艦これハーレム勘違いもの……を書きたかった……   作:n番煎じの戦闘員

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お久しぶりor初めまして。sentensuです。
読み専になり丸2年、書くのを再開しました。なので実質初投稿です。
ハーメルンの作品をいろいろ読んで、やっぱ好きなのは勘違いものでした。どんな勘違いにするかは書いてから決めます。見切り発車、更新不定期、それでもよければお付き合い下さいませ。m(_ _)m



かなーり前にやめた艦これ再開しました。第二期とかに入って、仕様の変化やオリョクル禁止令に右往左往しながらプレイしています。とりあえず菱餅あつめながら丙を攻略しています。...ロケラン?なにそれ美味しいの?(でも何故か一つ持ってた)


プロローグ

「よう」

「……よう」

 

 少し寂れているが、洒落たバーに入ると、目的の人物はすでにカウンターに座っていた。

 隣の席を勧められそのまま座る。もう古いイスからはぎしっと年季の入った音がした。軽く注文をして、店を見渡していると、相手から話しかけられた。

 

「懐かしーなー、ここに来るのも。もう2、3……4

 年くらい経つのか?」

「……そんなにか」

「ぁあ、去年と言われても不思議じゃない。大人になりゃ時間過ぎるのが早くなるっていうのは本当かもよ」

「……お前らしいな」

「ははっ! あんときはよぉ、バーにいる男はモテるとかおもっててなぁ……」

 

 そこから暫し、バーのマスターもちょくちょく交えながら思出話に花を咲かせた。マスターはもう60を越えたようだが、まだまだ元気そうだった。そして、話が一段落した時、隣の同期の友人が俺に訊ねてきた。

 

「で、どうしたんだ? 珍しくお前から誘ってくるなんてよ」

「……あぁ」

 

 昔、誘われるのは俺ばかりだったが、今回は逆。相談したいことがあるんだ、と俺は友人に告げた。

 

「お、どうした? 遂に春が来たのか? 相手は誰だ? それとも艦娘に欲情してもばれないよう性欲を処理する方法でも知りたいのか? 何でも聞いていいぞ」

「……実は、艦娘に嫌われているようなんだ」

「……あんたがぁ?」

「あぁ……前に手紙を送ってくれただろう?」

「送ったな」

「……手紙には、そっちの艦娘のことについても書かれていた」

「ぁあ、あれな。誰が育てたんか知らんが、俺の意見に噛みつくし、命令には逆らうし、口うるさいやつらばかりでちっとも可愛いげねぇ。綺麗所なのは認める……けど、おれはもっと大和撫子な艦娘が欲しいのによぉ」

 

 確かに、友人からの手紙は普通に読めば愚痴のように聞こえるが、俺にはそれが自慢に聞こえてしまった。

 

「……それは艦娘と会話できている証拠だ。それに、喧嘩するほど仲が良いとも言う。艦娘もお前を思って意見を言っているんだろう」

「め、珍しく饒舌だな」

「……羨ましいんだ。艦娘と会話すらできない俺にとってはな」

「まさか成績優秀のお前に妬まれる日がくるとはな。でもよ、それだけで嫌われているとはならないだろ?」

 

 確かに友人の言う通りだ。だが、俺にはその心当たりがいくつかあった。

 

「……避けられているんだ」

「例えば?」

「……手紙には食事はいつも食堂で食べているとあった。その度に艦娘が突っ掛かってきてウザい……とも」

「まぁ、そうだな」

「……俺は普段、食事は執務室で食べている。執務室にいると、毎日決まった時間に食事が運ばれてくる。……艦娘の妖精によって。他にも任務報告は全て大淀に送られて纏めて渡されたり、艦娘は俺と会うのを避けている気がする」

 

 そして、連絡事項以外、執務室に誰も来ないことや、話しかけてもすぐ逃げられることなど、俺は艦娘に嫌われていると判断した理由を友人に述べた。

 

 友人は俺の話を聞いて少し考え込んだ後、こう言った。

 

「お前の悩みも、俺に相談したいことも分かった。だがな、お前は一つ勘違いしている」

「勘違い? どういうことだ?」

「ぁあ。お前は、本当に艦娘に嫌われているのか、直接艦娘に確認したのか?」

「……何?」

「確認してないだろ? だったらよ、艦娘から嫌われていると判断をしたのはお前で、艦娘じゃねぇだろ」

「……っ!」

「お前は頭はいいけど早とちりするからよぉ。聞いた限り、ただコミュ症なお前と接し方が分からないだけだと思うぜ」

 

 そうだった……。俺は艦娘に嫌われたと判断したが、根拠はあっても確証はないじゃないか……。しかし……。

 

「……本当に嫌われている可能性も……」

「そこまで考えたら切りねぇだろ!」

 

 ネガティブな思考を繰り広げている俺に対し、友人は溜め息をつき、頭をガシガシと掻きながら言った。

 

「分かった……分かった。不安なんだろ? ならとりあえず、お前は直接艦娘に聞いてみろ! んでもって一週間後またここに来い。話くらいなら聞いてやるよ」

「……本当か!」

「お、おう」

「……助かる!!」

 

 やはりこの信頼できる友人に相談して良かった……喜びを噛み締めていた俺は、友人が若干引き気味な表情をしていることに気づけなかった。

 

 ☆☆☆

 

 

 相談の後は、たわいない話をして別れ、俺達はそれぞれの鎮守府に帰った。

 

 基地に戻る頃にはすっかり日も暮れ、星空が綺麗な夜の下を灯台に照らされて歩いていると、海から怒声? ……のようなものが聞こえた。

 

「夜戦いっくよー!!」

「せ、川内さん待ってください!!」

「しゃあ待ちに待った夜戦だぜ!」

「天龍ちゃん? 私たちは哨戒任務よ?」

「わ、わかってるからその怖い顔止めてくれ……」

 

 どうやら、夜の任務に就いた艦娘が丁度出撃しているところらしい。元気で良いことだが、俺の前では絶対にしないその態度に寂しさも感じる。

 

 ……いや、友人と話したばかりじゃないか。俺が会話を避けてるのが原因なんだ。なら、これからを変えて行けば良い話。

 

 気を入れ直し、執務室に向かう。既に無人だと思っていたら中から光が漏れていることに気づく。まだ彼女が残っているんだろう。

 

 ……普段の俺なら、部屋に入ったら内心で労いつつも、無言で席に着いていたが、会話をすると決めたばかり……たまには、それを声に出すのも良いかも知れない。

 

 うぅ……物凄く緊張する。…………よし、逝こう。

 

 ガチャ

 

「あ、提督。お疲れ様です。任務関連はこちらに整理しています。入電、連絡事項はありません。では、私はこれで……」

 

 そう言って部屋を出ていこうとする大淀に、俺は勇気を出して話しかけた。

 

「……大淀。ちょっと待ってくれ」

「提督? どうされましたか?」

「オホン……大淀。普段から艦娘への通達、作戦立案、艦隊指揮、書類仕事の手伝い、俺だけでは到底捌ききれない。本当に感謝している。ありがとう。酷使させてすまないが、これからもどうか宜しく頼む」

「こ、酷使だなんて……。え、えっと…………ありがとう……ございます……」

「……?」

 

 大淀が何か言った気がするが、小声で聞き取れなかった。聞き返す度胸がない俺は、内心ビクビクしながら次の反応を待っていると……

 

「し、失礼しました!!」

 

 ガチャ バタン

 

「…………」

 

 これはどういう反応だ? 正直、今までにない反応に俺も戸惑っている。

 ……さすがに長すぎたか? もっと簡潔にいえば良かったかもしれない。

 

 だが、反省点はあっても新しい反応を得られたのはいい結果だろう。こうして艦娘が本当に俺を避けているのかしっかりと見極めよう。

 

 俺は独り、改めて決意するのだった。




終わり。(続きます)

そう言えば、蒼龍改二はいても飛龍改二は持ってないんですよね……。餅改修諦めよっかなぁ……。

改二オススメ教えて(設計図欲すぃ)

  • 伊勢
  • 金剛デース
  • ゴリラ(ながもん)
  • すーぱーゴリラ(634)
  • あかいの
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