡す前に少し楽しんでも良かろう。どうせ朝になれば法国へ送り込んでしまうのだから、その前に味見だけでも……)

 

 鼻息荒くベッドに乗り上げ、クローネに覆いかぶさる。

 その芳しい首筋に舌を這わせようとして────

 

「随分と楽しそうですね」

 

 背後から突然声をかけられ驚いて振り返った。そこには執事服姿の見慣れぬ老人。

 邪魔したことに文句を言おうとしたが、強い衝撃がエドマンを襲った。

 ベッドから転げ落ち、赤くなった頬を押さえて自分を裏拳で殴った相手をなじる。

 

「お、お前! 私に、こ、こんなことをして許されると思っているのか!?」

 

「それはこちらの台詞です」

 

 黒く窪んだ片目から覗く赤い光。それにギロリと睨みつけられ、短く悲鳴を上げた。

 

「この御方はお前如きが触れていい存在ではない。

 それもあろうことか身の程も弁えず、この方の身体で欲を満たそうとするとは……愚かな」

 

 カツカツと革靴を鳴らしながら、クローネの父に仕えるナザリックの執事長セバス・チャンは後ずさるエドマンに歩み寄り、壁に追い込んで蝿でも見るような目で見下ろした。

 

「私は拷問などはあまり好きではないのですが、たまには良いでしょう。

 ────楽に死ねると思わないで下さい」

 

 そう言ってセバスは膨らんだ股座に向かって勢いよく足を振り抜いた。

 

「───ーーッ!!!!」

 

 セバスの怒りの込もった蹴りは立ち上がった粗末なものを破裂させ、腰回りの骨の一切を粉砕する。気絶したくなるほどの激痛にエドマンは声にならない叫び声をあげ、粉々になった股を押さえながら白目を剥き、泡を吹く。

 

「今からそんな調子では大変ですよ。これはほんの小手調べ、あとは得意な者に任せるとしましょう」

 

 床に突っ伏してピクピクと痙攣する物体から興味を失ったセバスは、穏やかな寝息を立てるクローネに脱いだ上着をかけ、そっと抱き上げた。

 自分の腕の中にすっぽりと収まる、あまりにも小さく尊い存在。自分たちがどんな思いで少女を守っているのか知りもせず薄汚い欲望のまま陵辱しようするなど。ただ殺してしまっては生ぬるい。

 ナザリックでも穏健派に位置するセバスだが、至高の存在の御息女であり嫁入り前の娘の素肌を触れようとする下劣な存在を許すほど甘くもなければ優しくもない。

 

「すみません、八肢刀の暗殺蟲(エイトエッジ・アサシン)。仕事を奪ってしまって」

 

「お気になさらず、私共では血で汚してしまうところでした」

 

 声をかけられた黒い蜘蛛のモンスターがベッドの真上にゆらりと現れた。

 

 この拠点には、セバス達が突入する前からクローネ警護の密命を帯びた八肢刀の暗殺蟲(エイトエッジ・アサシン)の数体が潜入している。合流するまでクローネを守り、この拠点の()()を逃さずナザリックへ送るため加工する役目を負っていた。

 しかし突入と同時にクローネの安全は確保したはずだが、よもやその警戒を掻い潜ることに一生分の運を使い果たす男が居るとは予想外だった。

 クローネの警護役と案内役は別だったので、セバスが手を下さずとも首を跳ねられていただろうが居合わせたのが運の尽きだ。

 

 男はそのまま放っておくように伝え、任務を果たすため部屋を出る。

 

「ねえ、お爺さん、その子をどこに連れて行くのか教えてくれない?」

 

 先を急ぐセバスの前に現れたのは目元を隠した金髪の女。

 クローネを探しに来たクレマンティーヌが余裕そうに腕を組んで廊下にもたれかかっていた。

 

 

 ガゼフと別れてから唯一人身売買が行われている娼婦館に殴り込み、居合わせた奴隷部門の顔役を半殺しにして、知っている拠点の情報を洗いざらい吐かせたクレマンティーヌ。

 そして情報を元に潜入した一つ目の拠点が大当たり。先程六腕の1人を拷問した時にクローネが居ることを知って駆けつけたところだ。

 

「あたしはクレア。王国に雇われてる傭兵みたいなものなんだけど、お爺さんは?」

 

「名乗るほどの者ではありません」

 

「つれないなぁ、もしかして警戒してる? あたしが王国に仕えているように見えないから。

 それとも……お爺さんが王国側じゃなかったりするのかな、たとえば法国とか」

 

「さて、貴女には関係のないことだと思いますが」

 

「いやいや、大アリだから聞いてるんだよ、勿体ぶるなら身体に聞くけど?」

 

 スティレットを抜き、殺意を言葉に乗せたクレマンティーヌは苛ついていた。

 先程六腕のフルプレートを瞬殺し、レイピア使いの男を拷問して遊んでいたのだがさっさと死んでしまい、もっと痛めつけて自分がやったことを後悔させてやりたかったのに期待外れも良いところだった。

 

 そこで鉢合わせたのが目の前にいる執事風の老人。

 関与を疑っている法国は年功序列。老年であるなら諜報員だとしてもそれなりの地位に居るはずだが見覚えはない。ハッキリしない態度から察するに、八本指と繋がりがある貴族の召使いだろう。

 身ぐるみを剥がされたクローネに上着をかけてやる程度の良心はあるようだが、所詮は命令で動く小間使い。クローネを見つける目的も果たせたので思い知らせるには丁度いい相手だ。

 

「……私はいま機嫌が良くないのですが。向かってくるのなら手加減は出来ませんよ」

 

「女だから手加減するとかそういうタイプなんだ、キュンときちゃう。

 あたしそういう奴の吠え面見るのだぁい好き」

 

 男を魅了する甘い声で囁きながらクレマンティーヌはマントの紐を解く。

 下に隠れていたのは、白い肌によく映える、真紅の女性用軽鎧(ビキニアーマー)

 クローネが強化魔法〈魔法の装束(マジック・ヴェスメント)〉をかけてくれた軽鎧は現在の最強装備。術者のレベルに応じて効果時間が引き伸ばされる魔法なのでまだまだ余裕がある。

 

 鎧を見て目を細めたセバスは、抱えていたクローネを廊下に置かれた長椅子の上へ寝かせた。

 

「一応もう一回聞いておくけど、その子をどこに連れて行くのか言う気は本当に無い?」

 

「ええ」

 

「あっそ。まあいいけ、どッ!」

 

 まずは冷静ぶった面の皮を剥いでから聞くことにしたクレマンティーヌは、猫のように体勢を低く構え、その健脚で離れていた距離を一足で詰めた。

 反応せず棒立ちのセバスを完全に獲物だと認識した彼女は、残忍な笑みを浮かべ、バイザーの下で瞳孔を開く。そのまま容赦なく無防備な肩に凶刃を突き立てようとした。

 

 ガキンッ

 

「は?」

 

 まるで鉄を突いたような音と手応えにクレマンティーヌは真顔になった。

 どう見ても布製のシャツなのに金属鎧のような硬さでスティレットが通らない。

 

(武技も使ってる素振りがないし、魔法の力も感じられないのに。……まさか神の御物? コイツただの執事じゃないのか!?)

 

 その一瞬の隙がセバスの反撃を許す。

 

「しまッ……〈不落要塞〉!」

 

 ナザリックでも随一を誇る、肉弾戦最強の一撃。

 腰の入ったその強打がクレマンティーヌの顔に入った。

 

 

 セバスの拳はプレートで補強されたバイザーを割り、クレマンティーヌを廊下の奥へ吹き飛ばした。何度かバウンドした後、ゴロゴロと転がって壁に激突する。

 強化魔法がかかった防具を破壊し武技を貫通するほどの威力。首から上が吹き飛ばなかったのが不思議なくらいだった。何本か歯が折れ、切れた口の中から血が滴る。

 

「ぐッ……うッ……」

 

 痛みのあまり床に這いつくばって唸ることしかできない。

 なんとか顔だけでも動かし、長い髪のスキマからセバスを見た。

 

「ほう、耐えますか。同じ攻撃を受けた六腕の2人はすぐに死んでしまったのですがね。

 ならばこれはどうですか?」

 

 次の瞬間、クレマンティーヌの心臓は縮み上がった。

 まるで凍てつく氷の洞窟に放り込まれたような、絶対零度の殺意。

 室内なのに冷気が頬を叩いている気すらしてくる。

 

 先程の一撃を放ったとは思えないほど相手は平静としている。

 強者を自負する自分が死を予感した攻撃は、相手にとってそうではなかったのだ。

 気迫と拳一つで戦意を喪失させるほど力量差。勝てるわけがない。

 獲物はこちらの方だったと心の底から理解した。

 

(冗談じゃない! また、また死ぬなんてごめんだ!)

 

 クレマンティーヌにとってクローネは命の恩人だが、それだけだ。

 一度失った命を救ってくれたことに感謝こそすれど喜んで命を捨てるほど入れ込んでいる訳じゃない。

 

(この爺が法国と繋がっていようがもうどうでもいい、今すぐここから逃げたい! いいじゃないか逃げたって、誰だって死にたくないだろ!)

 

 クレマンティーヌは震える手を動かし、這ってでも逃げようとすると、指になにかかが当たった。

 

(これ、クローネがくれた、お守り)

 

 自分の身を案じたクローネに渡された逃走用のアイテム。

 それを目にしたクレマンティーヌは我に返り、カチカチと鳴る歯を食いしばった。

 

「……英雄の領域に、足を踏み込んだクレマンティーヌ様が……」

 

 今にも恐怖で逃げ出したくなる身体を、プライドを投げ捨てた無様な自分への怒りで抑え込みながら、壁に手をついてゆっくり立ち上がる。

 

 拾われてからの2ヶ月間、クローネはクレマンティーヌに困った顔をよく向けていた。

 人殺しが好きだと言った時、ガゼフとの口喧嘩に挟まれた時、ちょっとした悪戯をされた時。

 だが抱き枕にされてうなされても一緒に寝るのをやめなかったし、クッキーを冒険者に渡してしまった彼女に自分の分を分けてやったら、はにかんで礼を言ってくれた。

 

 これは、拾ってくれた少女のために改心するとか、そんな綺麗な感情ではない。

 ありのままの自分を拒まなかった少女にほんの少しだけ絆されただけだ。

 

「負けるはずがねぇんだよッ!!」

 

 自分に言い聞かせるようそう叫び、『加速のタリスマン』を割る。

 その上で重ねられるだけの武技を発動し、最後に最高峰の戦士たらしめる自分の異名の元になった武技〈疾風走破〉を全身に纏った。用意を終えたクレマンティーヌは再び体勢を低く構える。

 ここまでやっても勝てる気がしなかったがやるしかない。出来うる力の全てで、床を蹴った。

 

 ────その速さはまさに疾風。

 

 常人の目では捉えられず、ただ赤と金だけが過ぎ去っていく光景は風と呼ぶに相応しい。

 クローネが授けた力と捨て身の攻勢が追い風となって、クレマンティーヌを真なる疾風(はやて)の如き戦士へと変える。

 

(防具に攻撃が通らないなら顔、反応する前に急所を突く! それでも届かなかったら……)

 

 先を考えるのはやめた。

 今はこの一突きに全身全霊を賭けるだけ。

 

「ッああぁああ!!」

 

 狙うのは目。その先にある脳をも貫く勢いで、後ろに手を組むセバスめがけてスティレットを突き出した。

 

 

「狙いは良いのですが、残念でしたね。どれだけ素早くなっても私には見えます」

 

 

 刺突攻撃が決まる寸前、セバスはスティレットを掴むことで止めた。

 この世界でしばしば神や賢者と呼ばれる存在と若干の違いはあれど出自を同じくするNPCと、生存競争に負け住処を追われた人間種。少しバフを盛った程度では埋められない絶対的な差がそこにはある。

 

 クレマンティーヌの決死の一撃は届かなかった。

 

「う……あ……ああ……」

 

 傷一つ無い眼球に見下され、恐怖がぶり返したクレマンティーヌは得物を戻すことも出来ずカタカタと震える。

 

 ブワリと広がる冷たい殺気。下から突き上げられた拳を受けるしか無かった。

 

 

「ふむ、心意気は及第点と言ったところですか」

 

 床に倒れたクレマンティーヌを見下ろし、殺気を引っ込めたセバスはそう呟くと、背後からソリュシャンに声をかけられる。

 

「セバス様、拠点の制圧が完了しました。巡回していた八肢刀の暗殺蟲(エイトエッジ・アサシン)も予定通りモモンガ様の警護へ」

 

「分かりました。ではあの部屋にいる人間は貴女が直接、真実の間へ送って下さい。

 そして加護を受けているこの女性はデミウルゴスに言って保護を。

 今は気絶していますが、クローネ様を探っていた今回の黒幕に心当たりがありそうなので」

 

「かしこまりました」

 

 クローネを抱き上げたセバスを見送り、ソリュシャンは髪で顔が隠れたクレマンティーヌを一瞥してから部屋に入る。

 失神したエドマンの前に立ち、至高の存在に作られた美しい顔をグニャリと歪めて喜んだ。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 悪魔ヤルダバオト、襲来。

 レエブン侯の依頼で王都に来たモモンガは、今回の作戦の詳細について聞くためヤルダバオト扮するデミウルゴスもろとも民家に突っ込んだ。

 ヤルダバオト対モモンの激戦を演出する爆撃音が響く中、瓦礫をかき分け、指定された部屋の前にたどり着く。

 

 扉を開けたモモンガを出迎えたのは、デミウルゴスの土下座姿だった。

 

 

 




 
 
『疾風走破クレマンティーヌ』
 オバロ界のイャンクックの底力を出した。
 正直命を救われただけで聖女になるタマには見えない。

『鋼の執事セバス・チャン』
 クローネをペロペロしようした変態にマジギレ去勢キック。
 クレマンを試し、忠犬&爪切りに刺激を与えた。

『ゲオルカ・ラド・リイル・エドマン』
 ソリュシャンに溶かされながらナザリック五大最悪フルコースにご案内。
 全方位に厄をばら撒いていった。

『クライム&ブレインwithロックマイアー』
 裏でサキュロントとゼロに会敵。
 打ち解けたらしい。

『スレイン法国』
 木っ端貴族に情報クレクレした結果、めっちゃ情報持ってる元特殊部隊員がアカン存在の手に渡った。
 カイレが重傷を負ったのでスカウトする方向にしたのにこの有様。


『袋に詰めて投げ捨てられた少女』
 セバスの行動パターンが変わり死亡。仇はとってもらえた。
 
 
 書いてる人はリアタイでキスシーンにコロンビアした勢です。死にてえ。
 前話までの誤字報告、読了報告、お気に入り、評価、感想ありがとうございました。


 次回「ゲヘナⅢ しもべの本懐」
 
 

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