遺跡地帯での戦いが終わった翌日。
マイティーとレイは、グリーンヒルにてソニックを探していた。
「お~い~、レイ!ソニックは見つかったか!?」
地上から彼の足取りを探しているマイティーは、上空を滑空しているレイに向かって叫びながら聞く。当のレイも上空から目を細めてソニックを探していたがどこを見渡しても見つからなかった。レイはゆっくりと下降し、地面に着地した。
「ダメだよ、何処を探しても見つからないよ。」
「アイツ、もしかして島の奥まで入っちまったんじゃねえのか?人間じゃ危ないっていう理由で大人ですらは行かねえのによ・・・・」
マイティーは、グリーンヒルの先に見える島の中で最も最高峰の山を見る。おそらく、ソニックはそちらのほうへ向かって行ったのだろう。だとすれば、自分たちもさらに先を行かねばなるまい。
「こいつは面倒なことになっちまいそうだな・・・・ソニックの奴、無茶しやがって。」
「ロングクロ―も危ないのに。早く連れ戻さなくちゃ。」
二人はさらに足を進める。ちょうどグリーンヒルの終わりのところにたどり着くとそこにはソニックが捨てたボロシューズが落ちていた。二人は、これを見てソニックがこの先へ行ったのを確信する。
「待ってろよ、ソニック。」
SPRING YARD ZONE ACT3
「ぬわぁあああ~~!?」
エッグマンはボロボロの姿でエッグモービルごと落下していた。その後ろではソニックが追いかけている。
「待てエッグマン!逃がさねぇぞ!!」
スプリングヤードに到着したソニックは、カオスエメラルドを見つけたのと同時にエッグマンと遭遇し、交戦した。エッグマンは、エッグモービルの下部から棘を出してソニックを串刺しにしようとするが床のブロックに突き刺さってしまい、仕方なくブロックを破壊して破片をぶつけようとするがあっさりとやられてしまった。
「ええい!やむを得ん!こうなったら地下のラビリンスで撒くしかない!」
エッグマンは自ら開けた穴から入り込み、地下へと姿を消す。ソニックも追いかけてそのまま穴の中へと落ちて行った。
LABYRINTH ZONE
「うげぇ・・・・・」
俺は、エッグマンの追って地下の迷宮に入り込んだことをひどく後悔する。
原因は目の前に広がる辺り一面の水だ。
「マジでかよぉ・・・・・なんでよりによってここら一帯が水で沈んでいるんだよ~!!」
本来のソニックならどうなのかは知らんが俺は、どういうわけかカナヅチだった。前世では得意ではないとはいえそこそこ泳げたはずなのだがソニックとして生きるようになってから練習をしてもうまくならない。すぐに沈んでロングクロ―に引き上げてもらうことが当たり前だった。
「くっそ・・・・」
俺は、飛行しながら先へと逃げていくエッグマンを睨む。幸い、奴は俺が泳げないことに気づいていないようだ。でも、このまま追いかけなかったら確実にバレる。仕方なく水面ギリギリのところでジャンプをし、足場を移動しながら追いかけていく。
途中にまたメカが飛び出してきたからスピンアタックで対処。毎回思うけど・・・中に入っている動物たち、俺の攻撃喰らってよく無傷でいるな。
エッグマンの後を必死に追っていく俺だが、アイツ・・・・・・登れなさそうな高い壁を越えていきやがった。
「・・・・・・・」
俺は、周囲に登れそうな場所を探してみるが見当たらない。っということはもう腹を括って水に入るしかない。
「・・・大蛇とか住み着いていないよな。」
恐る恐る水に飛び込む。
・・・・うぅ、う、動きづらい。
これだから、水の中は嫌いなんだ。
『ゴボ、ゴボ、ゴボボォ・・・・』
俺は、腕を動かしながら水中の迷路を進んでいく。幸い、迷路のところどころに浸水を逃れて空気がある空洞があるから溺れずには済んでいる。しかし、問題なのは、迷宮のあちこちにあるトラップだ。コイツだけは壊しようがないからうまく抜けていくしかない。これで時間をロスして危うく溺死するかもしれないと思うほど息が苦しくなった。
そして、今。
水がない陸地は遠く、俺は息が持たず、今にも溺れてしまいそうになっていた。
『ゴボゴボゴボゴボ!!』
口と鼻から泡が勢いよく出てくる。呼吸をしたくても周りは水。両腕を動かしながらなんとか移動をしようともがき続けるが意識が遠くなってきた。
『ゴボ・・・ゴボ・・・・』
俺は、とうとう腕を動かす力もなくなりそのまま水中でぐったりとする。
このまま死んじまうのかな。
いや、一応主人公なんだし・・・・・・でも、主人公の死因が溺死って。
(ロングクロ―のことも助けられずに死ぬのか・・・・・せめて、親孝行すべきだったな・・・・!)
俺は、朦朧としている意識の中で少し離れたところに光っている何かを見つける。
(なんだろう?もしかしてカオスエメラルドか?)
苦しい中、俺は手を伸ばして光るものを取ろうとする。もう限界ということもあって幻覚を見ているのかもしれない。でも、1%でも助かる可能性があるのなら後悔しないようにしたい。
俺は、懸命に手を伸ばして光る物体を手に取るとやはりカオスエメラルドだった。
(やっぱり・・・・・でも、もう駄目だ・・・・)
同時に力尽きかけたがエメラルドをとると同時に俺と同じぐらいの大きさと思われる泡が出現した。
(!?)
一瞬、何が起こったのかわからなかったが俺は、思い切って泡を吸い込む。すると肺に新しい酸素が補給され、一気に朦朧と仕掛けていた意識が戻ってきた。
(た、助かった!)
俺は、目の前をよく見直すと大理石でできたレンガの割れ目から空気の玉が出てきていることに気づく。人間だったらアウトだったところだが今の俺にはこの割れ目から出てくる空気の玉がある意味酸素ボンベの代わりになっているらしい。
念のため、もう一度空気の玉を吸いなおすと俺は急いで出基地を探しに泳いでいった。
「おのれ、ソニックめ。」
一方、LABYRINTHの陸地ではエッグマンがエッグモービルを修理していた。いくら頑丈にできているエッグモービルとはいえ、連続でダメージを受けた上に無理して逃げてきたこともあり、エンジントラブルを起こしてしまったのだ。
エッグマンは、いつソニックが追い付いてくるのかとビビりながらも急いで修理を進める。
「幸い、このラビリンスは迷路のようにできておる。いくらあのハリネズミとはいえ、早々ここまで来れまい。運が良ければ溺れているかもしれんな。そうすれば後はエメラルドを回収するだけでワシのエッグマンランドの計画は楽に達成できる!・・・・・あっ、でもそうだとしたら今度はワシがアイツを探さなければならんのか・・・・・泳ぐの疲れるんだよな~これが。」
独り言を言いながら彼は、修理を進めているとすぐ後ろの水場からブクブクと泡が出てきた。
「ん、なんじゃ?複雑すぎてメカはそんなに多く放っておらんはずじゃが・・・・」
彼は、不思議そうに水面を覗こうとする。すると水面からソニックが顔を出してきた。
「プハッ!!」
「そ、ソニック!?」
まさか、もうここに来ると思っておらずエッグマンは飛び上がって驚く。ソニックは、口から水を吐き出して周囲を見ると目の前で彼が驚いているのに気づく。
「ケホケホォ・・・・よぉ、エッグマン。こんなところで休憩とは随分余裕だな。」
「忌々しいハリネズミめ!まさか、あの迷宮を生きて出てくるとは・・・・くうぅ!!おかげで楽をして貴様からカオスエメラルドを取り返せると思ったのに!!」
焦っていることを悟られぬように言うエッグマンは、慌ててエッグモービルの乗り込む。ソニックは、手足を動かしながら臨戦態勢に入る。
「さてと・・・水中では満足に動けなかったからな。ここいらで決着を付けよう・・・・・」
「帰ろう~!!」
「あっ!?」
戦うかと思いきやエッグマンは、そのまま逃げて行ってしまった。
「また、逃げる気か!」
「逃げるわけではないわ!貴様のおかげでマシンが不調だから仕方なく基地に帰るだけじゃ!直ったらまた相手をしてやるからそれまで待っておれ!!」
そう言うと彼は、そのまま飛び去って行ってしまった。ソニックは、そのまま壁を昇って行き、一番高いところまで登ると外の景色が目に映った。
「やれやれ・・・・やっとお日様とご対面か。」
疲れたとばかりに尻餅をつくと彼は、目の前の夕日を眺める。
「エメラルドはこれで4つ・・・・はあ、腹減ったなぁ~。」
早くしないと日が沈んでしまう。ソニックは、疲れた体に無理を聞かせながら今夜や住む場所を探して歩き始めた。
最低でもテイルスが出る2までは頑張ろうかな。
ソニックはアクションが少ないからやりづらい。
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